FAQISO14001の取得費用に関するよくある質問

  • ISO14001の取得費用はいくらですか?

    20名未満の場合の取得費用は、製造業が65~140万円。建設業が66~141万円、ITサービス業は55~135万円が目安です。 規模やコンサルタントに依頼するか、どの審査会社にするかなどで費用が変わります。

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  • ISO14001に掛かる費用はどんなものがありますか?

    ISO14001に掛かる費用としては、社内の人件費、審査費用、外部コンサルタント費用(任意)、設備投資費(任意)が主となります。

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  • ISO14001の取得費用を抑えることってできるの?

    ISO14001の取得費用を抑えるには、「自社に合ったコンサルに依頼する」「複数の審査機関に見積もりを取る」「設備投資費を見極める」「適用範囲を絞る」などを意識するといいでしょう。

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これからISO14001の認証取得を考える企業にとって、認証取得までの流れは気になるポイントではないでしょうか?自社取得の場合には1年以上、コンサルタントに依頼しても半年以上かかることが一般的であることから、認証取得までの流れや費用相場といった全体像を理解しておくことは大切です。

そこで、この記事では現役のISOコンサルタント監修のもと、ISO14001取得にかかる費用の相場や内訳、業種・規模別のシミュレーション例、費用を抑えるポイントまでわかりやすく解説します。

ISO14001取得費用の相場はいくら?

ISO14001取得費用の相場は、初期費用がおおよそ65万〜340万円程度、取得後の維持・更新費用が年間数十万〜100万円程度が目安です。

初期費用には、認証機関による取得審査費用やISO登録料、外部コンサルタントに依頼する場合のコンサル費用、社内対応にかかる人件費などが含まれます。
一方、認証取得後も、1年ごとの維持審査(サーベイランス審査)と3年ごとの更新審査が継続的に発生するため、ランニングコストとして見込んでおく必要があります。

全体像を以下の表にまとめました。

タイミング費用項目内容費用目安
初期費用取得審査費用認証機関による一次・二次審査(必須)約40万〜120万円
ISO登録料認証登録にかかる費用(審査費用に含まれる場合あり)約3万〜5万円
コンサル費用(任意)構築・運用サポート約25万〜200万円
人件費社内担当者の対応工数企業による
ランニングコスト維持審査費用(毎年)定期的な運用チェック年間数十万円〜
更新審査費用(3年ごと)再認証のための審査(維持審査より審査範囲が広い)維持審査より高額

ISO14001取得にかかる総額は企業規模や条件によって異なる

ISO14001取得にかかる総額は、企業規模や業種、拠点数、コンサルタントの活用有無によって大きく異なります。

特に審査費用は、従業員数や対象となる事業所などによって審査工数が変わるため、企業規模が大きくなるほど高くなる傾向があります。また、コンサルタントを利用する場合は、その費用も取得費用に加わります。

そのため、取得費用を正確に把握するには、自社の従業員数や拠点数、認証範囲などの条件を整理したうえで、複数の認証機関から見積もりを取得することが重要です。審査機関によって料金体系も異なるため、単純な金額だけでなく、審査内容やサポート範囲も比較しましょう。

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ISO14001認証取得にかかる費用の内訳と相場

ここでは、ISO14001認証取得にかかる費用について解説します。

審査料・ISO登録料

審査料・ISO登録料は、ISO14001を取得する際に必ずかかる費用です。

審査料

ISO14001審査料の相場は、組織の規模や業種によって異なりますが、約40万~120万円です。
ISOプロが取得した見積もりをもとに、具体的な審査費用相場をまとめました。

業種1-20名21-50名51-100名101名以上
製造業・加工業40万円61万円64万円72万円
建築・建設業41万円64万円59万円
ITサービス36万円64万円88万円
卸売業・小売業42万円60万円66万円118万円
コンサル業41万円70万円108万円
保険業42万円43万円

※2022年7月調査(ISOプロ調べ)。現在の費用と異なる可能性があるため詳しくはお問合せください。

また、実地審査はISO14001の適用範囲になっている場所(本社や工場など)で行われます。そのため、審査員が審査機関から現地まで向かう際にかかる交通費が別途請求されます。

