土木建築会社がISO14001取得をする時によくある疑問

監修残田康平
著者:ISOプロ担当者
投稿日:
更新日:2020年05月18日

土木建築会社がISO14001を取るとなると、それは環境マネジメントとは言われていますが、どのような内容であり、本当に会社にメリットがあるのか、取得は難しくないのか、費用は高くないのか、などいくつかの疑問が出てくるでしょう。ここではそんな疑問にお答えしていきます。

日常業務の妨げにならないか

ISO14001は取得しようとなると、もちろん第三者機関による審査が行なわれますので、審査に向けての準備をしないとなりません。また取得後もISO14001の規格を守っていくための努力も必要となります。取得するためには、ISO14001の内容は何であるか、審査はどのようなことが行なわれるか、作成する書類は何が必要かなどの準備は整えていかないとなりません。ただ初めて取得をしようとするような会社は、何から手を付ければいいのかわからないことも多いので、コンサルタント会社を利用することも多いです。

そして重要なのは、今の業務に継ぎ足していくシステムではなく、今の業務ISO14001の要求事項とすり合わせていくことを目指すべきです。現状で不足しているものがあれば、業務のどこを改善すればいいか考えます。仕事のやり方を変えていくということではなく、仕事を改良していくという考え方になります。そのようにして、今あるシステムを改善していけば、それほど苦労なく、またISO9001と似たような部分も多いので、すでにISO9001を持っている会社は、ISO9001よりも楽に取得できる事も多いです。むしろ日常業務の効率化にもつながるため、一時的に時間をとられることはあっても、業務の妨げになるようなものではありません。

短期間で取得できるか

取得する時に疑問に思うのは、認証までどれぐらいの期間がかかるのかということでしょう。いつまでもだらだらとISO14001に取り組んでいては、それこそ業務にも影響が出てきます。認証までの期間は、一概にはどれぐらいと決まってはいませんが、半年から1年ぐらいの場合が多いです。審査機関により差はありますが、運用期間が3ヶ月あれば審査を受けることが可能となります。

審査は大きく分けて2回行なわれます。以下の段階を踏まえて審査が行なわれますので、それに向けて準備をしていけば、おおよそどの会社でも1年以内の取得は可能です。

・第1段階審査
文書審査と呼ばれるもので、作成した環境マニュアルや運用手順書が、規格で要求されていることを満たしているかをチェックします。審査員が会社を訪問して、色々と担当者に質問します。

・第2段階審査
第一段階の審査で確認した通り、従業員が運用しているかを審査します。環境上問題なく、環境マネジメントシステムが機能していれば、認証となり取得となります。

ただし気をつけないといけないのが、審査機関により差はありますが、運用期間が3ヶ月あれば審査を受けることが可能となります。

取得が難しくないか

ISO14001を取得していくには、目標を設定して、それに向けたシステムを構築すれば審査通過となると考える会社もあるようですが、そう簡単ではありません。どれぐらいのコストがかかるか、事務作業は何が必要か、会社全体での意識改革と業務改善などと行なわねばならず、考えないといけないことは多くあります。簡単ではないですが、社員全員で準備していけば、取得できるものでもあります。如何にして準備を整えていくかというのが重要でしょう。

しかし、まずはISO14001についてよく考えないとなりません。何のために必要としているのか、本当にISO14001は会社にとって必要なのか、社員全員で取得したいと考えているのか、というのも大切です。経営トップが、なんとなく必要だと言われたので、役員などに命令して無理矢理取得させる、これではISO14001を認証取得しても、その後はまったく役に立たず、取得したことが無駄になるということも多いです。管理責任者やプロジェクトメンバーばかりに押しつける会社は、見事に失敗します。まずは何故ISO14001が会社に必要なのかを、じっくりと考えるべきです。

ISO14001に関しては、準備さえしていけば取得できるものであり、期間も短くて半年ぐらい長くても1年以内で可能です。日々の業務の中でのシステムを改善していけば、それほど仕事に支障も出さずに済むでしょう。ただし社員の少ないような数名程度の会社では、やはりそうは言っても苦労することも多々あります。必要と考え目的を明確にしないと失敗するケースも多いので、会社の何にISO14001が必要かをよく考えるべきです。決して取引先にISO14001を取得していないと取引は出来ないと言われたから、などと第三者的な考えで必要とするべきではありません。

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この記事の監修者情報
残田康平 ( ISOコンサルタント )
約5年間ISOコンサルティング会社で累計200社以上のISO構築に携わってきました。現在はISOプロのISOコンサルタントとして活動中。企業の得意・不得意を引き出しつつ、自社にピッタリなISOを構築することが得意です。これからISOに携わる人々にわかりやすい言葉で情報発信をしています。
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