ISO27001の認証を取得することで社員の意識やモラルが変わる

投稿日:

ISOプロ担当者

最終更新日: 2019年12月09日

福祉介護業は社員のモラルが問われる現場でもあります。これまで、様々な方法で社員にモラルに関する呼びかけをしてきた福祉介護業者も多いことでしょう。しかし、今ひとつ効果を実感できないでいるならばISO27001を取得してみるというのも一つの方法です。認証を得るためには事業内容を見直す必要があり時間もコストもかかるのですが、モラルに関する認識を新たにするきっかけにすることもできます。福祉介護業におけるISO27001取得の重要性について解説しましょう。

社会や顧客からの信頼の確保

ISO27001とは、組織が保有している情報に対する様々なリスクを適切に管理するための国際規格です。取得が義務付けられているわけではありませんし、もし取得したとしてもそれによって直接利益を上げることもない割には、いろいろな文書を提出しなければいけない等、準備には時間も労力も必要です。しかし、ISO27001には目先の売上げ以上の大きな利益を会社にもたらす可能性を秘めています

たとえば「情報セキュリティに関してしっかりとした対策をしている会社」として顧客はもちろん社会全体から信頼を獲得することもできます。個人情報漏えいのニュースがたびたびマスコミに取り上げられるような昨今、情報セキュリティが万全な企業に対するニーズはますます高まっています。現在の顧客との関係を深めることができるのはもちろん、新たな顧客を獲得するのにも有効に働いてくれるのではないでしょうか。

社員の情報セキュリティの意識やモラルの向上

インターネットを通じ、誰でもいつでも何でも発信することができる時代です。社員のSNSへの書き込みひとつで社運が傾いてしまうこともめずらしくありません。とくにインパクトのある動画や画像が添えられていると、瞬く間に大勢の人にシェアされていわゆる「炎上」が起きてしまいます。福祉介護業の現場でも十分ありえることです。とくに最近では高齢化社会の本格化に伴い、福祉介護業界での老人虐待などがニュースになることも多くなっています。スタッフの冗談半分の投稿が虐待と見なされてしまうこともあるかもしれません。

また、福祉介護業の現場ではお客様の大事な個人情報をあずかることも多々あります。個人情報をどのように管理しているのか、情報漏えいのリスクに対してどのようなマネジメントをしているのか、つねに見直し万全の体制を整える必要があるといえます。そのためにもISO27001を有効活用してみてはいかがでしょうか。

ISO27001の認証を受けるためにセキュリティシステムを構築するプロセスは、従業員のモラルを改めさせるのに大変有効です。スタッフ一人一人のモラルが向上すれば、企業価値を向上させることもできるでしょう。今後、ますます進展するであろう情報化社会の中でより必要とされる企業となるためにも、ぜひ早目に取り組んでみてはいかがでしょうか。

審査で最重要視している事

実際にISO27001を取得しようとするならば、審査で何を重要視しているのか把握しておくのは大事なことです。ISO27001の審査にあたるのは審査員資格保持者のみですが、いずれも業界に関する専門性と組織の業務プロセスに関する知識が豊富なプロフェッショナルばかりです。審査で重視しているポイントをいくつか紹介しましょう。

・適切にリスク管理が行われているか
高いレベルの情報サービスが提供できる会社というのは、万全のリスク管理をしているものです。どのような企業でもリスクをゼロにすることはできません。大事なのはリスクの可能性を的確に特定し、万が一の場合に備えての体制が構築されているかどうかです。このような適切なリスク管理が行われているかどうかは最重要視されているといっても良いでしょう。

・有効なマネジメントシステムが構築されているか
情報サービスの品質向上をつねに心がけ顧客満足のためにマネジメントシステムが構築されているかどうかも問われます。顧客のニーズは一定のものではなく日々変わるものです。そういった変化にも柔軟に対応し、マンネリ化したサービスのみの提供になっていないかどうかも大事です。

・機密保持契約はどうなっているか
提供している製品やサービスには、従業員・取引先・仕入先など多くの人が関わっています。それらの人の意識のみを信頼し、情報を提供するのは非常にリスクが高いものです。契約書や誓約書にて書面で自社のセキュリティ要件を提示し同意を得ておくことが必要となります。このように、内部・外部の関係者と適切な関係を構築しているかという部分も審査されるのです。

ISO27001を取得するということは、福祉介護業者にとっても大変意味のあることだというのはご理解いただけましたでしょうか。高度情報化も少子高齢化も今後ますます進むことは間違いない中で、福祉介護業はもっとも情報セキュリティに関して注意を払わなければいけない業界の一つともいえます。企業全体としてはもちろん、個々のスタッフのモラルを向上させるためにも、ぜひとも活用をおすすめしたいISO27001なのです。

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