QCストーリーとは?3つの型の特徴・進め方・使い分けを徹底解説

FAQQCストーリーに関するよくある質問
製造業において、製品・サービスの品質を一定の基準以上に保つことは、事業活動を継続するために非常に重要な要素です。
そのため、問題解決への取り組みの一つであるQC活動として、QCストーリーを実施している企業も多くあります。
そこで、この記事では、QCストーリーの概要やメリット、3つのタイプ、具体的な進め方について解説します。最後に、より継続的な発展を目指す企業へのおすすめとしてISO9001についてご紹介します。
目次
QCストーリーとは?
QCストーリーとは、製造業などの品質管理における改善点を見つけ、解決するための進め方のことです。自社の製品・サービスの品質を向上させるための手段の一つといえます。
ここでは、QCストーリーの基本的な意味と、品質管理(QC)との関係について解説します。
品質管理(QC)とQCストーリーの関係
品質管理(QC)とQCストーリーの関係性は、QCが品質を維持・向上させるための管理活動全体を指し、QCストーリーはその課題を体系的に解決するための具体的な進め方として活用される点にあります。
職場では、QCサークルと呼ばれる小規模の集団活動チームを編成し、品質管理を通じて製品・サービスの改善や向上を目指すQC活動が行われています。このQC活動を、行き当たりばったりではなく、テーマ選定から原因追究、対策実行、標準化まで筋道立てて進めるための型こそが、QCストーリーです。
つまり、QCがめざす「目的」を達成するために、QCストーリーという「進め方」を用いる、という関係にあると理解しておくとよいでしょう。
QCストーリーとPDCAの違い

QCストーリーとPDCAは、どちらも継続的な改善を目指すフレームワークですが、適用範囲と詳細さに違いがあります。
PDCAはあらゆる業務改善に使える汎用的な考え方であり、QCストーリーはそのPDCAを、品質改善という目的に特化してより具体的なステップに落とし込んだ進め方です。
| PDCA | QCストーリー | |
|---|---|---|
| 位置づけ | 業務改善全般に使える汎用フレームワーク | 品質改善に特化した具体的な手順 |
| ステップ数 | 4段階(Plan・Do・Check・Act) | 7〜8ステップ(テーマ選定〜標準化など) |
| 適用範囲 | 業務全般(品質に限らない) | 主に品質管理(QC活動) |
| 特徴 | 計画→実行→評価→改善を繰り返す | 原因追究や標準化など、品質改善に必要な工程が明確化されている |
QCストーリーとPDCAは何が違うのか
QCストーリーとPDCAの違いは、「抽象度」と「専門性」にあります。
PDCAは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Act(改善)の4段階で構成される、業務改善全般に使える基本的な考え方です。
一方のQCストーリーは、このPDCAの考え方をベースにしながら、品質改善に必要なプロセス(現状把握・原因追究・対策実行・効果確認・標準化など)を、より具体的なステップとして整理したものです。
つまり、PDCAという大きな枠組みの中に、品質管理向けに特化したQCストーリーが内包されているとイメージするとわかりやすいでしょう。
QCストーリーが品質改善で使われる理由
QCストーリーが品質改善の現場で広く使われている理由は、品質に関する問題を扱ううえで欠かせない「原因追究」のステップが明確に組み込まれているためです。
PDCAだけでは、計画・実行・評価・改善という大枠は示されているものの、「何を、どのように分析すれば原因にたどり着けるのか」までは具体化されていません。
一方QCストーリーでは、4M(Man・Method・Machine・Material)などの分析の視点やQC七つ道具といった具体的なツールの使い方まで体系化されているため、品質改善活動と相性がよいのです。
QCストーリーとPDCAの使い分け方
QCストーリーとPDCAの使い分けは、「品質に関する課題かどうか」を基準に考えるとよいでしょう。
製品・サービスの品質に関する課題に取り組む場合は、原因追究や標準化のプロセスが明確なQCストーリーが適しています。
一方、品質以外の業務改善(例:会議の進め方の見直し、業務フローの効率化など)に取り組む場合は、よりシンプルなPDCAサイクルで十分対応できるケースが多いでしょう。
両者は対立する手法ではなく、QCストーリーの各ステップの中でもPDCAの考え方を活用できるため、目的や課題の性質に応じて、適切なフレームワークを選ぶことが大切です。
QCストーリーを活用するメリット

