ISO9001取得企業のメリットとは?

ISOプロ担当者

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この記事は2017年9月11日に更新されました。

ISO9001規格は、品質マネジメントシステムを保証する国際規格です。つまり自社以外の第三者によって「品質管理システム構築がしっかりしている会社組織です」「顧客要求をシステム構築し、組織的に品質マネジメントに取り組んでいます」と太鼓判を押してもらいます。

ここではこの国際規格を認証取得することでどのようなメリットが生まれるのか紹介しましょう。

利点その1:取引がしやすくなる

ISO9001規格を認証取得するためには、品質マネジメントに関わる100以上の項目をクリアする必要があります。品質マネジメントとは、商品の品質を保証するだけのものではなく仕事の質を保証するものでもあります。

よって、製品製造業だけがターゲットになるのではなく、あらゆる業種が対象となります。

その100以上の項目ですが、中には「当たり前」と思うようなものもたくさん含まれています。たとえば、国際規格をクリアするためには「文章化した情報はきちんと記録、保管しておきましょう」のようなことまで盛り込まれていますが、多くの人が「当たり前」と考えるでしょう。

しかし、何を「当たり前」と捉えるのかは人によります。自分が「当たり前」と考えていることを、取引先が品質向上への取り組みに対して、顧客要求への取り組みに対して疎かにしていることほど怖いものはありません。

企業間取引では、このリスクが常につきまといます。よって、この国際規格(マネジメントシステム)の認証が有効的になり、経営的に信用度が向上するということになります。

第三者に「当たり前のことができている企業」と認めてもらうことで、取引先から共同事業など、取引がしやすくなります。

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利点その2:仕事のやり方に迷わなくなる

国際規格を認証取得するためには、自社の品質管理などを多方面から見直す必要が出てきます。どんな会社でも今まで「曖昧な部分」があるでしょう。その「曖昧な部分」をできるかぎり解消することが可能です。

細かい仕事をマネジメントシステムとしてのマニュアル構築することで、全スタッフの業務を均一化できるのも大きな利点です。

たとえば、新たに入ってきた社員が「2人の先輩に仕事を教えてもらったけど、Aさんの仕事のやり方とBさんの仕事のやり方が違う。2人とも先輩だし、どっちのやり方に合わせれば良いのかわからない」と迷う必要もなくなるでしょう。「こんなものは小さな問題だ。臨機応変に対応すればいい」と切り捨てるのは簡単です。しかし、多くの現場で毎日のように抱えられている問題でしょう。

小さな問題がいずれ大きな悩みに発展しまえば、せっかく入ってきた社員が職場を離れてしまうきっかけになってしまうかもしれません。

経営陣の目線では、このような現場サイドの意見や悩みを見逃してしまいがちです。しかしながら、現場の統一感を失う原因にもなってしまう重要な意見です。仕事の品質管理をハッキリさせることで、生産性の向上や社員のモチベーションにも繋がります。

利点その3:教育期間の大幅短縮!

業界によっては人の出入りが激しい業界もあるでしょう。そのような業界の会社こそISO9001(品質マネジメントシステム)を認証取得することをオススメします。

会社全体で国際規格認証に向けて動けば、あらゆる仕事が記録文章化やマニュアル構築されて、新たに入ってきた社員への教育期間の短縮が可能です。

「常に新人教育をしている気がする」と感じている社員は少なくありません。多くの場合、新入社員が入ってきた時の教育係は同じ社員でしょう。その社員は、定期的に同じような教育を繰り返しています。その業務量は馬鹿にできません。もしもその人の業務を軽減させることができれば、他の仕事に廻ってもらえますし、経営として、会社全体として有益です。

また、仕事内容が明確になることで、新入社員も安心して仕事に取り組むことができ、製品製造業でも多く見受けられますが、職場離れの軽減にも繋がります。

まとめ

国際規格導入の利点として「他の会社と取引がしやすくなる」「社員のモチベーションが上がる」「新入社員の職離れの軽減」の3つの利点を紹介しましたが、もちろん他にもいくつもの利点があるでしょう。

総じて言ってしまえば、ISO9001(品質マネジメントシステム)は会社がより会社らしくあるための国際標準規格です。

「社員に安心して働いてもらいたい」「取引先や顧客に安心して取引してもらいたい」、そのような考えが少しでもある経営方針ならば、前向きに検討するべきでしょう。特に今後、海外との取引を検討している会社は国際規格の認証取得が大きな武器になることも少なくありません。

1つの会社の噂が海外まで及ぶことは少ないので「相手が取引するに足る経営組織かどうか」を国際規格の有無で判断されることも多いからです。簡単に言ってしまえば「ISO9001(品質マネジメントシステム)を認証取得しているのならば、取引しても大丈夫だろう」と判断されるということです。

「当社は安心です」と自己主張している会社よりも、第三者に「この会社は安心です」と認められた会社の方が、はるかに信用されるのは言うまでもありません。

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