広告業がISO27001を取得するべき理由
ISO27001 やISMS 、Pマークといった情報セキュリティに関する規格は、IT業界以外でも重要視されてきています。
機密情報の取り扱いについては、どのような業種であったとしても慎重に行わなければなりません。
企業としてはセキュリティの規格を導入することによって、クライアントから信頼を得ることができ、これを理由にISO27001の取得を目指している会社も徐々に増えてきています。
セキュリティの重要性が高まっている広告業
ISO27001やISMSといった情報セキュリティに関わる規格を導入しようとする動きは、まずはIT業界にて始まりました。
これは、インターネットを通じた情報通信技術が発達したことによって、外部の人間が機密を保持しているデータベースへと不正にアクセスする危険性があることが危惧されたことによって、セキュリティの重要性が高まり、導入の動きへと転じていったと考えられます。
近年では、広告においてもセキュリティの重要性とその基準を示すISO27001に注目が集まっています。
なぜ広告という、一見するとIT業界とは無関係のようにも思える業界にてこのような考え方が広まってきているのかというと、広告業が宣伝する企業や商品の情報を取り扱うためです。
発表前の情報や、クライアントの意向によって扱いに注意が必要な情報も扱うことになります。
新商品の情報は、画期的な商品やサービスになればなるほど、その情報は競合他社には知られないように配慮する必要があります。もしも情報が漏れてしまうと、単に競争に勝てなくなってしまうだけでなく、特許などの問題も発生しかねません。
特許などの法的な権利が保障されるためには、公正な手続きを踏む必要がありますが、それを他社に先に行われてしまえば、たちまち打つ手が無くなってしまうため、新商品の機密情報は漏れないようにする必要があるというわけです。
広告を作る企業としても、情報漏洩のリスクがあれば、新たに顧客として広告サービスを利用する企業が減ることになりますので、これを避けるためにも、情報セキュリティを重要視している会社が多いのです。
また、昨今では更に、コンピューターウィルスによってデータが漏洩してしまうことも含め、リスクが増大してきたことによって、更に高レベルでのセキュリティシステムが求められるようになってきています。
セキュリティの重要性が高まってきているのは、IT業界だけではありません。広告業界はもちろん、ほとんど全ての企業がパソコンやインターネット、独自のデータベースを用いて情報の管理をするようになっているため、ほとんど全ての企業が対象となり、情報漏洩というリスクが発生しています。
広告という業界も多聞に漏れず、セキュリティの重要性が高まっていると言えます。
ISO27001を取得した方が良い状況とは
情報セキュリティのISOは、広告を作る企業全般で必要とされており、どのような状況でも取得しておいて損なことはありませんが、強いて言うのであれば、チラシやカタログ、テレビCMや映像媒体のCMといったような広告を手掛ける企業は取っておくことが望ましいでしょう。
その理由は、やはり新商品の情報漏洩リスクを下げるという点にあります。
機密情報が広告会社を通じて外部へと漏れてしまわないようにするために、むしろISOやISMSといった認証を受けていない企業の場合には仕事の話を持ちかけられないケースも考えられます。
依頼が来なければ業績も何もありませんし、ビジネスチャンスをしっかりとつかむためにも、情報セキュリティは万全な状態にしておきたいところです。
それではその他の、広告のためのイベントを手掛ける企業などでは、情報セキュリティは不必要であるかと問われれば、不必要と断言することはできません。
アンケートによって得た情報や、イベントに参加してくれたお客さんの個人情報などは、慎重に取り扱う必要のある情報ですので、やはりISO27001を取得しておいても損なことはありません。
このようなサービスを提供している企業でも、情報セキュリティ面を考慮したサービスが優先的に選ばれる可能性が高く、こちらもビジネスチャンスにつながりますので、ぜひ導入しておきたいところです。
検討価値が高い広告業のISO27001
昨今では広告業でも、いえ、広告業だからこそ、情報セキュリティが重要視されるようになってきています。
広告を出す側、商品のメーカー側は、新商品を出すために多大な労力を費やしており、事業を成功させるために広告という手段を用いることになり、広告の段階で問題が発生してしまうと、全てが水の泡になってしまいますので、セキュリティ面がしっかりした広告サービスを選ぶようになってきているのが現状です。
ISOの認証を受けていない企業とは取引をしない、というケースも現れ始めていますので、認証を受けていない企業はその時点で差が発生してしまっていると言えます。
ビジネスチャンスをものにするためにも、ISOやISMSなどのセキュリティの認証を受けることは大切です。
情報セキュリティはIT業界だけでなく、広告業でも重要視されるようになってきています。その理由は新商品の機密情報が漏洩してしまうと、多大な損害を出す恐れがあるからで、広告業は今後もセキュリティ状態を問われ続けることになるでしょう。
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