ネットワークセキュリティキーとは?忘れたときの確認方法も解説

ネットワークセキュリティキーは、Wi-Fiへ安全に接続するために欠かせない認証情報です。自宅の無線LANやスマートフォンのテザリングなど、日常的なインターネット接続で広く利用されています。しかし、「どこに書いてあるのか分からない」「急に接続できなくなった」「パスワードを忘れた」と悩むケースも少なくありません。
また、ネットワークセキュリティキーには複数の暗号化方式があり、古い設定のまま利用すると不正アクセスや情報漏えいのリスクが高まる場合があります。安全にWi-Fiを利用するためには、キーの役割や確認方法だけでなく、暗号化方式の違いや適切な管理方法を理解することが大切です。
当記事では、ネットワークセキュリティキーの意味や必要性、暗号化方式の種類、Windows・Mac・スマートフォンでの確認方法まで分かりやすく解説します。
目次
ネットワークセキュリティキーとは
ネットワークセキュリティキーとは、Wi-Fiへ接続するときに入力する暗号キー(パスワード)のことです。無線LANへの不正アクセスを防ぎ、通信内容を保護する役割があります。
ネットワークセキュリティキーは、主にWindowsで使われる名称で、「Wi-Fiパスワード」「WPAキー」「暗号化キー」などと呼ばれる場合もあります。Wi-Fiへ接続する際は、接続先を識別する「SSID(ネットワーク名)」を選択し、対応するネットワークセキュリティキーを入力することで認証が行われます。
ネットワークセキュリティキーは、自宅のWi-Fiルーターだけでなく、iPhoneやAndroidのテザリング機能でも使用されます。たとえばWi-Fiテザリングでは、スマートフォンを親機として通信を共有し、接続する側の端末でSSIDとネットワークセキュリティキーを入力する仕組みです。
一般的には「abcde12345」のような英数字で構成され、Wi-Fiルーター本体のシールや管理画面に記載されています。安全性を高めるためにも、推測されにくい文字列へ変更して利用するようにしましょう。
ネットワークセキュリティキーの必要性
ネットワークセキュリティキーは、不正アクセスや通信の盗み見を防ぎ、安全にWi-Fiを利用するために必要です。設定されていないWi-Fiは第三者でも接続しやすく、情報漏えいやサイバー攻撃の原因になる可能性があります。認証なしで利用できるWi-Fiは、通信回線を無断利用されやすく、通信速度の低下や不正行為への悪用につながる危険があるので注意しましょう。
また、ネットワークセキュリティキーには通信を暗号化する役割もあります。暗号化されていないWi-Fiでは、Webサイトのログイン情報やメール内容などを第三者に傍受されるリスクがあり、企業の場合は顧客情報や機密情報の漏えいにつながる可能性もあります。不正アクセスによってWi-Fiルーターや社内システムへ侵入されると、情報改ざんやマルウェア拡散の踏み台として悪用される危険性もあるので注意が必要です。
ただし、ネットワークセキュリティキーを設定するだけで完全に安全になるわけではありません。端末のOS更新やセキュリティソフト導入も併用し、多層的な対策を行うことが大切です。特に暗号化されていない公衆Wi-Fiでは、重要情報の入力を避ける必要があります。
ネットワークセキュリティキーを使った暗号化の種類
ネットワークセキュリティキーには複数の暗号化方式があり、方式によって安全性が異なります。現在は「WPA2」や「WPA3」が主流であり、古い方式である「WEP」は安全性が低いため使用を避けるべきとされています。
| WEP | 1997年に登場した初期の無線LAN暗号化方式です。Wi-Fi普及初期には広く利用されていましたが、暗号化強度が低く、短時間で解読される脆弱性があります。現在では安全性が不十分とされ、多くのメーカーやセキュリティ機関が利用停止を推奨しています。 |
|---|---|
| WPA | WEPの弱点を補うために登場した方式です。通信ごとに暗号キーを変更する「TKIP」を採用し、WEPより安全性が向上しました。ただし、WEP互換を前提とした設計だったため、一部の脆弱性が残っています。現在は、より安全性の高いWPA2以降の利用が推奨されています。 |
