• JISとは日本産業規格の略称
  • JISはISO規格を日本語訳したもの
  • 各マネジメントシステムの規格群もJIS規格という形で日本語訳されている

日本においては、JIS規格要求事項として認知されていますが、これらはISO 規格とどのような違いがあるのでしょうか?

ISO(国際標準化機構)が制定するISO規格の原文は英文で、日本産業規格の略称で日本産業規格が翻訳したものをJISとして発行しています。
ISOの普及を推進する目的で翻訳され、基本的にISOと同様のものとして扱われています。

この記事は、JIS規格について解説していきます。

JISとは

JISとは、Japanese Industrial Standardの頭文字を取った、日本産業規格の略称です。「JISマーク」という言葉は皆さんも日常生活の中で耳にしたことがあるのではないでしょうか?

一方で皆さんもご存知の通り、ISOとは国際標準化機構のことで、ISO9001 やISO14001はこの国際標準化機構が発行した規格です。そして、これらの規格は基本的に英語で策定されることが多いのです。ISOは各国語に翻訳するまでのことはしておらず、これを日本での普及を推進する目的で日本産業規格が翻訳したものをJISとして発行しているわけです。つまり、JIS Q 9001 はISO9001を日本産業規格が日本語に訳したものであり、JIS Q 14001はISO14001を同様に翻訳したものなのです。

翻訳されたこれらの規格は、国際整合化が図られており、基本的にはISO規格と同様のものとして扱われています。このため、私達日本人は英語を読み解くことができなくても、JIS Q 9001に則ってマネジメントシステムを構築することでISO認証 を取得することができるというわけです。

他のISO規格も翻訳されている

皆さんはISO9001やISO14001以外にも、品質マネジメントシステムや環境 マネジメントシステムに関する規格があることをご存知でしょうか? 実はISO9001というのは、 ISO9000 ファミリー( ISO9000シリーズ )と呼ばれる品質マネジメントシステムの規格郡の中心的な規格であり、ISO9002やISO9004という規格も存在するのです。

もちろん、ISO14001やISO27001にも、それぞれ14000ファミリー、27000ファミリーというものが存在しており、同様にISO27007やISO27017といった規格があるのです。これらは、例えばISO9001の審査を行う審査機関(認証機関)に対する規格であったり、あるいはxxx1番の規格ではカバーしきれないさらに高度で専門性の高い分野に対する規格であったりします。

こういった規格に対しても、日本産業規格はJIS規格という形で日本語訳したものを発行しており、これらはJIS Q 27002やJIS Q 14004という形で公開されています。

翻訳は本当に正しいの?

JIS規格は、基本的に対象となるISO規格と共通のものであるとみなされるため、規格の認証を取得しようとしたときに、わざわざ英語で書かれた原文を読まなくても問題はありません。――しかし、多少英語ができる方であれば、原文を読むことでその規格が求める要求事項を読み解くための一助となるかもしれません。

例えばISO14001には、JIS規格でいうところの「汚染の予防」というキーワードが頻繁に出てきます。JIS規格の中にはこのように「本当にそのままの意味として受け止めてよいのか?」という翻訳がいくつかいくつかあるかもしれません。――というのも、英語の微妙なニュアンスを必ずしも日本語という言語で正しく表現することができないこともあるからです。このあたりについては、JIS規格は非常に考えられて制定されていますが、中には原文を読んで理解を深めたほうが良い場合もあります。

先程紹介した「汚染の予防」というキーワードであれば、原文では、「prevention of pollution」と記載されています。「――なるほど、じゃあ(環境)汚染の予防なのか」と理解を深めることができるわけです。

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