講義内容
- HACCPシステム構築の手順 第1講座 食品安全の基準HACCPへの取組
- HACCPシステム構築の手順 第2講座 製品の特性、意図した用途の記述
- HACCPシステム構築の手順 第3講座 フローダイアグラムの作成
- HACCPシステム構築の手順 第4講座 工程の段階及び管理手段の記述
- HACCPシステム構築の手順 第5講座 ハザードの明確化及び許容水準の決定
- HACCPシステム構築の手順 第6講座 ハザード評価、管理手段の選択評価
- HACCPシステム構築の手順 第7講座 OPRP、HACCP各プランの作成、管理手段の組合せの妥当性確認
- HACCPシステム構築の手順 第8講座 検証プランの実施
- HACCPシステム構築の手順 第9講座 文書化、事前情報及び文書の更新
- HACCPシステム構築の手順 第10講座 是正処置の実施と有効性の確認
- HACCPシステム構築の手順 第11講座 まとめ
食品安全の基準HACCPへの最初の取り組みは、宇宙開発において宇宙飛行士をバクテリアや化学物質、物理的危害から守る、宇宙飛行士の安全確保のために1960年代にNASAによって食品安全の基準HACCPの原形が開発されたことに始まりました。 1...
トップマネジメントは食品安全チームのメンバーを指名します。食品安全チームは、食品安全マネジメントシステムを構築し、実施するうえで必要な、適用範囲内の製品、工程、機器及び食品安全ハザードなどを含む、多方面の知識と経験を有しているメンバーにより...
食品安全チームは、食品安全マネジメントシステムが適用される製品または工程の種類に対して、フローダイアグラムの作成をします。このフローダイアグラムは、予測される食品安全ハザードの発生、増大または混入の評価の基礎を提供するものです。 したがって...
工程の段階及び管理手段の記述のためには、まずハザード分析に必要な関連情報の収集のための、プロセスアプローチに基づいて作業の全ての段階をプロセスに分解して解析する、プロセス解析を行います。現存の管理手段、適用される工程のパラメータ(または厳密...
以上の情報に基づいて、各プロセスにおける、可能性のあるなしに関わらず考えられるあらゆるハザードを洗い出して記述し、ハザードの明確化及び許容水準の決定をして、その上で可能性を評価し、検討内容も記述します。 ハザードの明確化及び許容水準の決定で...
ハザード評価、管理手段の選択評価では、洗い出したハザードをのうち可能性の大の、明確にしたそれぞれの食品安全ハザードについて、その除去または許容水準までの低減が安全な食品の生産に不可欠であるかどうか、またその管理が規定の許容水準を満たすために...
PRPの改善課題及び食品安全ハザードのあるプロセスとCCP及びオペレーションPRPが明確になったところで、OPRP、HACCP各プランの作成、つまりシステムの構築に進みます。 HACCPシステムにおいては、オペレーションPRPプランとHAC...
検証プランの実施においては、検証の目的、方法、頻度及び責任を規定し、検証の目的、方法、頻度及び責任を文書化します。 検証プランの実施では、システムを一定期間運用して、構築したHACCPシステムが決められた通りに実施されて有効で、食品安全を担...
システムの構築に当っては文書をやたらに作らないことです。 今までだって衛生管理をちゃんとやってきました。それをそのままHACCPシステムに組み入れればいいのです。 現在までやってきた管理の仕方そのもの、これをそのままシステムとして少し作り直...
ISOの規格では苦情から生じたものを含め,不適合が発生した場合,次の事項を行わなければならないとしています。是正処置は,検出された不適合のもつ影響に応じたものでなければならない。 そして次の事項の証拠として,文書化した情報を保持しなければな...