遠方の審査機関に依頼すると、宿泊費も負担することになるため、見積もりを依頼する際に交通費・宿泊費についても確認しましょう。

ISO登録料

ISO登録料は、認証時の登録にかかる金額で、約3万~5万円であることが一般的です。また、審査料に含まれる場合もあります。

社内で発生する人件費

人件費は新たに支払う費用ではないものの、「見えにくいコスト」として意識することが大切です。
自社の社員がISO14001関連の業務に取り組むことで、本来行うはずだった業務が行えなくなるためです。自社取得した場合、事業者自身ですべての工程を行う必要があるため、「取得期間×携わった人数×給与」の人件費がかかることは忘れないでおきましょう。

外部コンサルタント費用(任意)

外部コンサルティング会社に取得サポートを依頼する場合、外部コンサルタントの費用相場は約25万~200万円です。

ISO14001コンサルタントの一般的なサポート内容は、認証取得のための準備から進行管理、審査機関とのやり取り、改善案の提案など多岐に渡ります。こうした工数を、月額料金でアウトソーシングできるため、社内の人件費を抑えることが可能です。

社内にISOに精通した人材が不足している場合や社内工数を抑えたい場合、スピーディーに取得したい場合には、外部コンサルタントにサポート依頼することがおすすめです。

設備投資費(任意)

ISO14001では、設備投資は必ず行う必要はありません。
環境マネジメントシステムを構築する際に、自社で必要だと判断した場合や審査の際に指摘された場合、設備投資費がかかる可能性もあります。

ISO14001取得後にかかる維持・更新費用

ISO14001は取得したら完了するわけではなく、継続的に運用する必要がある規格です。そのため、取得後にも継続的に費用がかかります。そこで、ここではISO14001取得後にかかる費用を解説します。

維持審査にかかる費用

維持審査(サーベイランス審査)の費用は、企業規模や事業拠点数によって変動しますが、一般的に年間数十万円程度が相場です。更新審査に比べて審査範囲が限定的であるため、費用も比較的抑えられる傾向にあります。

ISO14001では、認証取得後も1年ごとに維持審査を受けることが義務付けられており、要求事項に沿った環境マネジメントシステムが適切に運用されているかどうかが確認されます。

更新審査にかかる費用

更新審査(再認証審査)の費用は、維持審査よりも高額になる傾向があり、規模や拠点数によっては100万円前後になるケースもあります。

更新審査は3年ごとに実施され、3年間の運用実績全体をあらためて審査するため、維持審査に比べて審査範囲が広くなる点が特徴です。

審査機関との契約内容や見積もり条件によって費用は異なるため、事前に詳細を確認しておくことが大切です。

取得後の運用・コンサルティングにかかる費用

外部コンサルタントの依頼にかかる費用は、企業規模や業務内容などによって変動しますが、月額約5万円~10万円です。

ISO14001の維持には、規格要求事項の理解と適切な運用が不可欠です。自社のみでの継続的な管理・改善が難しい場合、外部コンサルタントのサポートを受ける企業も少なくありません。

ISO14001コンサルタントの運用サポート内容には、内部監査の実施支援、文書・帳票の見直し、経営コンサルティング、改善活動の提案などが含まれます。

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【業種・規模別】ISO14001取得費用のシミュレーション例

ISO14001の取得費用は、業種や従業員規模、外部コンサルタントの活用有無などによって大きく変動します。ここでは、ISO14001の取得企業に多い製造業・加工業、ITサービス業を例として、一般的な取得費用のシミュレーションを紹介します。

製造業・加工業

製造業・加工業では、従業員数や製造工程の複雑さ、工場・生産拠点の数によって審査や運用にかかる工数が変わるため、企業規模が大きくなるほど費用も高くなりやすい傾向があります。

製造業・加工業における一般的なISO14001の取得費用相場についてまとめました。

企業規模審査費用コンサルティング費用相場合計費用の目安
20名未満約40万円約25〜100万円約65〜140万円
21〜100名約60万円約45〜150万円約105〜210万円
101名以上約72万円約60〜250万円約130〜320万円

例えば、従業員30名・1拠点の製造業では、初年度の総額は約120万~150万円程度が一つの目安です。審査費用は約61万円前後、コンサルタントを利用する場合は年間60万~84万円程度を想定しています。

一方、従業員300名かつ複数拠点の製造業では、初年度の総額が約200万~300万円以上になるケースもあります。複数拠点を認証範囲に含める場合は、拠点数に応じて審査工数が増える可能性があるためです。

建設業

建設業では、施工現場や拠点数、環境側面の管理範囲などによって費用が変わりやすく、対象となる現場や組織の範囲が広いほど費用も増加しやすくなります。

建設業における一般的なISO14001の取得費用相場についてまとめました。

企業規模審査費用コンサルティング費用相場合計費用の目安
20名未満約41万円約25〜100万円約66〜141万円
21〜100名約64万円約45〜150万円約109〜214万円

