マニュアルが1/2に!ISO簡略化を大成功させた第一光機の名采配

クライアントプロフィール

第一光機株式会社
設備保全・環境管理室 担当部長 市川祐一 様
課題
ISO14001維持のための社内負担が大きく、活動の簡略化も進みが遅かった
業種
製造業
規模
21~50名以下
規格
ISO14001

今回の「ISOプロが訊く」は、東京都の「第一光機株式会社」様に、リモートでお話を伺いました。第一光機株式会社様は、1946年に創業した製造業の会社です。印刷機に使われる金属の超精密切削加工・組み立て加工を手がけ、量産から多品種少量生産にも対応できることを強みとしています。インタビューでは、第一光機株式会社様がISOの運用改善を行うに至った経緯や、その取り組みの中で大変だったことを詳しく伺ってきました。

取得前課題
ISO14001維持のための社内負担が大きく、活動の簡略化も進みが遅かった
取得後
マニュアルや関連書類が半減したことで、ISO活動の負担が非常に軽くなった

約2,000種類もの金属部品加工・組み立てを手がける第一光機様

ーーまず第一光機様について、会社概要や具体的な事業内容などをお聞かせください。

市川様:
弊社の創業は戦後すぐで、会社として約80年近く続いております。事業内容は、印刷機に使われる金属の超精密切削加工が中心で、作った部品の組み立て加工も行っています。1/1,000mm台の加工製品も手がけており、少量多品種に対応している点が強みです。

年間を通して手がける製品は約2,000種類で、大手企業様からご依頼いただいています。環境への取り組みとして、欧米輸出に必須なRoHS指令(RoHS2)やREACH規則にのっとった化学物質管理にも対応しています。

ーー環境への取り組みを始めた時期と、きっかけを教えてください。

市川様:
取り組みを始めたのは2005年頃からで、きっかけは主要顧客からの依頼でした。取引条件として「環境への取り組みが」提示され、その中でも推奨されたのがISOの取得だったんです。金属や油のリサイクルにも取り組んでおり、可燃物を除く産業廃棄物は、ワンボックスカー1台に満たない程度しか出なくなりました。

また、RoHS指令(RoHS2)やREACH規則に関しては、主に大手顧客からの要望で取り組むようになりました。製品にどのような物質が含まれているのかを、管理・報告しています。こうした管理については現在とても厳しい目で見られていますので、弊社内でも化学物質管理基準を定め、ISOにも照らし合わせて遵守するようにしています。

プロの手で各種書類を1/2に簡略化。各種サポートも充実

――ISO14001に関して、運用改善の外注を決めたきっかけを教えてください。

市川様:
弊社はISO14001を取得してから約17年が経過しているのですが、その運用に関する負担の増加と、停滞感があったことが理由です。

社内でも、ISOの運用を進めたい環境管理室と、ISO運用の負荷を減らして事業に集中したい社員の間で、指向性のずれが生じていました。そんなとき、私が環境管理責任者になったこともあり、ISO運用の簡略化を始めました。

最初の1年は自社で対応し、マニュアルを数ページ減らしたり、紙ベースでの管理を電子管理に切り替えたりしました。この時点でも手間は大幅に減ったのですが、「もっと簡略化を進めるためには、ある程度知識がないと難しいのでは」と感じました。
知識がないまま簡略化を進め、審査に落ちてしまっては本末転倒です。そこで社長と相談の上、簡略化を外注することにしました。

――外注の際、弊社を選ばれた決め手を教えてください。

市川様:
数社で相見積もりを取り説明を受けた結果、ISOプロが一番、費用対効果が高いと感じたからです。費用が手ごろなだけでなく、毎月のコンサルタント時間・回数の規定がないことも魅力的でした。

――担当コンサルタントのサポートはいかがでしたか?

市川様:
営業時に頂いた説明通りの対応で、満足しています。簡略化については、全38ページあったマニュアルを15ページに削減でき、100近くあった関連書類も46まで減らせました。

管理が非常に楽になりましたし、マニュアルも分かりやすくなって、とても効果を感じています。また、打ち合わせも毎回、時間や回数を気にせず対応していただき、非常に満足しています。

最初の3か月は、かなり密に打ち合わせを行っていただきました。にもかかわらず、毎回事前に計画や調査を行ったうえで打ち合わせに臨んでくださるため、毎回スムーズに話が進みました。

――内部監査も依頼されたそうですが、感想はいかがですか?

市川様:
コロナ禍のため、ISO14001はここ数年オンライン審査が行われており、2023年の内部監査はISOプロの担当コンサルタントに依頼しました。
コンサルタントは現役審査員でもあるため、丸一日かけて社内・工場内を監査していただき、本審査以上に役立つ内部監査となりました。本審査の前にも、コンサルタントに事前テスト審査を行っていただきました。

ISOの負担軽減の結果、品質面によりコミットできるように

――簡略化に成功されたあとのISOの運用については、いかがですか?

市川様:
マニュアルや関連書式が半減したことにより、社内各部の作業量を減らすことができました。これまで各部で行っていた毎月の会議も、四半期に1回に減らせたうえ、ほぼ書類上で完結するようになりました。

ISOプロさんに入っていただいて1年で、想定していなかったほど手間が減りました。

――貴社の今後の展望を教えてください。

市川様:
簡略化を指導いただいたおかげで、ISOの活動について社内的な不満はなくなったと思います。ですので、私が次の環境管理責任者に引き継ぎをする際、できるだけ分かりやすく引き継げるような仕組みにしておきたいですね。

また、ISOの活動がひと段落したため、現在は製品の品質向上に力を入れています。ISOの活動同様、それぞれが知識を深めルールを守る、といった意識づけをしながら品質向上していく「不良撲滅プロジェクト」を各部で展開しています。

管理職の間でも「品質会議」の内容を見直し、不良の再発防止のための活動を行っています。その結果、去年は顧客から品質について「やや難あり」という指摘を頂いていたところ、2023年度は逆にサプライヤーの中で単月1位を取るほどに改善しました。

ISOだけでなく、業務上でも基本的な部分を見直したおかげか、職場の雰囲気にも変化が現れています。
不良が出ても誰かのせいにするのではなく、「これは私の責任です」と自ら報告するような雰囲気に変わってきたんです。不良率ワースト1だった社員がベスト1になるという、驚くような結果も出ています。とてもいい流れですので、この雰囲気を定着させ、今後も弊社の体制として確立していきたいです。

まとめ

第一光機様は、ISO取得後の業務簡略化はもちろん、内部監査や本監査前のテストも積極的に行われていました。マニュアルや関連書類が半減し、業務がかなり楽になったことはもちろん、「品質の向上」という次のステージへと進んでいます。
ISOのあり方を見直すだけでなく、その考え方を業務にも反映して見直したからこそ、社内の雰囲気もよりよいものになったのではないでしょうか。
ISOプロでは、お客様に合わせた柔軟な対応を心がけております。ISOの取得を検討中の方は、ぜひ一度お問い合わせくださいませ。

会社情報

社名 第一光機株式会社
設立 1946年10月
資本金 2400万円
所在地 東京都大田区北馬込1丁目17番10号
URL http://www.d1k.co.jp/

記事掲載日:2024年01月04日

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