
環境への配慮は、持続可能な経営を目指す企業にとって欠かせない要素です。環境リスクの低減や資源活用の効率化に取り組む中で、国際規格「ISO14001」の取得を通じて、その姿勢を対外的に示す企業が増えています。
特に製造業や建設業などでは、ISO14001の有無が取引先選定の判断材料として重視される傾向があります。
本記事では、環境マネジメントに積極的に取り組み、ISO14001を取得している信頼性の高い企業を厳選してご紹介します。環境対応を重視する企業様の参考になれば幸いです。
ISO14001を取得している企業一覧
トヨタ自動車株式会社
引用元:https://toyota.jp/index.html
トヨタ自動車株式会社は、乗用車・商用車の開発・生産・販売を中核とするグローバル企業です。
1937年創業で、モビリティを通じた豊かな社会づくりを掲げています。企業情報・ニュース・IR等はグローバル企業サイトで体系的に公開されています。
また、カーボンニュートラル実現に向け、HEV・PHEV・BEV・FCEVなど地域や用途に応じた「マルチパスウェイ」を打ち出し、電動化へ取り組んでいます。
キッコーマン株式会社
引用元:https://www.kikkoman.com/jp/
キッコーマン株式会社は、しょうゆを核に調味料・食品、飲料、豆乳、ワインなどを展開するグローバル食品メーカーです。野田本社(千葉)と東京本社を置き、1917年設立の持株会社としてグループ戦略の立案と事業会社の統括を行います。
事業面では、家庭用・業務用のしょうゆ、みりんやつゆ・たれ等の和風調味料、「デルモンテ」ブランドの洋風調味料・飲料、豆乳やワインまで幅広い商品群を提供しています。
海外では半世紀を超えて事業を拡大し、しょうゆは100以上の国・地域で親しまれ、「KIKKOMAN」ブランドとして認知を高めています。2030年に向け、しょうゆのグローバルスタンダード化と新しいおいしさの創造を掲げています。
株式会社大林組
引用元:https://www.obayashi.co.jp/
株式会社大林組は、1892年創業の総合建設会社で、東京都港区港南に本社を置いています。国内外で建築・土木を中心に事業を展開し、長年インフラや都市づくりに貢献してきました。
事業は国内建設(建築・土木)を中核に、海外建設、エンジニアリング、開発、グリーンエネルギー、新領域ビジネスまで多角化。東南アジアや北米など各地域で拠点を活かし、顧客・社会のニーズに応えるソリューションを提供します。
サステナビリティでは「地球・社会・人」を軸にESG経営を推進し、脱炭素・循環・自然共生に向けて温室効果ガス削減や省資源、再資源化、生物多様性保全などをサプライチェーン全体で進めています。
今後も技術力と総合力を背景に、社会基盤整備とまちづくりを通じて持続可能な社会の実現に寄与していきます。
江崎グリコ株式会社
江崎グリコ株式会社は、大阪市西淀川区に本社を置く総合食品メーカーです。創業は1922年、設立は1929年で、事業は菓子・冷菓・食品・牛乳・乳製品の製造販売を中心に展開しています。
主力のポッキーやプリッツなどの菓子をはじめ、アイスや加工食品まで幅広い商品群を持ち、東アジアを含む海外でも生産・販売体制を整えています。地域ごとの嗜好に合わせた商品開発やECの活用により、グローバルでのブランド展開を進めています。
サステナビリティでは、気候変動対応や資源循環、サプライチェーン管理、人権・ダイバーシティなどの重点領域を設定。代表取締役を最高責任者とするCSR委員会のもと、グループ横断で推進体制を整備しています。
株式会社日立ソリューションズ
引用元:https://www.hitachi-solutions.co.jp/
株式会社日立ソリューションズは、日立グループの中核IT企業として、社会生活と企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組むことを掲げています。
事業は「スマートマニュファクチャリング」「スマートモビリティ」「スマートライフ」「セキュリティ」「デジタルアクセラレーション」を重点領域とし、コンサルからシステム構築・運用まで一気通貫で支援します。
サステナビリティでは、脱炭素や省エネ、人権尊重、バリューチェーン管理などに注力し、環境・社会・ガバナンスの各面で取り組みを開示しています。
住友林業株式会社
引用元:https://sfc.jp/
住友林業株式会社は、東京都千代田区に本社を置く総合住生活企業で、1691年創業・1948年設立の歴史を持ちます。木を活かした事業を中核に、住宅・建築、森林・木材・再エネ、海外住宅・不動産などを展開し、グローバルに価値提供しています。
事業は、社有林・海外植林や再生可能エネルギーの「資源環境」、木材建材の流通・製造の「木材建材」、戸建注文・分譲・リフォーム等の「住宅」、中大規模木造や複合開発の「建築・不動産」、暮らし関連の「生活サービス」で構成され、木の循環利用によるサステナブルな社会づくりへの貢献姿勢を示しています。
日清オイリオグループ株式会社
引用元:https://www.nisshin-oillio.com/
日清オイリオグループ株式会社は、植物油のリーディングカンパニーとして、東京・中央区に本社を置き、食用油をはじめとする多様な油脂事業を展開しています。
事業は「グローバル油脂・加工油脂」「油脂・油糧および加工食品・素材」「ファインケミカル」の3領域で、家庭用・業務用油、製菓・製パン向け油脂、化粧品原料など幅広いソリューションを提供します。国内に生産拠点を有し、高品質供給体制を整えています。
サステナビリティでは「ビジョン2030」のもと、地球環境やサプライチェーンの重点課題に取り組み、共有価値の創造を掲げます。関連データ集や業績ハイライトを公開し、ESGの実践と企業価値向上を推進しています。
