HACCPシステム構築の手順 第8講座 検証プランの実施
目次
検証プランの実施
検証プランの実施においては、検証の目的、方法、頻度及び責任を規定し、検証の目的、方法、頻度及び責任を文書化します。
検証プランの実施では、システムを一定期間運用して、構築したHACCPシステムが決められた通りに実施されて有効で、食品安全を担保できているのか、運用の全てを検証しなければなりません。
検証プランの実施で下記の5項目について検証します。
- a) PRPが実施されているか。
- b) ハザード分析へのインプットが継続的に更新されているか。
- c) オペレーションPRP及びHACCPプランの要素が実施され、また効果的であるか。
- d) ハザードレベルが、明確にされた許容水準内にあるか。
- e) 組織が要求しているその他の手順が実施され、効果的であるか。
検証の記録は文書にして、食品安全チームの分析のためのデータとして提供されます。
この検証プランの実施は食品安全システムの有効性 と改善のために重要なことです。しかしながらISO 22000の内部監査とは違い、検証は現場の食品安全システムだけを対象として規定文書に従って運用しているかがポイントですが、内部監査の対象は組織のシステム全般わたり、組織の役割を果たしているかという点も関連してくるところです。
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