【規模別】ISOコンサル費用の相場はいくら?料金体系と選び方を徹底解説

ISOコンサルタントへの依頼を検討する際、「費用がどのくらいかかるのか」「どのコンサルタントを選べばよいのか」は、多くの担当者が最初に抱える疑問です。
しかし、インターネットで調べても最安値しか掲載されていないケースも多く、実際にどの程度の予算を確保すべきか判断しにくい状況があります。
ISOコンサルタントの費用相場は、企業規模や支援内容によって異なりますが、年間50〜100万円程度が目安となります。ただし、コンサル費用だけでなく、審査費用や人件費なども加味したトータルコストで考えることが重要です。
そこで本記事では、ISOコンサルタントの料金相場・料金体系・費用を左右する要因から、失敗しないコンサルタントの選び方までをわかりやすく解説します。
目次
ISOコンサルタント業者の料金相場

ISOコンサルタントの費用相場は、企業規模・取得規格・依頼するサポート範囲によって大きく異なります。
ISO9001やISO14001、ISO27001といったメジャー規格のコンサルティング費用は、年間50〜150万円程度が目安です。
以下に、企業規模別のコンサルタント費用の目安をまとめました。
| 従業員数 | コンサル費用の目安(年間) |
|---|---|
| 〜30名 | 50万円〜 |
| 31〜50名 | 100万円〜 |
| 51名以上 | 150万円〜 |
※上記はISO9001・ISO14001・ISO27001などのメジャー規格を1規格・1拠点で取得する場合の概算です。
ISOコンサルタントの料金体系

ISOコンサルタントの料金体系は、大きく「月額定額型」と「スポット(一括)型」の2種類に分かれます。
月額定額型
月額定額型とは、毎月一定の費用を支払って、継続的にサポートを受ける料金体系で、月額約10万〜30万円程度が相場です。
ISO認証取得には最低6か月はかかるため、月額10万円であれば6か月分の60万円程度が必要になります。
| メリット | デメリット |
|---|---|
|
|
スポット(一括)型
スポット(一括)型とは、認証取得までの支援費用を契約時にまとめて確定させる料金体系で、相場は約45万~200万円です。
契約時に支払う総額が決まっているため予算を立てやすく、途中で追加料金が発生しにくい点が大きな特徴です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
|
|
月額型とスポット型の選び方
2つの料金体系は、自社の状況や優先事項によって選び方が異なります。
| 月額定額型が向いている企業 | スポット(一括)型が向いている企業 |
|---|---|
|
|
いずれの料金体系においても、契約前にサポート範囲・訪問回数・追加費用の有無を必ず確認しておくことが重要です。
ISOコンサルタント費用を左右する要因

ISOコンサルタント費用は、企業の状況や依頼内容によって大きく変動します。事前に費用を左右する要因を把握しておくことで、より正確な予算計画を立てることができます。
企業規模・対象範囲
従業員数や拠点数が多いほど審査工数が増え、コンサルタントの対応工数も増加するため、費用は高くなる傾向があります。
例えば、「全社を対象とするのか」「特定の部署・拠点のみに限定するのか」によっても費用は大きく変わります。
適用範囲を絞ることでコストを抑えられるため、予算に不安がある場合には特定の部署・拠点で取得するスモールスタートから始めることも検討すると良いでしょう。
取得する規格の種類
ISO9001・ISO14001・ISO27001などのメジャー規格の場合、対応できるコンサルタントが多く、比較的費用が抑えやすい傾向があります。
一方、特定の業種向けの規格や複数規格の統合取得を目指す場合は、専門性が高くなるため費用が増加する傾向があります。
依頼するサポート範囲
フルサポートではなく「申請書類の作成のみ依頼する」「簡単なアドバイスだけもらう」といったように、サポート範囲を限定するだけでも費用を抑えられます。
コンサルタントに任せる範囲が広いほど費用は高くなりますが、その分社内の工数や負担を削減できます。自社のリソースと照らし合わせて、依頼範囲を決めることが重要です。
出張費・交通費の有無
遠方のコンサルタントに依頼する場合は交通費・宿泊費が別途発生することがあります。
近年はオンライン対応が可能なコンサルタントも増えており、出張費を抑えられる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
自社に合うISOコンサルタント業者を選定するポイント

