女性が働きにくいと感じる会社の特徴について知っていますか?知っておくことで、女性が働きやすい会社に変えることができます。そしてそれにより、社内の活性化や業績向上が見込めるのです。

ここでは、女性が働きにくいと感じる会社の特徴について、

  • ロールモデルがいない
  • ワークライフバランスに支障
  • ハラスメント

3つの観点からご紹介します。自社の内情と照らし合わせ、必要に応じて改善に取り組んでみてはいかがでしょう?

ロールモデルがいない

ロールモデルとは、思考や行動の手本となる人物のこと。ロールモデルは、社員のキャリアプランにヒントを与えてくれるのです。しかしロールモデルがいないと、ライフステージや働き方に変化が生じた際、社員はどうしていいか分からず困ってしまいます。

女性のロールモデルとして考えられるのは、

  • 女性の管理職やアドバイザー
  • 産休や育休から復帰した女性社員

など。こうしたライフステージや環境の変化を経験した人にロールモデルとなってもらうことで、働く女性の指針ができあがります。

社内にこうした女性が存在する場合、社内広報誌やイントラネットにインタビューや取り組みを掲載しましょう。働く女性にとってヒントとなります。

ランチ会やちょっとした社内セミナーの開催も有効です。実際に会って話すことで、より得られるヒントは増えます。

また、同じ悩みを抱える人、悩みに答えられる人同士で交流を持つことができるため、コミュニティも形成されるでしょう。互いに助け合うことで、後進にも良い影響をもたらします。

ワークライフバランスに支障

  • 休日が少ない
  • 育児や介護支援制度が少ない
  • 残業が当たり前

といったワークライフバランスに支障をもたらす環境の場合、女性は働きにくいと感じます。会社の制度や現況はどうなっているでしょうか?一度見直してみるとよいですね。

その際、アンケート調査をするのも有効でしょう。人事や管理者だけが見直しても、気付かない点は多々あります。しかし調査を行えば、働いている女性はどう感じているか、どう改善して欲しいか、生の声を集められるのです。調査を活用して現況を把握してみてはいかがでしょう。

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ハラスメント

昨今、取り沙汰されることも増えたハラスメント。社内にパワハラやセクハラはないと本当に言い切れるでしょうか?こうした点の調査も重要です。実は知らないだけで、隠されたハラスメントが存在する可能性もあります。クリーンな会社を目指すためにも、調査は欠かせません。

同時に、意見の相違がないかも見直します。たとえば厳しい指導のように、本当に良心から行っているのにハラスメントと誤解されている可能性もあるからです。

しかしこれに関しては、当人同士で話すと余計にこじれることもあります。人事が適切に調査し、必要に応じて、

  • 伝え方や指導方法について管理者に教育
  • 指導を受ける側と面談

などを行うとよいでしょう。第三者が窓口となることで、お互い冷静になれる可能性は高いです。

もし重大なハラスメントが発生していた場合は、専門家に話を聞いたり他事例を参考にしたりなどで速やかに対処を行いましょう。早く対処することで、解決にかかる時間も短くなります。

まとめ

女性が働きにくい会社の特徴を、

  • ロールモデルがいない
  • ワークライフバランスに支障
  • ハラスメント

3つの観点からご紹介しました。しかし実は、どれも特別な事柄ではありません。そのため、改善できる箇所が多い可能性が高いです。まずは一度、働く女性にアンケートを取ったり周囲から話を聞いたりして、自社の内情をきちんと調査して把握するようにしましょう。

課題が見つかったら、一つひとつ丁寧に対処してください。それにより、働く女性も安心できます。またそういった丁寧な姿勢によって、会社に対する社員の信頼もより厚いものとなるでしょう。

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道政典子
道政典子(助成金コンサルタント)
入社3年目。助成金申請サポート含む複数事業を展開する会社の経営経験を活かし、主に助成金を活用した女性が働きやすい環境づくりをサポート。現在は年間80社以上の企業を支援する。