埼玉県の南端に位置する川口市で起業するなら助成金と補助金を知っておいて損はありません。すでに、会社経営をしているが資金繰りに苦しんでいる人もチェックしてください。川口市は、鋳物や植木などで発展しました。以降、東京都と隣接していることで住宅都市に変わっていったのです。同時に、ものづくりの街を目標として発展を続けています。駅前や商店街もにぎわい、電車や路線バスのダイヤも充実しているため都心部へのアクセスも良好です。起業や会社の経営では資金の悩みは尽きません。川口市は、起業者や事業者のために多くの助成金や補助金が設けているので、条件を満たしているならぜひ活用しましょう。
目次
企業主導型保育事業に対する助成
目的
仕事と子育ての両立支援。多様な就労形態でも子育てで困らないよう保育サービスの拡大を行います。
対象企業や事業
対象事業者は企業主導型保育事業を自ら実施する企業。定員を増やす場合も可。保育事業実施者が設置する企業主導型保育施設を、事業主が活用する場合など。設置した企業の従業員だけが対象の、すでにある事業所内保育施設において、空き定員がある場合、設置企業以外の事業主が活用する場合も対象。他にも、保育が必要な児童も対象です。
助成金額
整備費と運営費があります。人口密度区分と定員区分。2つの区分の基準額を基礎とし基本単価を算出。その後、実際の対象工事費用の3/4を乗じた学徒比較し、低い方の金額を助成。運営費は、地域、定員、年齢、開所時間、保育士、各区分における基準額を基礎として助成額を算出します。
仕事と育児の両立は、従業員に限らず、各企業、頭が悩むところでしょう。解決の方法のひとつが、従業員のために保育円を作ることです。ただ、設置、運営のためには費用がかかります。川口市は、その費用について助成金が設けられているので活用しましょう
技能検定等受検手数料助成金
目的
中小企業従業員の能力開発と資格取得の促進。
対象企業や事業
技能検定等の試験に合格した者で、事業主や役員、常勤の従業員を有している事業所が対象。助成対象となる資格は、各都道府県の職業能力開発協会が行う技能検定。特級、1級、2級、単一等級や市が選定した国家資格。市が選定した助成金の対象となる国家資格は建築士や電気工事施工管理技士、介護福祉士など13種類あります。
助成金額
技能検定受験に要する実技試験や学科試験の受験手数料全額。同一年度で従業員1人につき1回。予算がなくなれば終了。
企業の信頼性をはかる基準のひとつに、抱えている従業員にどれだけ国家資格者がいるかがあります。専門知識や技能を持っている人材を客観的に判断する場合、国家資格は武器です。国家資格を持っていなくても、経験を持ったベテランはたくさんいるでしょう。しかし、それは例外です。多くの取引先を獲得するためにも、助成金を利用し、従業員に国家資格を取得してもらいましょう。
「そもそも助成金って何?」「個人事業主でももらえるものなの?」という疑問をお持ちの方はこちら!助成金の制度や仕組みについてわかりやすく解説しています!
助成金とは?対象者や受給条件・申請の方法まで徹底解説商店改修事業補助金
目的
店舗の集客力と買物環境向上のための改修に関する工事費の一部を補助。
対象企業や事業
小売、飲食、生活関連サービス業。川口市で店舗を営む人が対象。川口市内住民登録がある個人、法人市民税の届出をしている法人。ただ、対象店舗は床面積の合計が200平方メートル未満で常時看板を掲出している、不特定多数の来客がある、市内業者が行う20万以上の工事(税抜)などの条件があります。
助成金額
補助率は対象経費の20%以内。税抜きで千円未満は切り捨て。上限額は1店舗20万円となります。同商店街エリア内で、商店街代表者の推薦を受けた会員店舗が2店舗以上同時に申請すると、1店舗あたりの上限額が40万円に。条件を満たしているなら他店舗と相談して取得しましょう。
古くなった店舗でも、レトロを売りにしているなら集客につながるかもしれません。しかし、古くてボロボロな店舗なら客が入ろうと思ってもらえないでしょう。川口市では、条件を満たした店舗の改修費用の一部に対する助成金を設けています。店舗をきれいにし、新しい第一歩を踏みたい人は相談してください。
地域資源活用事業補助金
目的
川口市の地域資源(観光資源)を活用した取り組みに対し、補助金を出し観光振興を促進するため。
対象企業や事業
川口市に活動拠点があり、活動実績がある地域団体。地域団体とは、NPOなどの活動主体で、法人格の有無は関係ありません。
助成金額
補助率は補助対象経費の50%以下。『過去5年以内に3回以上20,000人以上の集客数』という集客実績がある場合、上限は100万円。条件なしだと、20万円
地域資源とは具体的に、農林水産物、鉱工業品、観光資源や歴史的文化遺産となります。川口市の誘客実績を有する資源や市長が認めるような資源です。各自治体の魅力はこのような資源であり、観光立国を目指す日本の目的にも適合します。地域資源を活用した取り組みで、誘客、交流や活動の促進を目的として補助金が設けられているので活用しましょう。
まとめ
川口市にも、多くの助成金、補助金が設けられています。条件を満たしているなら、積極的に活用して損はありません。商店改修事業補助金は、後を継ぐ人にとっては非常に助かる補助金ではないでしょうか。全国各地、商店街がシャッター街で寂しい状態になっています。老舗店舗も後継者不足で、閉業する店も増えている状態です。少し寂しくないでしょうか?補助金などで改修できれば、現代に合った店舗にできます。商店街だけでなく、川口市全体の活性化にもつながるでしょう。