QCストーリーを活用するメリットとして、以下の3点挙げられます。
- 現状とるべき行動が明確化される
- QC活動の全体像を把握できる
- 情報共有がスムーズになる
ここでは、QCストーリーの活用によって具体的にどのようなメリットがあるのか、理由とともに解説します。
現状とるべき行動が明確化される
QC活動を行ううえで、現場の問題点をピックアップした際に複数のやるべきことが見えてきます。そうすると、何から手を付けたら良いのかわからなくなることもあるでしょう。
しかし、QCストーリーを活用することで、自分たちのやるべきことが明確になります。各ステップの終了時に成果をまとめることで、その改善活動の作業がどの程度影響しているかも確認できます。
QC活動の全体像を把握できる
QCストーリーは、目標の設定や原因の追究、対策の実行、成果が出た場合の標準化まで、手順が明確です。一連の流れが把握できていると「その作業が一体何の役に立つのか」ということがわかるため、一つひとつの作業を効率的に行えます。
また、全体像を把握できるため、必要なプロセスが漏れてしまうこともありません。順を追って活動することで、着実に目標達成へ向かっていけるでしょう。
情報共有がスムーズになる
QCストーリーを利用することで、活動の全体像が把握できるのは活動を行う現場の社員だけでなく、他のグループや管理者といった社内全体に及びます。そのため、現状の情報共有をスムーズに行えるでしょう。
情報共有できると、管理者からの適切なアドバイスや指示がもらえたり、活動報告にかかる時間も短縮できたりと、業務効率化が望めます。
QCストーリーにおける3つのタイプとは

QCストーリーには、「問題解決型」「施策実行型」「課題達成型」の3つのタイプがあります。自分たちが取り組むQC活動がどのタイプに当てはまるのかを最初に見極めることが、効果的な改善活動の第一歩となります。
| タイプ | 目的 | 特徴 | 適しているケース | 具体例 |
|---|---|---|---|---|
| 問題解決型 | 発生している問題を解決する | 原因分析を行い、対策を立案して改善する | 問題が発生しているが原因が特定できていない場合 | 製造不良率が前年比10%増加している |
| 施策実行型 | 原因が判明している問題を改善する | 原因分析を省略し、改善策を迅速に実行する | 問題の原因が明確で、早急な対応が必要な場合 | 新人スタッフ増加によるミス削減のため研修を実施する |
| 課題達成型 | 将来の目標達成に向けて改善を進める | 長期的な目標から逆算して計画的に改善する | 中長期的な品質改善や生産性向上を目指す場合 | 生産性を前年比15%向上させる |
ここでは、3つのタイプそれぞれの特徴と、使い分けの基準について解説します。
問題解決型
問題解決型は、発生した問題を的確に調査・分析し、その原因の仮説を立てて対策を立て、問題解決するタイプです。最も基本的かつ広く使われているQCストーリーで、一般的なPDCAサイクルに沿った品質管理の進め方といえます。
例えば、「製造不良による廃棄が前年比10%増加している」という問題が発生した場合、その原因がどこにあるのかを追究します。
施策実行型
施策実行型は、問題解決型における「問題」を引き起こしている原因がすでに判明しているタイプです。そのため、原因に対する改善策を実行し、スピーディーな解決を目指します。
例えば、「製造不良による廃棄が前年比10%増加している」原因がすでに「新人スタッフが急激に増えた」ことだとわかっていれば、「新人スタッフの教育・研修の実施」という対策を立てられます。
課題達成型
課題達成型は、現在発生している問題点ではなく、今後達成していきたい目標において方針・計画を立てて取り組むタイプです。そのため、四半期や年単位といった比較的長いスパンで活動計画を立てられます。
例えば、「生産性を前年比15%向上させる」「クレーム数を0件にする」といった課題を設定します。
3つのタイプの比較と使い分け基準
3つのタイプは、「問題か課題か」「原因が判明しているか」という2つの基準で使い分けます。
| タイプ | 出発点 | 原因の明確さ | 時間軸の目安 |
|---|---|---|---|
| 問題解決型 | すでに発生している問題 | 原因は未解明(これから追究) | 短期〜中期 |
| 施策実行型 | すでに発生している問題 | 原因はすでに判明している | 短期(スピード重視) |
| 課題達成型 | 今後実現したい理想の姿 | 「課題」であり原因追究は不要 | 中期〜長期 |
まず、取り組むテーマが「すでに起きている問題」なのか、「これから目指したい理想の姿」なのかを見極めましょう。
問題であれば、原因がすでにわかっているかどうかで「問題解決型」と「施策実行型」のどちらを使うかが決まります。一方、理想の姿を目指す活動であれば、「課題達成型」が適しています。
【問題解決型・施策実行型】QCストーリーの進め方