※101名以上の費用相場はISOプロまでお問い合わせください。

例えば、従業員80名・2拠点の建設業では、初年度の総額は約140万~180万円程度が目安です。審査費用は約64万円に加えて拠点数などによる追加費用、コンサルタント費用は年間72万~100万円程度を想定しています。

建設業では、廃棄物の管理や騒音・振動対策など、事業活動に伴う環境側面を幅広く管理する必要があります。また、複数の施工現場を対象とする場合は、運用や審査に必要な工数が増える可能性があります。

ITサービス業

ITサービス業では、製造業のような工場を持たない場合でも、電力使用量や紙資源、廃棄物などの環境側面を管理する必要があり、従業員数や認証範囲に応じて費用が変動します。

ITサービス業における一般的なISO14001の取得費用相場についてまとめました。

企業規模審査費用コンサルティング費用相場合計費用の目安
20名未満約35万円約25〜100万円約55〜135万円
21〜100名約65万円約45〜150万円約110〜215万円
101名以上約90万円約60〜250万円約150〜340万円

ITサービス業では、電力消費量の削減やペーパーレス化、廃棄物の適切な管理などを環境目標として設定するケースがあります。
こうした取り組みをISO14001の仕組みに組み込むことで、環境負荷の低減だけでなく、業務の効率化や環境配慮に取り組む企業としての対外的な評価につながる可能性があります。

ISO14001取得費用を抑えるポイント

ISO14001の取得費用を抑えるには、必要な支援や審査範囲を見極め、既存の仕組みを活用しながら無駄なコストを増やさないことが重要です。

特に、コンサルタント費用や審査費用だけでなく、社内の人件費や設備投資まで含めて、全体の費用を考える必要があります。

自社に合ったコンサルに依頼する

基本的に、自社の人材でISO14001取得に関するノウハウや経験が十分にある場合以外は、コンサルにサポート依頼することがおすすめです。

ISO14001取得にかかる工数の80%程度を委任できることや自社取得よりも短期間で取得できるため、大幅に人件費を抑えられます。

実際に、2025年に行った企業のISO担当者・経営者・経営幹部など約1,000人を対象にしたアンケート調査によると、「ISO認証の維持に外部サポートを活用しているか」という問いに、6割以上の人が『活用している(62.5%)』と回答しました。

また予算を抑えたい場合にも、サポート内容をカスタマイズできるコンサルに依頼できれば、必要最低限の費用で済むでしょう。自社に合ったコンサルを見つけることが大切です。

関連調査:【企業の信頼性やブランド力の維持に効果的な施策】6割以上が外部のサポートを活用―明暗を分けた「目的共有」と「制度運用」の差(外部リンク)
関連記事:コンサルタントを利用しても取得すべきISO14001の必要性とは?

複数の審査機関に見積もりを取る

審査機関によって審査料が異なるため、複数の審査会社に見積もりを取って確認することが大切です。
また得意な分野や業種、審査の特徴なども審査機関によるため、自社に適した審査会社を選ぶことでコスパを高められるでしょう。

「自社に適した審査会社がわからない」という場合には、コンサルに依頼することで、自社に適した審査会社を提案してくれます。

不要な設備投資を避ける

ISO14001の認証取得では、省エネ設備などの設備投資が一律に求められるわけではありません。

ISO14001は、環境に関するマネジメントの仕組みを構築・運用するための規格であり、認証取得のために特定の設備を導入することが直接求められているわけではありません。

そのため、認証取得をきっかけに必要以上の設備やシステムを導入すると、費用が大きく膨らむ可能性があります。まずは現在の設備や環境活動、管理状況を整理し、ISO14001の要求事項や自社の環境目標を踏まえて、本当に必要な投資かを判断することが大切です。

適用範囲を絞る

ISO14001の取得費用を抑えるには、スモールスタートで段階的に適用範囲を広げていく方法も有効です。

ISO14001は、必ずしも全社一斉に導入する必要はなく、まずは本社や特定の事業所・部門など、対象を限定してスタートすることも可能です。初期段階で適用範囲をコンパクトに設定することで、審査対象や運用工数を抑えられ、結果として費用の最適化につながります。

