• ISO9001規格は「商品の品質」だけでなく「仕事の質」を保証するため、あらゆる業種が対象となる
  • 第三者に「当たり前のことができている企業」と認めてもらうことで、経営的に信用度が向上する
  • 細かい仕事も含む「曖昧な部分」を明確化することで、生産性の向上や社員のモチベーションアップに繋がる
  • 仕事内容の明確化による、新入社員への教育期間の短縮や新入社員の職場離れの軽減
  • 海外との取引を検討している会社は国際規格の認証取得が大きな武器になる

品質 向上への取り組みは、企業にとって欠かせないものだと思います。ISO 9001と言えば顧客満足度の向上と一貫した品質の製品・サービスの提供を目的とした規格です。しかし、「商品の品質」を保証するだけでなく、「仕事の質」も劇的に変わります。
例えば、経営的信頼度が向上し取引がしやすくなったり、業務の手順が明確化することで仕事のやり方や新入社員への指導も困らなくなるでしょう。今回はこのようなメリットについて、詳しく解説していきます。

利点その1:取引がしやすくなる

ISO9001 規格を認証取得するためには、品質マネジメントに関わる100以上の項目をクリアする必要があります。品質マネジメントとは、商品の品質を保証するだけのものではなく仕事の質を保証するもの でもあります。
よって、製品製造業だけがターゲットになるのではなく、あらゆる業種が対象となります。
その100以上の項目ですが、中には「当たり前」と思うようなものもたくさん含まれています。たとえば、国際規格をクリアするためには「文書化した情報はきちんと記録、保管しておきましょう」のようなことまで盛り込まれていますが、多くの人が「当たり前」と考えるでしょう。
しかし、何を「当たり前」と捉えるのかは人によります。自分が「当たり前」と考えていることを、取引先が品質向上への取り組みに対して、顧客要求への取り組みに対して疎かにしていることほど怖いものはありません。
企業間取引では、このリスクが常につきまといます。よって、この

国際規格 (マネジメントシステム)の認証 が有効的になり、経営的に信用度が向上する ということになります。
第三者に「当たり前のことができている企業」と認めてもらうことで、取引先から共同事業など、取引がしやすくなります。
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利点その2:仕事のやり方に迷わなくなる

国際規格を認証取得するためには、自社の品質管理などを多方面から見直す必要が出てきます。どんな会社でも今まで「曖昧な部分」があるでしょう。その

「曖昧な部分」をできるかぎり標準化することが求められています。 です。
細かい仕事をも含む業務の手順を明確化することで、全スタッフの業務を均一化できるのも大きな利点です。手段として「マニュアル」「手順書」などを作成する企業が多くあります。
たとえば、新たに入ってきた社員が「2人の先輩に仕事を教えてもらったけど、Aさんの仕事のやり方とBさんの仕事のやり方が違う。2人とも先輩だし、どっちのやり方に合わせれば良いのかわからない」と迷う必要もなくなるでしょう。「こんなものは小さな問題だ。臨機応変に対応すればいい」と切り捨てるのは簡単です。しかし、多くの現場で毎日のように抱えられている問題でしょう。
小さな問題がいずれ大きな悩みに発展しまえば、せっかく入ってきた社員が職場を離れてしまうきっかけになってしまうかもしれません。
経営陣の目線では、このような現場サイドの意見や悩みを見逃してしまいがちです。しかしながら、現場の統一感を失う原因にもなってしまう重要な意見です。仕事の品質管理をハッキリさせることで、生産性の向上や社員のモチベーションにも繋がります。

利点その3:教育期間の大幅短縮!

業界によっては人の出入りが激しい業界もあるでしょう。そのような業界の会社こそISO9001(品質マネジメントシステム)を認証取得することをオススメします。
会社全体で国際規格認証に向けて動けば、あらゆる仕事が標準化され、新たに入ってきた社員への教育期間の短縮が可能です。
「常に新人教育をしている気がする」と感じている社員は少なくありません。多くの場合、新入社員が入ってきた時の教育係は同じ社員でしょう。その社員は、定期的に同じような教育を繰り返しています。その業務量は馬鹿にできません。もしもその人の業務を軽減させることができれば、他の仕事に廻ってもらえますし、経営として、会社全体として有益です。
また、仕事内容が明確になることで、新入社員も安心して仕事に取り組むことができ、製造業でも多く見受けられますが、職場離れの軽減にも繋がります。

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まとめ

国際規格導入の利点として「他の会社と取引がしやすくなる」「社員のモチベーションが上がる」「新入社員の職離れの軽減」の3つの利点を紹介しましたが、もちろん他にもいくつもの利点があるでしょう。
総じて言ってしまえば、ISO9001(品質マネジメントシステム)は会社がより会社らしくあるための国際標準規格です。
「社員に安心して働いてもらいたい」「取引先や顧客に安心して取引してもらいたい」、そのような考えが少しでもある経営方針ならば、前向きに検討するべきでしょう。特に今後、海外との取引を検討している会社は国際規格の認証取得が大きな武器になることも少なくありません。
1つの会社の噂が海外まで及ぶことは少ないので「相手が取引するに足る経営組織かどうか」を国際規格の有無で判断されることも多いからです。簡単に言ってしまえば「ISO9001(品質マネジメントシステム)を認証取得しているのならば、取引しても大丈夫だろう」と判断されるということです。
「当社は安心です」と自己主張している会社よりも、第三者に「この会社は安心です」と認められた会社の方が、はるかに信用されるのは言うまでもありません。

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