ライター 安澄優乃

安澄優乃
長年、企業のISO内部監査に携わってきたライター。現在も企業のISO内部監査や更新審査に携わっています。ISO9001やISO27001の分野でも活躍中。豊富な経験や知識を活かし、外から見えにくい内部監査の細かい部分など、ISOに携わる人々にわかりやすく情報発信をしていきます。

利害関係者のニーズ及び期待の理解
本稿は、ISO9001:2015要求事項 箇条4.2「利害関係者のニーズ及び期待の理解」についての解説です。 利害関係者の特定 まず、要求事項の「利害関係者」(stakeholder)とは、「品質マネジメントシステムに関連する」利害…

品質を守るためのISO9001「7.2力量」とは
品質マネジメントシステムを運用するためのリソースに「人的資源」があります。 事業は人的資源の確保から始まり、事業目標を達成するための職務能力の洗い出しがとても重要になります。事業を品質マネジメントシステムに絡めて運用する場合には、要員の職…

【図解】ISMS規格の概要についてわかりやすく解説
ISMSとは ISMSとは情報セキュリティマネジメントシステム(Information Security Management System)の略称で、組織の情報資産を保護する上で、組織を効率的に指揮する仕組みのことです。もう少し噛み砕く…

【情報セキュリティ】「完全性」を確保するためのやるべき5つのこと
情報セキュリティ3要素の一つである『完全性』とは、企業や組織が所有する情報が正確であり、最新の状態であることを示す言葉です。 例えば、企業がお客様の個人情報を管理していた場合、その個人情報は正確で最新の状態を保つ必要があります。そのため、…

ISMS(ISO27001)の適用範囲の決め方とは?ポイントを解説
ISO27001は情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格です。 IT技術の普及や進化により、多くの企業がクラウドやサーバー上などに情報資産を保持するようになりました。サイバー攻撃や不正アクセス、紛失などの情報セキ…

ISO45001における「危険源」とはどのようなもの?
ISO45001における「危険源」という用語は、リスク管理プロセス(リスクアセスメント)や各組織によってその定義に多少の違いがあり、リスク=危険源と定義し単純に読み替え可能なものもあれば、リスク≠危険源というケースもあります。ここでは、IS…

アクセス権限を持つ者だけにアクセス権限を付与する「機密性」とは
情報セキュリティ3要素の一つである『機密性』とは、企業や組織が所有する情報資産に対して、“決められた人以外は情報にアクセスできないようにすること”を言います。企業や組織が所有する情報資産には「顧客や従業員の個人情報」や「新商品や新サービスな…

担当者必見!ISO9001の4.4品質マネジメントシステム及びそのプロセスを解説
今回は、要求事項「4.4 品質マネジメントシステム及びそのプロセス」についての解説です。 2015年版-要求事項「箇条4.4」の品質マネジメントシステムについての要求は、改正前2008年版では「4 品質マネジメントシステム/4.1一般…

OHSAS 18001とISO45001の違いとは?
ISO45001の発行について ISO45001は、労働安全衛生に関する世界初の国際規格です。これまで労働安全衛生マネジメントシステムに関する規格や業界独自のガイドライン等は、下記【ISO45001発行以前に採用されていた規格等】に示すよ…

労働安全衛生方針ってどんなもの?
「労働安全衛生方針」は、労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS)の認証取得有無に関わらず、事業場全体で安全衛生管理・労働災害防止活動に取り組む際に重要になります。事業者(経営者)は、国内における労働環境や労働災害状況、労働安全衛生に関…