また、小さく始めることで運用のノウハウを社内に蓄積しやすくなり、実態に合ったマネジメントシステムを構築できる点もメリットです。

「予算にあまり余裕がない」「全社的なマネジメントシステムを有効に活用できるか不安」という企業に適しています。

ISOプロ編集部

月間10万PV越えの業界最大級ISO取得・運用情報サイト「ISOプロ」の編集部。ISO取得や運用に関する悩みや基礎知識を初心者の方にも分かりやすくお届けします。サイトユーザー様がISOに関わる業務を円滑に進められるよう、有益で信頼できる情報発信に努めて参ります。

ISO14001の取得相談では、「認証取得には省エネ設備などへの大規模な投資が必要」と考えている企業も見受けられます。しかし、設備投資が一律に求められるわけではありません。

まずは自社の環境側面や現状の取り組みを整理し、必要な対応を見極めることが費用を抑えるポイントです。

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ISO14001取得の流れとスケジュール

ISO14001取得には、コンサルに依頼した場合で半年~1年程度、自社取得の場合には1年以上の時間がかかるといわれています。それだけ長期にわたって取り組むプロジェクトになるため、ISO14001取得の流れを理解することは大切です。
取得のスケジュール例

そこで、ここでは環境マネジメントシステムの構築・運用から認証取得完了までの手順を詳しく解説します。

1.環境方針、環境目標の作成

まず、要求事項に取り組む際には自社の環境方針、環境目標を定める必要があります。

  • 環境方針:組織の環境に関する基本的な方針
  • 環境目標:環境方針と整合性の取れた具体的かつ計測可能な目標

これらは、環境マネジメントシステムの中でも中核となる文書となるため、組織の目的や内外の課題、組織の全体的な方針(経営理念や企業目的)と整合したものを作成するように心がけましょう。

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2.文書構築(マニュアル、手順書等)

一般的には下記の内容を含む文書をそれぞれ作成しますが、必ずしも環境方針は「環境方針」という文書として作成する必要はありません。
ISO認証のための文書としてではなく、実際に本業で活用できる形で文書化することが望ましいでしょう。(※ただし、手順書、環境マニュアルを作成することを規格は要求していません。)

4.3 環境マネジメントシステムの適用範囲の決定
企業や組織は環境マネジメントシステムをどの部署に適用させるのかどの範囲を適用させるのか、その境界線や適用可能性を決定しなければいけません。
4.4 環境マネジメントシステム及びそのプロセス
環境マネジメントシステムを確立し,実施し,維持し,かつ,継続的に改善するという一連のプロセスを明確にし、下記の項目について必要な程度まで文書化する必要があります。
  • プロセスの運用を支援するための情報
  • プロセスが計画どおりに実施されたと確信するための情報
5.2 環境方針
トップマネジメントは組織の環境をどのように保つのかどのように企業や組織内に伝えるのかを確立します。
6.2 環境目標及び計画
企業や組織は環境マネジメントシステムを構築する上で、必要な関連する機能、階層及びプロセスの環境目標を確立する必要があります、目標を確立すれば、次に実施事項、必要な資源、責任者、実施事項の完了時期、結果の評価方法の内容を決定、文書化を行います。
8.1 運用の計画及び管理
企業や組織は、環境に関する要求事項を満たす必要があり、「要求事項の明確化」、「プロセス、合否判定の基準の設定」、「要求事項の適合を達成するために必要な資源の明確化」、「プロセスの管理の実施」、「目的を達成するための情報を明確化」の5つを計画、実施、管理します。

3.帳票整備

帳票整備は軽視されがちですが非常に重要なステップです。
このステップでは見積書や契約書、仕様書など現場で使用する帳票のフォーマットの整備や保管方法、変更の管理方法などを決定します。この帳票整備をしっかり行わないと審査時にフォーマットへ指摘が入り、この後の運用ステップで対応方法や記録の方法が変わってしまいます。

以下の要求事項を満たせるようにしっかりと帳票整備を行いましょう。

  1. 必要なときに,必要なところで,入手可能かつ利用に適した状態である。
  2. 情報が十分に保護されている。
  3. 配付,アクセス,検索及び利用が可能である。
  4. 読みやすさが保たれ,保管及び保存されている。
  5. 変更の管理がされている。
  6. 保持及び廃棄方法が適切である。

