大手企業との提携!加速するブルーコンシャスグループの多角化
クライアントプロフィール
- ブルーコンシャスグループ株式会社
- 代表取締役社長 兼 会長 髙松 豪 様
- 課題
- 事業規模拡大のため、マネジメントシステム構築の必要性を感じていた
- 業種
- 総合エネルギー事業
- 規模
- 201~300名以下
- 規格
- ISO9001
今回の「ISOプロが訊く」は、大阪府に本社を構える「ブルーコンシャスグループ株式会社」様にお話を伺いました。ブルーコンシャスグループ株式会社様は、2011年に創業した総合エネルギー事業の会社です。太陽光発電システムや蓄電池システムを中心に、クリーンエネルギーによる商品・サービスを提供しています。インタビューでは、ブルーコンシャスグループ株式会社様がどのような理由でISO9001認証を取得し、会社全体がどのように変わっていったのかを詳しく伺ってきました。
クリーンエネルギーで豊かな未来を創るブルーコンシャスグループ様
ーーまずブルーコンシャスグループ様について、会社概要や具体的な事業内容などをお聞かせください。
髙松様:
弊社は2011年に創業した、総合エネルギー事業を扱う会社です。主に戸建て住宅に太陽光発電システムや蓄電池システム、スマートハウスなどの商品を提案・販売するだけでなく、施工やメンテナンス、リフォームまで、幅広く事業を手がけています。近年開発や普及が進んでいるスマートハウスについては、特に力を入れているところです。
ーーブルーコンシャスグループ様の後に、親会社のビーミライホールディングス様を設立された経緯を教えてください。
髙松様:
ブルーコンシャスグループでは、独立支援制度(社内フランチャイズ)を活用しており、その仕組みの一部として必要だったからです。独立したい社員に対し、「親会社(ビーミライホールディングス)から人材や資金などを一式提供し、独立してもらう」という流れにしようと考え、2018年にビーミライホールディングスを設立しました。
ーー貴社が事業を行う上で、心掛けていることはなんですか?
髙松様:
合言葉は「生きる力を未来へ」です。環境に配慮しつつ、より快適で賢い暮らしを実現できるような、お客様のパートナーとなれるよう心掛けています。そして、総合エネルギー企業として、「SUSTAINABILITY」=「持続可能な社会の実現」を追求しています。弊社で取り扱う太陽光発電システムや蓄電池などは、次世代の子どもたちに豊かな環境を残すための、クリーンエネルギーが原動力です。今は太陽光電池が主力商材ですが、来年からはEV車と連携する蓄電池のリリースも予定しています。国の掲げる「カーボンニュートラル」「脱炭素」を実現するためにも、車とスマートエネルギーの連携には注目しているところです。
ーー事業自体がSDGsへの取り組みにもなっているんですね。
髙松様:
そうですね。そして、今後はさらにリユース・リサイクル事業の構築やを拡大していく予定です。ISOを取得した結果、今年だけで大手量販店さんを含め3社ほどの提携が決まりました。来年は合弁会社を立ち上げ、さらに蓄電池を広く販売していく見通しです。
ISO取得は専門家にお任せ!懸念点もしっかりと解消
ーーISO9001を取得された経緯についてお聞かせください。
髙松様:
創業から10年以上が経った今、さらに規模を拡大するには、マネジメントシステムの構築が必要だと感じたからです。そのためにも、品質マネジメント規格をしっかりと取得することは、企業としてとても大事なことだと考えています。品質を大事にすることは、お客様を守ることにもつながるので。結果として、創業10年を迎える節目の年に、ISOを取得することにしました。
ーー300人の従業員がいるなかで、ISO取得を外注した理由は何ですか?
髙松様:
ISO取得については、初めから専門家に依頼しようと思っていました。しっかりと知識をお持ちの企業に依頼したいと思っていたので、内部で対応しようという発想が、もともとなかったんです。取得から3年以上経ちますが、その後のサポートまでしっかり対応していただけているので、外注してよかったと思っています。
ーーISOの取得にあたり、懸念点はありましたか?
髙松様:
当初は、弊社とビーミライホールディングスに関して、それぞれどの規格を取ろうか迷っていました。ISO9001だけではなく、ISO27001も検討していたので。また、審査機関の選び方にも悩んでいましたね。こうした懸念点に関しては、ISOプロさんに相談し助言を頂いた結果、しっかりと解消されました。ベンチャー特有の急な変更にも臨機応変に対応していただき、ISOプロさんには非常に助けていただきました。
「まさか」な大手企業とも提携し、さらなる多角化へ
ーーISOの取得前後で、導入の効果や社内の変化は見られましたでしょうか?
髙松様:
品質マネジメントの規格をきっちりと取得したことで、内部体制が強化され、社員たちの目指すベクトルが揃ってきたように感じます。一つの基準ができたというか。「何かひとつのことを皆で成し遂げる」という意味でも、ISOを取ってよかったなと思っています。
ーーISO取得後、取引先やそれ以外の他社様との対外的な変化や、効果はありましたか?
髙松様:
「まさか、お取引ができるとは」と思うような大手のお客様と、つながりができました。ホームページや名刺に「ISOを取得しました」という情報をいろいろ載せているのですが、お客様からの見方もかなり変わりましたね。ISOは企業価値を表すものだと思いますし、特に名刺に載せるとインパクトが違います。お客様からの社会的信用が高まったことが、かなり大きな変化だと思います。
ーー貴社の今後の展望と、ISO9001の活用についてお聞かせください。
髙松様:
昔と比べて、今は社会の変化のスピードが速い時代です。それを踏まえると、多角化経営はもう必須なのではと考えています。そういう意味でも、今後いろいろと事業展開を進めていきたいですね。それに伴い、ISO9001をベースに、品質マネジメント面でもブラッシュアップを重ねていければと思います。
まとめ
ブルーコンシャスグループ様は、事業規模拡大のため、マネジメントシステム構築の必要性を感じていらっしゃいました。そして、親会社であるビーミライホールディングス様と併せて、ISOプロへコンサルを依頼。その結果、内部体制が強化されて社会的信用も向上し、大手企業との提携も続々と決まったそうです。さらなる事業拡大に向け、社会的信用を高めたい場合は、国際規格であるISOの取得が効果的かもしれません。ISOプロでは、お客様に合わせた柔軟な対応を心がけております。ISOの取得を検討中の方は、ぜひ一度お問い合わせくださいませ。
※従業員規模300名はアルバイト・パート・グループを含みます
会社情報
社名 | ブルーコンシャスグループ株式会社 |
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設立 | 2011年8⽉ |
資本金 | 1億5000万円 |
所在地 | ⼤阪府⼤阪市北区中之島2‐3‐33 ⼤阪三井物産ビル13階 |
URL | https://blue-c.jp/ |
記事掲載日:2023年08月24日