【第6講座】内部監査員の力量をチェックしよう

投稿日:

ISOプロ担当者

最終更新日: 2019年04月30日

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内部監査員の力量評価表を作りました。内部監査で組織の改善点を総合的に監査できる内部監査員なのかを判断できるようにしています。試してみてください。

内部監査を充実させレベルアップするためには、内部監査員の力量が重要です。この評価表で、現状の内部監査員の力量を確認してください。

規格の解釈

ISOの規格要求事項の概要を説明することができる。
要求事項の内容を聞くと、該当する条項番号を言うことができる。
規格要求事項の意図するところを正しく説明できる。

内部監査員としての資質

社内で見つけた問題点は、残らずありのままに報告することができる。
専門家としての正当な注意を払って監査に当っている。
監査において終始一貫して客観的な心理状態を維持できる。
検証可能な客観的な証拠に基づいて評価できる。

監査技法

規格要求事項への自社システムの適合性を、条項に沿って監査することができる。
マニュアルへの業務手順の適合性を、条項に沿って監査することができる。
被監査部署に応じたチェックシートを作成することができる。
監査所見を作成し、是正処置要求書を書くことができる。
監査実施スケジュールを作成することができる。
用意したチェックシートを越えて実態を把握することができる。
対象プロセスのPDCAに着目した体系的な監査ができる。
部署を超えてシステムの有効性を監査することができる。
問題点を課題として摘出し、経営改善につながる提案を提示することができる。

是正処置

是正処置について、結果が出ている/出ていない という判定ができる。
真の原因を追求し、その除去を求めることができる。
原因の除去のために、システム変更を提案することができる。
リスク及び機会への取り組みの有効性を監査することができる。

専門分野

方針管理の理想像を知っている
文書管理のあるべき形を知っている。
自社に必要な法律の専門知識がある。
デジタルデータの取り扱いができる。
自社に必要なマーケティングの知識がある。
良い会議のあるべき形を知っている。
マネジメントレビューのあるべき形を知っている。
教育システムのあるべき形を知っている。
資源管理のあるべき形を知っている。
プロセス管理のあるべき形を知っている。
設計・開発の重要性を理解している。
データ分析のあるべき形を知っている。
顧客満足の情報の監視についてのあるべき形を知っている。
内部監査のやり方のあるべき形を知っている。
MSのパフォーマンスを見ることができる。
是正処置のあるべき形を知っている。
リスク及び機会への取り組みのあるべき形を知っている。

あなたの点数は点です。

※良くできている:5 まあまあできている:3 あまりできていない:1 全くできていない:0
※評価の項目(全項目満点185点)

この評価の点数により、その内部監査員の力量がどうであったかを検討してみてください。全項目合計点が110点未満なら、外部専門家、コンサルタントに内部監査を依頼することを検討してみてください。内部監査は社内の監査員しかしてはならない、ということはどこにもありません。

内部監査を外部に委託することも考えよう

内部監査を外部に委託すれば、適合性監査に留まることなく、計画の結果から実施内容を監査する有効性監査、結果からトレースしてシステムの組織横断的な実態を監査するパフォーマンス監査までレベルアップすることで、経営ツールとしてのマネジメントシステムの成長を展望することができると思います。

内部監査員の力量を向上させるレベルアップ講習会もあります。実際に私もカリキュラムを企画して何回か実施してみました。その経験から分かったことは、企業のISO担当にとっても内部監査のレベルアップは重荷なのだ!ということです。レベルアップの技術を習得したとしても、年に何回もあるわけではないので、忘れてしまうと言われました。

別の講座で述べているように、有効性監査、パフォーマンス監査は、かなり高い監査技術が必要です。審査員となって技術を習得し審査員実務で技術を磨き、さらに経営戦略的な知識の習得をしなければ、できない技術です。ですから委託するコンサルタントの選定にも、条件があります。

この記事の著者
清水正敏(ISO マネジメントシステム構築運用コンサルタント /ISO 品質システム&食品安全システム審査員)
平成15年ISO品質システム審査員登録、平成20年からQMS 審査員としていくつかの審査機関の審査に従事。システム論と問題解決技法とを統合したマネジメント手法によるマネジメントシステム構築と運用の支援を標榜し、コンサルタント及び研修講師、審査員を勤める傍ら、取材・文筆など多方面で活躍。主な著書は『竹輪の頭はどっち?!』(メタブレーン)『ISO 審査革命』(オンブック)など。

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