| WPA2 | 現在広く利用されている標準的な暗号化方式です。AESを利用した強力な暗号化技術「CCMP」を採用しており、高い安全性を備えています。家庭用Wi-Fiルーターでも標準搭載されている場合が多く、一般利用では十分なセキュリティレベルとされています。 |
| WPA3 | WPA2の脆弱性を改善した最新の暗号化方式です。認証方式に「SAE」を採用し、パスワード推測攻撃への耐性が向上しています。新しいWi-Fiルーターやスマートフォンでは対応機種が増えており、今後の主流になると考えられています。 |
ネットワークセキュリティキーを忘れたときの確認方法
ネットワークセキュリティキーを忘れた場合でも、すでにWi-Fiへ接続済みの端末があれば確認できる可能性があります。確認方法はOSごとに異なりますが、WindowsやMac、スマートフォンの設定画面から表示できます。なお、機種やOSバージョンによって操作手順が変わる場合があるため注意が必要です。
ここでは、各デバイスでのネットワークセキュリティキーの確認方法を解説します。
Windows 11
Windows 11では、Wi-Fi設定やコントロールパネルからネットワークセキュリティキーを確認できます。まず「設定」から「ネットワークとインターネット」へ進み、接続中のWi-Fiを選択します。その後、「Wi-Fiセキュリティキー」を表示することで確認可能です。
また、「コントロールパネル」→「ネットワークと共有センター」→「ワイヤレスのプロパティ」→「セキュリティ」タブから、「パスワードの文字を表示する」にチェックを入れる方法でも表示できます。管理者権限が必要になる場合がある点には注意しましょう。
macOS
macOSでは、「キーチェーンアクセス」を利用してネットワークセキュリティキーを確認できます。Finderから「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「キーチェーンアクセス」を開き、一覧から接続済みのWi-Fi名を選択します。
対象SSIDをダブルクリックし、「パスワードを表示」にチェックを入れると、Macのログインパスワード入力後に表示されます。macOSは保存済みパスワードを安全に管理する仕組みがあるため、接続済みネットワークであれば確認しやすい点が特徴です。
iPhone/iPad
iPhoneやiPadでは、iOS 16以降でWi-Fiパスワードを確認できるようになりました。「設定」→「Wi-Fi」を開き、接続中ネットワークの「i」マークをタップします。その後、「パスワード」を選択し、Face IDやパスコード認証を行うと表示されます。
表示されたネットワークセキュリティキーはコピーも可能です。家族や別端末へ共有するときにも便利ですが、第三者へ不用意に共有しないよう注意しましょう。
Android
Androidでは、「設定」から「ネットワークとインターネット」→「インターネット」へ進み、接続済みWi-Fiを選択することで確認できます。「共有」をタップして端末認証を行うと、QRコードとともにWi-Fiパスワードが表示されます。
ただし、AndroidはメーカーやOSバージョンによって画面構成が異なります。機種によってはパスワードが直接表示されず、QRコードのみ表示される場合もあります。確認できない場合は、Wi-Fiルーター本体のラベルや管理画面もあわせて確認するとよいでしょう。
まとめ
ネットワークセキュリティキーは、Wi-Fi通信を安全に利用するための認証情報です。不正アクセスや通信の盗み見を防ぐ役割があり、自宅のWi-Fiルーターやスマートフォンのテザリング機能など、さまざまな場面で利用されています。
現在は「WPA2」や「WPA3」が主流であり、古い「WEP」は安全性の観点から利用を避けることが推奨されています。また、ネットワークセキュリティキーを忘れた場合でも、Windows 11やmacOS、iPhone、Androidなどの設定画面から確認できるケースがあります。
安全にWi-Fiを利用するためには、推測されにくいパスワードへ変更し、OS更新やセキュリティ対策もあわせて行うことが大切です。自宅や職場の通信環境を見直し、安心してインターネットを利用できる状態を整えましょう。
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