ISOコンサルタントは費用だけで選ぶと失敗するリスクがあります。認証取得から運用まで長期間にわたって付き合うパートナーだからこそ、以下の3つのポイントを軸に選定することが重要です。
コンサルタントの質の高さ
コンサルタントの質は、自社に合ったマネジメントシステムの構築に直結します。
契約前に質を見極める方法として、サポート価格を比較することがおすすめです。
極端に低価格な場合は、1社あたりにかけられる時間やサポート内容に問題がある可能性があります。
ただし低価格にも合理的な理由がある場合もあるため、価格だけでなく「なぜその価格なのか」を確認するようにしましょう。
コンサルタントのサポート内容
コンサルタントには指導型・代行型・事務局型などの種類があり、サポート範囲は大きく異なります。契約前に以下の点を必ず確認しておきましょう。
- 対応回数に制限はあるか・追加費用は発生するか
- 審査への立ち合いは可能か
- 電話・メールでの相談対応は可能か
- 担当者のレスポンスは迅速か
密なコミュニケーションが取れるコンサルタントを選ぶことが、取得までの負担軽減につながります。
コンサルタントの実績
コンサルタントの力量は実績に表れます。自社と同業種・同規模の企業をサポートした実績があるコンサルタントであれば、業種特有の課題にも対応しやすく、よりスムーズな取得が期待できます。
ホームページに実績が掲載されているかどうかも、信頼性を判断する目安の一つになります。
ISOコンサルの依頼以外にかかる費用とは?
ISOコンサルへの依頼費用以外にも、認証取得には複数の費用が発生します。全体像を把握したうえで予算計画を立てることが重要です。
主な費用項目と相場の全体像を以下にまとめました。
| 費用項目 | 相場 |
|---|---|
| 審査費用 | 30〜100万円 |
| 人件費・教育費 | 100〜450万円 |
ここでは、それぞれの費用項目について詳しく解説します。
審査費用
審査費用は、ISO認証取得時に必ず発生する費用です。事業規模や取得する認証によって異なりますが、最低でも30万円程度の費用が発生します。
また、ISOは取得後も1年ごとの維持審査・3年ごとの更新審査が必要です。審査機関によって費用設定や指摘傾向が異なるため、事前に複数の審査機関に見積もりを依頼して比較しておくことをおすすめします。
人件費・教育費
コンサルへの依頼有無にかかわらず、必ず発生するのが社内担当者の人件費です。
月給25万円の担当者が1年間専任で対応した場合、単純計算で300万円の人件費が発生します。担当者が複数名になればさらに増加します。
また自社取得の場合は、内部監査員セミナーなどの教育費・研修費も別途かかります。
こうした見えにくいコストも含めてトータルで試算すると、コンサルに依頼した方が費用を抑えられるケースも少なくありません。
まとめ
今回は、ISOコンサルタント業者を利用してISO認証取得を行った場合、どのくらいの費用が必要なのか、何を基準にISOコンサルタント業者を選定すれば良いのかを解説してきました。ISOコンサルタント業者の料金は人数や企業の規模などに左右されるので、企業様の中には高く感じてしまうところもあるかと思います。
しかし、自社でISO担当者を新たに雇用したり、従業員に残業させたりしてマネジメントシステムを構築し、「重いISO」を作るよりも、ISOのプロが専門家視点でマネジメントシステムを構築してスリムなISOを運用した方が、費用が抑えられる場合もありますので、ISOコンサルタント業者の料金は費用経費だと考え、安さだけではなく、自社に見合ったISOを構築してくれるコンサルタント選びを行いましょう。
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