食品の安全を守る規格!ISO22000のメリット・デメリット

著者:ISOプロ担当者
投稿日:
更新日:2020年07月08日

  • 「食品安全に対する意識が高い」というブランディングに繋がりビジネスの拡大が見込める。
  • 規格取得により、食品にまつわる事故防止や作業のムダ排除による継続的な企業価値の向上などのメリットが得られる
  • 「人中心」の業務フロー・体制が崩れるというデメリットがある

食品製造業者による食品安全関連の事故を起こしてしまうと、企業として説明責任が求められることから、ISO22000取得への意識が高まってきています。
ISO22000は、衛生面を含めた『食品安全管理』を目的とした、マネジメントシステム規格です。
規格取得により「食品にまつわる事故防止」「継続的な企業価値の向上」などのメリットがあり、「食品安全に対する意識が高い」というブランディングにも繋がることでしょう。
また、デメリットとして「人中心」の業務フロー・体制が崩れるというものがあります。
この記事ではISO22000の取得によって得られるメリットとデメリットについて解説していきます。

ISO22000の概要

ISO22000は、衛生面を含めた『食品安全管理』を目的とした、マネジメントシステムの規格です。

対象は、フードチェーンに関与するすべての組織で、農業・畜産業・漁業・養殖業などの一次生産者およびその材料の加工・配送業者などが含まれます。

当然ですが、食品製造業者の認定 取得が目立っており、近年、食品製造業者による食品安全関連の事故をニュースなどで目にすることは多いのではないでしょうか。
こうした事件を起こしてしまうと、企業として説明責任が求められることから、ISO22000取得への意識が高まってきているようです。

ISO22000を取得していることで、「食品安全に対する意識が高い」というブランディングにもつながり、エンドユーザーの獲得、ビジネスの拡大などが見込めます。

ISO22000取得の流れは?

取得には、他のISO規格と同様の工程が必要です。まず、システム構築・運用のためにPDCAを回転させます。

その後、 認証 取得に関する情報収集や方針の策定、手順、規定類の作成を行い、マネジメントシステムを運用して活動を記録し、分析・評価をしてください。

マネジメントレビューの認定取得は二段階に分かれており、ファーストステージ審査とセカンドステージ審査があります。
ファーストステージとセカンドステージの間隔は原則として最短1ヵ月、最長6ヵ月。審査が完了すると、それぞれに登録証が発行されます。
この時点で審査判定会で登録の可否が判定されるという流れです。PDCAを回転させることはじめ、取得認定証が届くまでにトータルで10ヶ月ほどかかると見積もったほうがいいです。
また、コンサルなど専門家を通さず、自力で取得を行う場合はもう少し長くかかるかもしれません。

ISO22000取得のメリット

ISO22000のメリットを社内的なものと、対外的なものに分けてご説明していきましょう。

まず、社内的なものですが、最も大きなものは、食品にまつわる事故防止ではないでしょうか。加えて、食品安全ハザードを明確化することで、食品製造工程のトラブルや顧客のクレームの減少、予防措置の標準化 を進めることができます。

また、従業員の意識変化、企業としての意識の統一などもメリットの一つです。
ISO22000を取得することで、企業としての方針を明確にでき、その理念を社員一人ひとりに浸透させましょう。企業全体として食品安全に対する意識の変革を促し、食品安全リスクの低減を実現させることが可能です。

さらに、製造工程を可視化することで、作業のムダを排除し効率の改善。業務効率の改善や組織体制の強化、業務・工程の可視化による業務継承の円滑化、継続的な企業価値の向上などが期待できます。

対外的なメリットとしては、やはり「信頼感」の醸成です。安心・安全な製品・サービスを提供するための仕組みづくりを確立することで、消費者や取引先から「食品安全のプロフェッショナル」として信頼されるようになります。

加えて、フードサプライチェーン全体の危機管理コミュニケーションの円滑化や、海外企業を含む取引要件の達成などもメリットとして挙げられます。納入先の信頼を得ることで、より大きなビジネスチャンスをつかむきっかけや、消費者への食品安全のアピールになるため、意識の高い顧客を取り込むことにもつながるのです。

ISO22000取得のデメリット

ISO22000をはじめとするISO取得の一般的なデメリットとして、「人中心」の業務フロー・体制が崩れるというものがあります。

食品製造・流通業務においても、「この業務にはこの人が適任」というような形で属人的に最適化されていることがありますが、マニュアルを導入することで作業の均一化が可能です。

とくに衛生面の確認業務においては、「当たり前」のことの実施を厳密に義務付けることがあるため、業務が滞るという話も聞きます。
また、すぐに結果が出るものではないため、「何のためにISO22000を取得したのか」という話になりかねません。あくまで長い目で見て、企業の信頼を獲得していくことに焦点を当てましょう。

まとめ

さて、ここまでの説明で衛生面を含めた食品安全管理を実施するためのマネジメントシステムであるISO22000の概略、取得の流れ、そしてメリットとデメリットをご理解いただけたかと思います。

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