• ISO9001は2015年版が最新
  • ISO9001は2025年~2026年ごろに改訂予定という説が有力

ISO 9001は2015年版に改訂がされて以降、9年間にわたり改訂されませんでした。しかし2023年に改訂が確定し、2024年6月現在では改訂作業が進められています。

ISO9001を取得している企業はもちろん、今後取得を検討している企業にとっても、改訂時期や改訂内容について把握しておくことが大切です。新しいバージョンが発行されたのち、スムーズな対応につなげるために、定期的に最新情報をチェックしましょう。

そこで、この記事ではISO9001:2015の改訂における最新情報をまとめています。また現バージョンであるISO9001:2015のポイントも解説していますので、現バージョンの復習に活用してください。

【2024最新】ISO9001が改訂開始へ


ISO9001が改訂となることが決定しました。ISO規格の改訂は、各国加盟機関、専門委員会(TC)、分科委員会(SC)の幹事により決定されます。

ここでは、ISO9001が改訂開始となった過程や現在の状況について解説します。

投票までの過程

実は2021年にも一度ISO9001の改訂についてピックアップされましたが、投票の結果、改訂されないことが決定。しかし、通常の定期見直し(次回2026年)よりも早期に改訂を開始する必要があるかを検討するために、改訂プロジェクトを予備業務項目段階で登録することになりました。

そして2023年8月3日、技術委員会176、第2分科委員会 (TC 176/SC2) を構成する国家規格機関による投票が行われ、ISO9001の改訂が確定したのです。

現在の最新情報

2024年4月、ISO/TC176/SC2のWebサイトによってCD ISO9001が発行されたことが公表されました。

CDというのは、ISO規格を発行・改訂するうえで踏む手順のうちの一つです。ISO発行は、予備段階(PWI:予備業務項目)と6つのプロセスを経て発行されます。

1. 提案段階(NP:新業務項目提案)
2. 作成段階(WD:作業原案)
3. 委員会段階(CD:委員会原案)
4. 照合段階(DIS:国際規格案/投票用委員会原案)
5. 承認段階(FDIS:最終国際規格案)
6. 発行段階(IS:国際規格)

つまり、現在ISO9001は改訂作業中であり、今すぐ発行されるわけではありません。のちほど改定時期や内容について解説します。

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ISO9001の改訂に関する情報まとめ


ここでは、2024年6月現在わかっているISO9001の改訂に関する情報をまとめました。

改訂時期

ISO9001の改訂が決まった2023年に開催されたSC2ルワンダ・ギガリ/ハイブリッド総会において、「24か月の規格開発トラックを選択する(※ただし、進捗状況による延期の可能性有)」ことが決議されました。

そのため、ISO9001の改訂は2025-2026年頃になることが見込まれています。

改訂される内容

ISO9001の改訂内容は未定です。ただし、改訂作業のインプットとして挙げられている項目を以下にまとめました。

  • 「附属書SL‐MSSのための調和させる構造」の改訂
  • グローバルに関連するビジネスと社会の変化
  • リスク及び機会の要求事項に関する改善
  • 文書化した情報に関する要求事項の見直し
  • サプライチェーンに関する課題
  • 可監査性(auditability)を考慮した改善

こうした項目への対応が改訂内容に含まれる可能性があります。

【復習】ISO9001:2015の改訂内容


ここでは、ISO9001:2008からISO9001:2015に改訂された際の改訂のポイントや変更になった項目を復習として解説します。
すでに移行は完了していますが、まずは現規格への適合において、問題点がないかどうか確認する際に参考にしてください。

改訂のポイント

2015年バージョンになって大きく変化した部分の一つに、「文書化要求が少なくなったこと」が挙げられます。

2008年バージョンで明確な要求があった項目には、品質マニュアル予防処置 手順、是正処置 手順、不適合製品管理手順、内部監査手順、記録管理手順、文書管理手順などが挙げられます。
しかし、2015年バージョンでは、これらの文書化対象は明確な要求がなくなっています。

変更になった項目

2015年バージョンで新しく追加した項目を解説します。

  • 「5.1 リーダーシップ及びコミットメント 」:トップマネジメントが実行すべき事項が追加
  • 「5.2 品質目標及びそれを達成するための計画策定」:品質目標と達成計画において満たさなくてはならない項目が追加
  • 「7.2 力量」:力量を示す証拠として文書化した情報を要求するという内容が追加
  • 「8.3 製品及びサービスの設計開発」:設計や開発に計画にあたって考慮するべき事項が追加
  • 「8.4 外部から提供されるプロセス、製品及びサービス管理」:外部提供者に伝えるべき事項が追加

また、この他にも「製造及びサービス提供」「監視、測定、分析及び評価」「マネジメントレビュー」「一般」などの要求において満たすべき項目が追加されました。

今後の改訂に備える意味でも、現状における品質 マネジメントシステムの問題点をきちんとすべて洗い出すことも重要です。以下の部分において、今のうちに対応しておくと良いでしょう。

  • 作業やあらゆるプロセスに無理や無駄がないかをチェックする
  • 経営と現場の実態が離れすぎていないか
  • 会社で決めたことがきちんと実行に移せているか
  • 組織として掲げている目標を達成できているか
  • 品質マネジメントシステム目標を達成できているか
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まとめ

この記事ではISO9001:2015の改訂における最新情報をまとめました。
まだ改訂内容や改訂時期は明確ではないものの、あと2~3年で新しいISO9001が発行されます。

改訂後にスムーズな対応を実施するために、最新情報を定期的に確認したり、現状の課題について見直したりすることが大切です。

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