それでは、3つのタイプのうち、スタンダードなQC手法である問題解決型QCストーリーの進め方を解説します。
なお施策実行型QCストーリーの場合には、問題解決型QCストーリーの「5.原因追究」を省略した手順を実施します。
1.テーマ選定
まずは、活動テーマを決めるために取り扱う問題を選定します。
現場には、顕在化している問題や潜在的な問題があるためです。そのため、まずは現場にどのような問題があるのかをピックアップする必要があります。
潜在的な問題を把握するには、定期的なデータ確認により改善点を見つける方法や現場スタッフからヒアリングする方法などが挙げられます。
| このステップで活用するQC道具 | パレート図(複数のテーマ候補を比較検討する場合) |
|---|
2.現状把握
改善すべき問題を選定したら、次に問題を正確に把握するために、現状を詳しく調査・分析します。問題に関連するデータをできる限り数値や事実ベースで収集しましょう。
ここでの注意点は、科学的な根拠があるかどうかです。例えば、「スタッフが言っていたから」というのは、正確性に欠けます。ヒアリングした内容の事実をしっかりと確認し、裏付けを取るようにしましょう。
| このステップで活用するQC道具 |
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|---|
3.目標の設定
把握した現状をもとに、問題解決に適した目標を設定しましょう。目標設定は、測定可能な内容にすることが大切です。
例えば、「不良品率を下げる」では、どの程度下げたら目標が達成されるのかわかりません。「不良品率を前年比5%削減する」とすることで、具体的な対策も浮かびやすくなります。
目標設定の立て方、ポイントの詳細は、以下の記事をご覧ください。
4.スケジュール計画
目標が決まったら、達成までの期日を設定します。そして、原因追究や対策などのステップごとのスケジュール計画を立てましょう。
ガントチャートを用いて、「誰が」「何を」「いつまでに」実施するかを決めることが一般的です。期限を設けることで、それぞれの段階が間延びすることを防げます。
また、QCサークル単位で実施するのであれば、リーダーを決めておきましょう。
| このステップで活用するQC道具 | ガントチャート(タスクの進捗管理に) |
|---|
5.原因追究
問題解決型QCストーリーにおける最も重要なステップが、原因の追究です。ここまで把握した現状をもとに、原因を明らかにします。
混同しやすい「2.現状把握」は、発生している問題を把握することであり、このステップでは、現状の問題が発生した理由を明らかにすることにあります。
例えば、「商品Aは商品Bと比べて品質不良が10%程度多い」と把握することが現状把握で、「なぜ商品Aは商品Bと比較して品質不良率が高いのか」という原因を追究するのがこのステップになります。
原因追究の際には、4Mという「Man(人間)・Method(手順・方法)・Machine(機械)・Material(材料)」4つの観点から、原因をさまざまな視点から検討しましょう。
| このステップで活用するQC道具 |
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6.対策実行
原因を見出したら、スケジュールに沿って対策を実行します。その際、なるべく従業員の負担が増えないようにしましょう。
そのためには、以下の「ECRSの4原則」から対策案を考えることがおすすめです。
- 排除(Eliminate):作業・手順そのものを取りやめる
- 結合(Combine):作業と確認を同時に行うなど、2つ以上の業務をまとめる
- 交換(Rearrange):作業の順序や場所などを入れ替えて効率化する
- 簡素化(Simplify):作業を単純化・簡素化させる
| このステップで活用するQC道具 | チェックシート(対策の実施漏れの防止に) |
|---|
7.効果の確認
対策を行ったら、定期的にデータを収集します。対策前後で比較することで、目標の達成度合いがわかるため、対策前と同じ条件でデータ測定してください。
思ったような効果につながっていない場合には、早い段階で再度要因を検証し、修正します。修正した場合にも、上書きせず保管しておくことがおすすめです。今後、新たに対策する際に、参考になる可能性があります。
| このステップで活用するQC道具 | グラフ・管理図(対策前後の変化の比較に) |
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8.標準化
効果が得られた施策については、現場に浸透するために標準化を図りましょう。マニュアルや作業手順書などに落とし込むことで、新しいスタンダードとして定着させる必要があります。
新しい習慣を継続し、定着させるために、一定期間にわたりデータを取り続け、確認するようにしてください。
| このステップで活用するQC道具 | 管理図(標準化後の運用状況を管理する場合に) |
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【課題達成型】QCストーリーの進め方

