目黒区で起業や経営をするなら助成金と補助金を把握しましょう。目黒区では創業セミナーや相談をはじめ、創業支援の取組を積極的に行っています。助成金や補助金があるのに活用しないのは、もったいないです。経営の上で損をするだけではなく、従業員の働く環境が良好とはなりません。すべて企業が負担し、国や自治体の助けにはならないというのも考えのひとつです。ただ、頑なに拒否するメリットはないでしょう。目黒区には融資や目黒区創業支援事業計画、ものづくり支援など多くの助成金、補助金が設けられているのでチェックしてみてください。

目黒区の助成金や補助金

目黒区の企業が活用できる助成金や補助金をいくつかご紹介します。経営状態や形態、方針に合わせてどんな制度が設けられているか知っておきましょう。

国際規格(ISO)取得支援事業

ISOは国際的な規格のひとつで、製品やサービスに関する一定レベルを決めた基準です。製品で言えば、カードのサイズやネジなどがあげられるでしょう。組織の品質活動や環境活動を管理するマネジメントシステムに関しても、ISO規格が制定されています。取得すれば、会社の信用力は高まり、新規取引でも有利になる可能性が高いです。公的機関への入札参加においても有力になるなど、ステイタスという部分でもメリットがあります。目黒区では、ISO取得のために必要な費用に対し助成金を設けているのです。

目的

国際標準規格ISO9000並びに14000シリーズの取得をサポート。

対象企業や事業

審査登録機関に支払い審査費用、コンサルタントへ支払う費用、内部監査養成のための研修費用。

助成金や補助金額

費用の一部を助成。限度額80万円で補助率は3分の2。

募集期間

随時で予算の範囲内の助成。

 

経営アドバイザー派遣支援事業

製造業、情報通信業、工業デザイン設計などものづくりに関わる業種の中小企業が、コンサルティングを外部のアドバイザーに依頼した場合にかかる費用の一部を助成する制度です。

目的

ものづくりを行う中小企業が活力ある事業の展開を出来るようにするため

助成対象

コンサルティング費用

交付額

限度額は10万円で、補助率は3分の2。

募集期間

随時で予算の範囲内の助成。

販路拡大(展示会出展)支援事業

努力を重ねて作った製品も、世間や他企業に認知してもらわなければ宝の持ち腐れです。多くの人に知ってもらうには、国内外の展示会に出展するのが一番手っ取り早いでしょう。ただし、出展するためにも費用が必要です。目黒区では、販路拡大のため工業製品や技術製品を展示する際の助成金を設けています。

目的

目黒区内の中小企業が国内外の各種展示会で、販路拡大のために製品などを展示する際、費用の一部助成。

助成対象

目黒区内に主たる事業所を持つ中小企業事業者や、異業種交流グループ、業種組合を対象にし、展示会出展時に必要となる展示料。

交付額

限度額は15万(年度内で一回まで)補助率は3分の2。

募集期間

前記は4月から6月。後期は9月から11月まで。募集期間内でも予算範囲内のため受付の締切あり。

ビジネスチャレンジ補助金

新商品や新しく事業分野を開拓するのも費用がかかり一苦労です。ただ、恐れてばかりだと発展は困難でしょう。目黒区ではチャレンジをする中小企業を応援しています。創造、創意工夫あふれる事業活動を促進することで、区内の産業構造や健全な発展に貢献することを目的とする助成金です。

目的

新事業分野の開拓、新製品、新商品を出すための補助金によるサポート。

補助対象

目黒区内に主な事業所を有し、1年以上事業活動を営んでいること。中小企業基本法第二条規定の中小企業者。法人事業税や法人住民税を滞納していないこと。中小企業が自ら行っている研究開発で平成30年度に事業完了見込みがある。大学、東京都立産業技術センター等、研究機関との共同開発事業。創造的、創意工夫に満ちた新製品や新消費の開発など、多数の条件を満たしていなければならない。

交付額

限度額は50万円。

募集期間

平成31年度は1月7日から18日までで終了しています。ただし、以降年度も予算さえつけば実施する可能性は高いため欠かさずチェックしましょう。

商店街の活性化支援

目的

商店街が企画して実施するイベントへの補助など。施設設備や販売促進による商店街活性化、街路灯設置、ホームページ作成やポイントカード導入へのサポートなど。商店街活性化のための支援。

対象企業や事業

商店街及び商店街の連合会や商工会、商工会議所が対象

助成金や補助金額

補助限度額や補助率はそれぞれの事業で異なります。一例として、商店街チャレンジ戦略支援事業(イベントや補助対象経費100万円以下の事業)の場合だと、補助限度額は83万3,000円で補助率は6分の5以内。

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まとめ

目黒区で起業や経営をするなら、このようにさまざまな助成金や補助金があるのでチェックしてください。すでに募集が締め切られているものもあるかもしれません。ただ、多くの助成金、補助金は予算がつけば一度なくなっても、次年度から復活することも多いです。それは、助成金や補助金による結果で大きく左右されます。もし、活用したい助成金や補助金を見つけたら、目黒区役所からのお知らせなどチェックしてみてください。

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弊社担当のご紹介
黒沢晃
黒沢晃(助成金コンサルタント)
商社にて新卒採用の人事を担当した後、人材コンサルタントとして企業の人事戦略を支援。2016年から中小企業や個人事業主を対象として助成金を活用した経営サポートに従事。現在は年間100社以上をサポートする。