【初めての人向け】ISO9001とはなにか?わかりやすく説明します

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ISOプロ担当者

最終更新日: 2019年10月02日

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国際規格であるISO9001。インターネットで情報を探してみても、書籍を探してみても、どれも小難しいものばかりで、「結局ISO9001ってなんなの? 」と思われている方も多いのではないでしょうか。確かに、ISO9001について解説するサイトや書籍には「マネジメントシステム」や「品質管理」といった日常的に使わない言葉がたくさん出てくるので、理解しづらい点も多いです。

しかし、自社や自社の製品に対してISO9001を取得するためには、コンサルタントを入れる場合でも最低限「ISO9001とはどのようなものなのか」ということを理解しておく必要があります。

——ということで、今回は、ISO9001とはどのようなもので、どのような考え方に基づいたものなのかということを、はじめての方でもわかりやすく説明していきたいと思います。

ISO9001とは?

ISO9001とは、簡単に説明すると『よりよい製品やサービスを提供するための仕組みを評価するガイドライン』のことであり、製品やサービスの品質マネジメントシステムに関する規格です。この規格は品質マネジメント7原則を基盤としており、製品やサービスの品質を継続的に改善し、顧客の要求に応えることで顧客満足を目指すことを最終目的としています。

品質マネジメントシステムとは

ISO9001を取得することは、自社のサービスや製品の品質を高めることに繋がります。また、ISOという信用力の高い第三者機関から認証を受けることで「この企業の製品は品質が高い」ということを内外にアピールすることができます。実際に公共工事などの入札加点対象となったり、取引先の新規開拓にも有効であったりするため、主に製造・建設などの分野で取得されることが多いです。

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「品質」というとイメージが湧きにくいかもしれませんが、例えば不良品が出ないことも「品質が高い」と言えます。それは、顧客が不良品を望んでいないからです。品質マネジメントシステムは顧客満足向上のためにあり、それはすなわち品質の向上です。

そもそもISOとは?

皆さんは「ISO(アイエスオー)」という規格は9001だけでなく、複数あることをご存知でしょうか? 実は私達の身の回りにもISO規格というものは存在します。例えば、非常口のマーク。スーパーでも、家電量販店でも、皆さんの会社が入っているビルでも同じマークが使われていますよね? 実はこのマーク、ISO7010という規格で、ISO(国際標準科機構)によって標準化されたものなのです。

非常口のマークの他にもISO規格というのは2万以上存在しており、様々なものが標準化されています。ISO規格はスイスのジュネーヴに本部を置く非営利団体によって策定されており、主に「標準化することで私達の生活で便利になるもの」が規格として生み出されています。

先程の非常口のマークについて例を挙げると、人間が緊急時に「あれは非常口だ」と認識できたほうが便利ですよね? もしスーパーの非常口マークと家電量販店の非常口マークが違っていると、皆さんは混乱してしまうかもしれません。ひと目見て「非常口だ!」ということがわかったほうが便利なのです。

このように、全世界あるいは社会において、共通のモノであったほうが都合の良いものを共通のモノにすることを「標準化」と言いますが、これを保証するのがISOの規格です。

ISO9001はその中でも「品質マネジメントシステム」を対象とした規格なのです。

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ISOは「世界の標準」をつくる組織です。マネジメントシステムに対する規格というと少し分かりにくいかもしれませんが、「品質を高めるためには、ちゃんとこういうことをしましょうね。」ということを教えてくれるのがマネジメントシステムに対する規格です。

品質マネジメントシステムに対する規格とは

マネジメントシステムとは、日本語に直訳すると「管理の仕組み」です。つまり、ISO9001は「製品やサービスを提供するまでの、工程や作業環境を管理する方法」を標準化する仕組みなのです。

例えばカレーライスを作るとしましょう。基本的にカレーライスの味は

  • 材料
  • 火加減
  • 煮込む時間

などによって変わりますが、「今からカレーライスを作ってください」と指示を出して複数人に作業をさせると、人によって煮込む時間がバラバラだったり、火加減が異なったりするため、味が変わってしまいますよね。

しかし、火加減や煮込む時間、使用する材料などを細かく指定した上で複数人に「この通り作ってください」と指示を出してレシピを渡すと、ほとんど同じ味のものが出来上がるはずです。これは多くの会社でも作業マニュアルという形で導入されていると思います。ここでいうレシピはISO9001で「手順書」と呼ばれるものです。

しかしこのレシピが完全なものでなく、継続生産していく中でいくつかのおいしくないカレーライス(不良品)ができてしまう可能性があります。そこで、何が悪くておいしくないものができてしまったのか、という原因を調査し、おいしいカレーライスができるためにはどのようにすれば良いのかという改善案を計画し、その改善案を実行する仕組みが必要になってきます。このレシピを改善していくための仕組みが品質マネジメントシステムと呼ばれるものです。

まとめると、不良品の発生を低減していくために手順書などを継続的に改善していくための仕組みがマネジメントシステムということになります。

会社ごとに異なるISO9001

さて、ここまで読んでいただいた皆さんは「でも、作業手順やマニュアルって会社ごとに異なるのでは? 」と思われたかもしれません。——おっしゃる通り、ISO9001を取得する業種として多いのは、製造業と建築業ですが、この2種類の業種では作業をする環境も異なれば、関わる人数、製品の材料、製品ができるまでの時間……全てが異なります。

しかし、ISO9001はどのような業種でも取得することが可能です。——どういうことかというと、ISO9001という規格は「製品」や「会社」に対する規格ではなく、製品や会社の「品質マネジメントシステム」に対する規格です。わかりやすく言えば、「継続的に品質を高めるために必要なマニュアルを構築し、改善していくための仕組みがISO9001」ということになります。

ISO9001では、「こういうルールを決めましょう」とか、「不良品が出た場合の対処手順を決めておきましょう」といったことが求められており、規格に従ってマネジメントシステムの策定を進めることで、どのような業態であってもISO9001の規格に適合することができるのです。このため、ISO取得に関して業務マニュアルや作業手順について問われることはありません。

——大学受験のように「ここを勉強すればOK」というものではなく、会社によってISO9001の規格を取得するためにやらなければならないことは異なりますし、その程度も異なり、正解がすぐに出るものではありません。

まとめ

今回はISO9001の入り口について簡単に説明してきました。今回ご紹介してきたことはほんの入口ですが、基本を理解しておけば、具体的なアクションも進めていきやすくなると思います。当サイトではISO認証を取得する方法や具体的な事例についてもご紹介しておりますので、是非参考にしていただき、ISO9001の認証取得を進めてみてください!

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