次に、今後達成したい目標に取り組むタイプである課題達成型QCストーリーの進め方を解説します。
1.テーマ選定
課題達成型においても、問題解決型と同様に、取り組むテーマを選定します。
問題解決型とは異なり、課題達成型のテーマの選定には、経営計画と照らし合わせながら、事業体制を強化する点を重視して選定することがおすすめです。
| このステップで活用するQC道具 | 親和図法(バラバラに見える意見やアイデアを整理する場合に) |
|---|
2.攻めどころの設定
目指すべき目標を決めたら、多角的な視点から攻めどころ(アプローチの方向性)を設定します。
例えば、「現在より20%生産性を向上する」という目標を掲げた場合、「業務効率化」や「ミス・トラブルの低減」、「質の高い人材獲得」など多方面からアプローチが考えられます。そのうち、どの方向からアプローチするのかを検討します。
| このステップで活用するQC道具 | 連関図法(アプローチ間の関連性を整理する場合に) |
|---|
3.目標の設定
攻めどころを設定したら、その攻めどころにおける目標を設定します。
「誰が」「いつまでに」「何を」「どの程度」改善するのかを具体的な指標を決めるようにしましょう。
4.方案立案
目標達成するための具体的な施策を立てます。
施策案は一つだけでなく、仮説にもとづいていくつかの案を提案しましょう。実施する中で、予想通りの結果が得られるとは限らないため、さまざまな方向から施策を検討することがおすすめです。
| このステップで活用するQC道具 |
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5.成功シナリオの追求・実施
具体的な施策を立てたら、その中から総合的にリスクが少なく、効果が大きい成功シナリオを追求します。
どの案にも少なからずメリット・デメリットが存在するでしょう。そのため、最小限のデメリットで、最大限のメリットが狙える成功シナリオを策定し、実施します。
| このステップで活用するQC道具 | PDPC法(実施段階で起こりうる不測の事態を事前に想定する場合に) |
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6.効果の確認
施策を実施したら、効果を確認します。
対策前後でデータを比較することで、目標の達成度合いがわかるため、対策前と同じ条件でデータ測定してください。
思ったような効果につながっていない場合には、早い段階で再度要因を検証し、修正します。修正した場合にも、上書きせず保管しておくことがおすすめです。今後、新たに対策をする際に、参考になる可能性があります。
| このステップで活用するQC道具 | グラフ・マトリックスデータ解析法(施策の効果を数値で比較する場合に) |
|---|
7.標準化
効果が得られた施策については、現場に浸透するために標準化を図りましょう。マニュアルや作業手順書などに落とし込むことで、新しいスタンダードとして定着させる必要があります。
新しい習慣を継続し、定着させるために、一定期間にわたりデータを取り続け、確認するようにしてください。
| このステップで活用するQC道具 | マトリックス図法(標準化すべき項目や管理方法を整理する場合に) |
|---|
QCストーリーに活用する「QC七つ道具」とは