4.運用+運用記録作成

帳票を整備できたら環境目標の達成を確実にする環境計画を実行し、マネジメントシステムを運用します。

運用フェーズはPDCAサイクルのD(実行)の部分に該当します。運用の記録や検証の結果を作成した帳票に記入し、後から振り返りができるようにしておきましょう。

5.内部監査

ある程度の期間、運用して帳票も作成したのちに内部監査を行います。内部監査とは、組織内部の人間によってマネジメントシステムを評価する監査のことです。

内部監査では内部監査員としての力量を身に着けた数名が「マネジメントシステムが規格要求事項に合致しているか、ルール通り運用されているか(適合性)」と「ルール通り運用していることが改善の役に立っているか(有効性)」を主に評価します。

また、意図した通りにマネジメントシステムが現場で運用されているか(複雑すぎて形骸化していないか)についても確認しておくと良いでしょう。

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6.マネジメントレビュー

内部監査が完了したら、内部監査の結果に基づいてマネジメントレビューを実施します。マネジメントレビューとは、トップマネジメントによって行われる環境マネジメントシステムの評価のことです。

マネジメントレビューでは、内部監査の結果や環境目標と環境計画の乖離、利害関係者からのフィードバックをもとに、「改善の機会」および「環境マネジメントシステムのあらゆる変更の必要性」、「資源の必要性」についてアウトプットします。また、マネジメントレビューの記録についても残しておくようにしましょう。

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7.是正処置

内部監査やマネジメントレビューの結果、不適合があった場合は是正処置を行います。是正処置とは、不適合があった場合に原因を除去し、再発を防止するために行う処置のことです。

ここで注意しておきたいことは、取り急ぎ不適合を回避するための「修正」と是正処置を混同しないようにすることです。有効な是正処置を行うことも内部監査員の重要な役割です。

8.第一段階審査

是正処置まで完了して、マネジメントシステムを3ヶ月~半年程度運用できたら、いよいよ審査機関に審査を依頼します。
第一段階審査(一次審査)は文書審査とも言われており、マニュアルや手順書が要求事項を満たしているかどうかが確認されます。

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9.第二段階審査

一次審査の結果、文書類が要求事項を満たしていると判断された場合に二次審査に移行します。二次審査では一次審査で提出した文書類をもとに現地審査が行われます。

現地審査ではISOの担当者やトップマネジメントだけでなく、現場の作業員や環境責任者にも質問されるため、想定される質問に対して適切に答えられるように準備をしておきましょう。

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10.是正処置(該当する場合)

第一段階審査、第二段階審査後に発生する是正処置は、審査機関の審査で不適合があった場合に是正処置を行います。指摘箇所に対して有効な是正処置を行うことで、認証取得できます。

11.認証取得

二次審査の結果、環境マネジメントシステムがISO14001規格要求事項を満たしていると判断された場合、認証が発行されます。二次審査から1ヶ月程度で認証が発行されます。

不適合があった場合は是正処置を行う必要があり、認証取得予定日もずれ込んでしまうため注意が必要です。

ISO14001の取得に関するよくある質問

ISO14001は自社取得とコンサル依頼のどちらが安いですか?

支払う金額だけを比べれば、自社取得のほうが安くなります。コンサルティング費用が発生しないためです。

ただし自社取得では、要求事項の理解から文書作成、運用、内部監査、審査対応までを社内で行います。その分の担当者の作業時間が人件費として発生します。

どちらが安いかは、コンサル費用と社内の人件費・工数を合わせて比較して判断してください。

ISO14001取得後も毎年費用はかかりますか?

かかります。毎年の維持審査と、3年に一度の更新審査が必要です。

審査費用は従業員数、拠点数、審査範囲によって変わり、年間数十万円〜100万円程度が目安です。

運用を外部コンサルタントに依頼する場合は、月額約5万円〜10万円が別途かかります。

小規模企業(従業員20名以下)でもISO14001を取得できますか?

取得できます。20名未満の審査費用は、業種によって約35万円〜42万円が目安です。

ISO14001は全社一斉に導入する必要がありません。本社や特定の部門に適用範囲を絞れば、審査対象と運用工数を抑えられます。

費用負担を抑える進め方については、ISOプロにご相談ください。

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まとめ

この記事ではISO14001認証取得の具体的な方法やスケジュールなどについて解説しました。
環境への取り組みが重視されるようになって以降、ISO14001の必要性が高まっています。競合他社との差別化の手段としてISO14001を活用することで、事業体制の強化も見込めます。そのためには、自社に適した環境マネジメントシステムを構築・運用することが欠かせません。

PDCAサイクルで継続的な改善を目指すことはもちろん、信頼できるコンサルティング業者に依頼することで、自社に合った体制を構築できるでしょう。

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