情報漏えい事故が多い印刷業がPマークを取得するべき事例
現代社会では個人情報漏えい事故が起こっています。
そのため、個人情報保護法の改正などが行われ、プライバシーの扱いが慎重になっているのです。こういった個人情報を保護することは大企業だけというイメージがありますが、そのようなことはありません。
たとえ中小企業だったとしても慎重に扱わなければならないのです。そのため、印刷業者がPマーク取得に動き出すケースが増加しています。
見積もり用のFAX・メールの誤送信
現代の日本ではどういった企業でも個人情報漏えいを防がなければなりませんが、どういった場面で漏えいしているのでしょうか。最も考えられるのは誤送信です。
ビジネスシーンにおいてメールは欠かせないツールですが、そこで別の相手にメールを送信することもあります。さらに、そちらに個人情報や見積もりなどが記載されていると、そこから事故に発展してしまうでしょう。
また、メールだけでなくFAXも大切な連絡手段のひとつですが、こちらでも誤送信をすることが考えられます。
また、印刷業では年賀状、暑中見舞い、ダイレクトメールなどの印刷をします。そのため、ほかの業種と比較して個人情報を扱うケースは多いのです。そのため、より慎重に取り扱う必要があると言えるでしょう。
場合によっては編集ミスや校正ミスによって、別の宛先に届くこともあるのです。一度こういった問題を起こしてしまうと、それだけで信用を大きく失ってしまいます。
これらのトラブルはスタッフの人為的ミスによって起こるもの。そのため、各企業が対策を立てることでミスを最小限に抑えることは十分に可能です。しかし、いくら取り組みを行っていたとしても、それを証明することは困難でしょう。
しかし、Pマークを取得することでそれを証明出来るのです。Pマークとはプライバシーマークの略称で、個人情報管理について厳しい審査を受けて、それをクリアしなければ取得出来ません。
そのため、Pマークを取得していることは、個人情報管理が徹底されている証明なのです。
持ち歩いたパソコンからの情報漏えい
印刷業では年賀状やダイレクトメールを印刷しますが、そこで個人情報漏えい事故を起こす可能性があります。しかし、それ以外の場面でも漏えいする可能性があるのです。
特に多いのはノートパソコンからの漏えいです。
何らかの事情で自宅にノートパソコンを持ち帰り、そこで仕事をするケースは珍しくありません。しかし、その最中にウイルスに感染して個人情報が漏れるケースがあるのです。また、自宅に持ち帰ることは無かったとしても、仕事でノートパソコンを持ち歩くシチュエーションは存在します。
そこで、電車の網棚やベンチなどにノートパソコンを忘れてしまい、そのまま悪用されることもあるのです。
こういったノートパソコンからの漏えいは、人為的なミスと言えるでしょう。そのため、スタッフそれぞれに教育を行なう必要があります。
プライバシーマーク取得をするには経営陣だけでなく、スタッフにも教育をしなければなりません。
そのため、プライバシーマークを取得している企業はそういったミスが起こりづらくなっているのです。
プライバシーマークを取得することで、名刺やホームページに「Pマーク取得」と記載することが出来ます。
そのため、顧客はもちろんのこと取引先にも安心感を与えることに繋がるのです。そのため、今後プライバシーマーク取得を検討する企業は増加することでしょう。
サーバーの不正アクセスによる顧客情報の流出
どのような企業でもパソコンを使用するものですが、場合によってはサーバーへの不正アクセスが発生することもあります。
この不正アクセスがきっかけとなって個人情報が漏れてしまうのです。
現在、こういった事件は数多く起こっているので対策を立てる必要があるでしょう。また、そのほかに車上荒らしでノートパソコンが盗難されることもあります。
このような危険性があることから、より一層プライバシーマークが意味を持つのです。しかし、プライバシーマークを取得することは簡単ではありません。
専門的な知識が必要になりますので、コンサルタントを招いて取得をすることになるでしょう。
さらに、経営陣だけでなくスタッフにも教育をしなければなりませんので、予算だけでなく手間もかかってしまいます。
また、プライバシーマーク取得には自社の問題点洗い出し、具体的な解決案をマニュアルにする必要があります。そして、それを運用して常に改善しなければならないのです。
維持し続けなければマークが使用中止になりますので、マークを維持することも非常に難しいでしょう。しかし、これだけ難しいからこそPマークは信頼があるのです。
印刷業では年賀状やダイレクトメールの印刷を行なうので、個人情報を大量に扱います。そのため、個人情報漏えい対策をする必要があるのです。
さらに、不正アクセス対策もしなければなりません。そこで、有効的とされているのがPマークの取得です。取得は困難ですが高い信頼があります。
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