QCストーリーを進める際、「QC七つ道具」と呼ばれるツールを活用することが多くあります。これらは、データを数値や図で「見える化」することで、問題の原因追究や対策の実行を裏付ける役割を果たします。
「QC七つ道具」とは、以下の7つのツールです。
- パレート図
- 特性要因図
- グラフ
- チェックシート
- ヒストグラム
- 散布図
- 管理図
それぞれ用途は異なりますが、いずれも数値データをもとに、問題の絞り込みや原因の特定、効果の検証に役立つツールです。QCストーリーの各ステップでどのツールが活用されるかを整理すると、以下のようになります。
| QCストーリーのステップ | 活用される主なQC七つ道具 |
|---|---|
| 現状把握 | チェックシート、ヒストグラム、パレート図 |
| 原因追究 | 特性要因図、散布図 |
| 対策実行 | チェックシート |
| 効果の確認 | グラフ、管理図 |
| 標準化 | 管理図 |
このように、QC七つ道具は問題解決型・施策実行型のQCストーリーにおいて、各ステップを「データに基づいて」進めるための土台となるツールです。
なお、QC七つ道具が主に定量データを扱うのに対し、アンケート結果や現場の声といった言語データを整理する際に使われる「新QC七つ道具」と呼ばれるツール群もあります。課題達成型QCストーリーなど、定性的な情報を扱う場面で活用されることが多いツールです。
「QC七つ道具」の概要や使用例については以下の記事をご覧ください。
品質の継続的発展を目指すならISO9001取得がおすすめ
最後に、品質管理における国際規格であるISO9001について紹介します。
ISO9001は、事業体制そのものをシステム化し、合理的な品質管理を継続的に実施していきたい企業に非常に効果的な規格です。
ISO9001では、自社の製品・サービスの品質の維持・向上を目的としています。最終的には顧客満足度の向上を目標としているため、品質だけでなく納期・価格などの観点とのバランスを取りながら製品・サービスの品質の最適化を図るものとなっています。
ISO9001は製造業向けにつくられた規格であるため、現在でも取得している企業は製造業が多くなっています。最近では、中小企業においても取得企業が増加している傾向があります。
ISO9001の詳しい概要は、以下の記事をご覧ください。
ISO9001を取得するメリット

ISO9001を取得することで、主に5つのメリットが得られます。
ISO9001認証取得そのものによるメリット
- 取引先や消費者からの安心感・信頼感の醸成
- 取引先の拡大
品質マネジメントシステム構築によるメリット
- 作業手順が明確になる
- 従業員教育が効率化する
- 自社製品の品質を継続的に向上できる
「ISO9001認証取得そのものによるメリット」とは、ISO9001認証という国際規格を取得することで、「自社の事業体制が適正に管理されている」と証明されることによるメリットです。ISO規格の取得は、競合他社との差別化につながる自社製品・サービスの強みといえるでしょう。
最近では、ISO9001の取得が取引条件になっている企業も増えています。ISO9001取得により品質を担保できると、取引先の拡大も見込めるのです。
一方、「品質マネジメントシステム構築によるメリット」は、基本的に社内においてプラスの影響を与えるメリットといえます。自社の事業体制を強化し、業務効率化や生産性向上など競争優位性の維持に貢献してくれるでしょう。
ISO9001取得によるメリットの詳細は、以下の記事をご覧ください。
ISO9001を取得する方法
ISO9001の取得方法には、社内の人員のみで取得する「自社取得」とプロのコンサルティング会社に依頼して取得する「コンサル取得」があります。
以下に、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。
| 取得方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 自社取得 | ・自社のみで完結できる ・自社のペースで進められる | ・非常に多くの労力を費やす ・担当者の経験やノウハウにより、1年以上の期間を費やすことがある ・多くの人件費がかかる ・自社に適した仕組みが構築できず、社員の負担になるリスクがある |
| コンサル取得 | ・自社取得と比べてトータルコストを抑えられることが多い ・プロのサポートにより、自社に適した仕組みの構築が期待できる | ・取得できれば良いという業者にあたると、かえって社員の負担になる仕組みを構築してしまうことがある ・信頼できる業者を見極める必要がある |
ISO規格を取得する企業の多くは、コンサルティング業者に取得サポートを依頼しています。中には、ISO規格を自社取得したものの、思ったような効果が得られる仕組みを構築できず、コンサルティング業者に再構築を依頼する場合もあります。
そのため、社内にISO規格に精通している人材がいない場合は、コンサルティング業者に依頼することがおすすめです。
ISOコンサルタントの必要性や選び方などは以下の記事をご覧ください。
まとめ
QCストーリーは、品質管理における課題改善の進め方のことです。
課題を正確に把握したうえで、解決策を模索し、実施していくことで、製品・サービスの品質向上が期待できます。また、工場全体や部門全体、会社全体における品質向上や顧客満足度向上を目指したい場合には、ISO9001の取得を検討することがおすすめです。
QC活動もISO9001も品質向上を掲げています。自社のさらなる品質の発展を、どのように行っていくのか、一度見直してみても良いかもしれません。
ISOプロでは月額4万円から御社に合わせたISO運用を実施中
ISOプロではISO各種の認証取得から運用まで幅広くサポートしております。
また、マニュアル作成など御社に合わせたムダのない運用を心がけており、既に認証を取得しているお客様においてもご提案しております。
サポート料金においても新プランを用意し、業界最安級の月額4万円からご利用いただけます。


























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