土木建築会社がISO9001の責任管理者を選ぶときによくあること

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ISO9001を取得して運用していくとなると、社内の人間でシステムを作って運用していくことになります。しかし運用となると誰か責任管理者を選出することが必要です。では、実際に選ぶにあたって、どのような人物を管理者にすればいいのでしょうか?

管理責任者の役割を誰かにやらせる必要がある

ISO9001を取得すると、必ず責任管理者を任命しないとなりません。それは他の与えられている役職や責任と関係なく、指名されることもあります。責任管理者の役割は以下の通りです。

  • 品質マネジメントに必要なプロセスを確立し、実施し維持する
  • 品質マネジメントの成果を含む実施状況の改善の有無についてトップに報告する
  • 組織全体に顧客要求に対する認識を確実に高める

責任管理者に任命された者は、ISO90001に関わる業務を行なうことになります。会社ではトップの経営者が、業務内容を隅々までチェックできれば良いですが、会社の規模が大きくなればなるほど、それは難しくなってきます。そこでISO9001を取得し、品質マネジメントを行なう中では、代行者としてISOを管理していくのが、責任管理者となります。

責任管理者が置かれれば、ISOがどのように取り組んでいるかわかりやくなるというメリットはあります。ただISOに関することがすべて責任管理者にばかり、任せられるという傾向もあり、余計な業務ばかり増えることも多いです。あくまでも責任管理者であり、経営トップではないので、率先してISOに取り組む人物という位置づけであり、品質マネジメントを行なうのは、社内全体であるというのは間違えてはいけません。

管理責任者の役割に指名された人がやらないといけないこと

責任管理者の役割は、上記のように難しい言葉で書かれていますが、簡潔にまとめれば以下のようになります。

  • 仕事のためのルール作りや実施
  • 仕事の成果などをトップに報告
  • 社内へお客様要求への認識を持たせ全体で共有する

つまり、自社の仕事が上手くいくように管理し、状況を都度トップに報告し、従業員に品質を高めるための意識を持たせるということです。

ただ、場合によってはトップが責任管理者を兼任しても構いません。このような場合は、社員に認識を持たせ、仕事のルールを作っていくということがメインの役割となるでしょう。また社員を責任管理者に任命した場合、一人では荷が重いということもあります。その場合は、責任管理者は複数名でも良いことになっているため、他に1名か数名任命しても構いません。実際に窓口役の人物、まとめ役の人物など、それぞれで得意な役割を分担しても良いでしょう。

管理責任者の役割に向いている人のタイプ

ISO9001の責任管理者には、誰でも任命して良いというわけではありません。管理体制を整えていくのが役割であり、それには人や物などを必要に応じて配置しないとなりません。つまりは、そのような人員配置や物品や設備の購入を出来るような人物であるのが望ましいです。人員配置や購入は、責任管理者から各担当者に連絡するというような形でも構いませんが、その場合は余計に手間がかかります。

責任管理者となるには、規格要求事項のなかでは明確にはどのような人物にすべきだという記載はないですが、やはり一定の力量と経験のある人物を任命すべきです。会社のシステムがわからない、仕事の流れが把握できていないという人物では、責任管理者として役割を果たそうとしても、出来ないでしょう。具体的には、以下のような素質が求められます。

  • 規格の意図を理解している
  • 責任と権限を自覚して自分で判断できる
  • 経営者などとコミュニケーションがとれる
  • 社内改革に意欲的である
  • リーダーシップをとれる

このために、自然と任命すべき人物は、役職のある人物などとなってくるでしょう。どうしてもISOのみに関わるということではなく、全体的なマネジメントを行なうようになりますので、責任のある立場の人物が任命されやすいです。トップマネジメントを任せることにもなりますので、社内で下位の人物などを任命するときは、よほど考えないと運用が失敗する原因になります。

導入後は責任管理者任せではなく、会社の各部門がISOを運用していくようにしていくと、責任者の負担も軽くなり、ISOも上手くいきやすいです。また、責任管理者となれば、その役割や業務内容を書類などに随時まとめていき、後任が出来た場合でも引き継ぎがスムーズにいくようにしておくと良いです。

ISO9001では運用していくとなると、必ず責任管理者は必要になります。その役割は仕事がスムーズに行くようにして、仕事をトップに報告し、社員全員で品質向上を目指していくという内容です。あまり聞き慣れた言葉ではないので、だれを任命し、何をさせればよいのかわからないかもしれませんが、その仕事は部長や課長など役職のある人が日々行なっているような仕事であり、1つずつ考えていけばそれほど難しいものでもありません。

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