町田市で起業したい、すでに経営をしているなら助成金や補助金についてチェックしましょう。助成金や補助金は、起業したばかりで資金不足に悩んでいる経営者にとって大きな助けとなります。ただ、いつでも誰でも得られるものではありません。さまざまな条件を満たす必要もあり、期限や金額の上限も決められているのです。しかし、どんな助成金や補助金があるか知らなければ上手に活用もできません。助成金や補助金を頼りにした場合、条件を満たしていなければもらうことはできないです。結果、追い詰められる可能性もあります。町田市が設けている助成金や補助金には何があるか、取得できる条件は何かしっかりと理解し、賢く上手に活用しましょう。

町田市の助成金や補助金

町田市でどんな助成金や補助金があるのかご紹介します。会社の経営方針に照らし合わせ、条件を満たしているかどうかも含めチェックしましょう。

町田市ものづくり企業地域共生推進事業助成金

ものづくりを行う企業と地域が共生することを目的とした助成金です。日本はものづくり大国と言われており、技術面は世界的に見てもまだトップクラスでしょう。ただ、昔から比べると衰退しているという話もあります。ものづくり大国の底を支える町工場も減少しました。起業しようとしても、地域住民から騒音や臭いの問題でクレームを受ける場合もあります。『町田市ものづくり企業地域共生推進事業助成金』は、地域と共生するため住民が受け入れられるような環境整備に必要な費用を助ける助成金です。

目的

市内のものづくり企業と地域との調和や共生

対象企業や事業

東京都内で1年以上、工場や事業所を創業している企業。中小企業基準法第二条に定める中小企業。実質的に大企業が経営に参画していないことなど、多数条件が設けられています。対象事業は、工場の改修事業、移転事業、設備更新、導入事業、住民受け入れ環境整備事業など。

助成金額

助成対象経費の4分の3以内。上限は375万円。

商店街チャレンジ戦略支援事業

町田市に限らず商店街の衰退は大きな社会問題として取り上げられることが多いです。郊外型大型店の進出で商店街から多くの店が減少し、シャッター街になっているところも少なくありません。経営者も高齢化し、後継者問題に悩まされているところも多いです。『商店街チャレンジ戦略支援事業』は商店街を積極的に活気づけるための取組です。町田市の商店街にお店をかまえている人は、周囲のお店を巻き込んで活性化に一役買ってはいかがでしょうか。

目的

将来を見据え戦略的な取組でチャレンジをしている商店街のサポート。

対象企業や事業

商店会や商店会連合会。商工会議所は商店街振興事業を行う主体となる場合に対象。

助成金金額

事業についてさまざまです。2018年の補助率はイベント事業で3分の2。限度額が300万円。活性化事業では、12分の11から3分の2まで、多種多様な補助実績があります。

応募期間や期限

4月1日から翌年3月31日まで実施して完了する事業が補助対象事業となります。

町田市商店街街路灯等LED照明導入推進事業補助金

『町田市商店街街路灯等LED照明導入推進事業補助金』はLED照明導入のための補助金です。LEDのメリットは二酸化炭素の排出を抑えられることでしょう。商店街の活性化が成功したとしても、環境面で不備があれば問題です。LED街路灯にすることで、以前より夜を明るく照らせるメリットもあります。結果、防犯にもつながるでしょう。安全な商店街創りという意味でもメリットがあります。

目的

町田市内の商店会等が設置し維持管理を行っている街路灯にLED導入し商業の活性化や促進。

対象企業や事業

町田市内の商店会や商店会連合会。補助対象事業は、街路灯のランプをLEDへ交換。アーケード照明からLED照明へ交換など。

助成金額や補助金額

予算範囲内を基準として補助対象経費の10分の1以内。東京都政策課題第当商店街異形補助金もあり、補助対象経費の5分の4以内で補助金が出ます。市の補助金が加わると10分の9以内です。

募集期限は2018年6月1日から6月8日まででした。

産業見本市出展支援事業

目的

各種産業見本市や展示会出店のための一部経費補助

対象企業や事業

町田市に充員登録をしている個人事業主。納税地が町田市の法人。1年以上事業を営んでいる、市長が必要と認める中小企業以外の者など条件を満たした者。

助成金額や補助金額

基本的に予算の範囲内。申請者が増えると補助額が減少。国内の産業見本市や展示会では会場使用料などの出展料が対象。上限は20万円、出展料の2分の1以内。中小企業基本法第二条に定められた小規模事業者は、出展料の3分の2以内となります。町田市トライアル認定事業者の場合、認定期間中、認定商品をPRする目的だと出展料の4分の3位内です。

国外の産業見本市や展示会などの出店では、外国語表記の冊子の作成に対する経費が対象。補助額は上限5万円。予算の範囲内で、補助対象経費の2分の1以内の額。小規模企業者は補助対象経費の3分の2以内。町田市トライアル認定事業者は、認定期間中認定商品をPRするための出展だと上限10万円として補助対象経費の4分の3以内の額です。

募集期限

2018年4月2日(月曜日)午前8時30分から先着順

商品は評価されて輝きます。町田市には世間一般での知名度は少ないが、魅力的な製品を産み出している中小企業や、小規模事業者もたくさんあるでしょう。ただ、技術力を客観的に評価してもらえなければ認知されません。それでは、ものづくり企業を活性化させることはできないでしょう。『産業見本市出展支援事業』は、製品を出展することで多くの人に知ってもらえます。ビジネスチャンス、販路の拡大が期待できるでしょう。出展にかかる経費を補助するための補助金です。

まとめ

町田市も多くの助成金や補助金を設けています。ものづくり、商店街、企業立地など他、多数の支援や取組を行っていることは無視できません。産業見本市出展支援事業による補助金は、知られていない製品の魅力と技術を世間にアピールすることができます。日本国内だけでなく、外国の展示会への出展に関してもサポートが設けられているのです。大きなビジネスチャンスにつなげることも期待できます。助成金や補助金があるなら活用し、会社を大きく成長させるきっかけにしましょう。

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黒沢晃
黒沢晃(助成金コンサルタント)
商社にて新卒採用の人事を担当した後、人材コンサルタントとして企業の人事戦略を支援。2016年から中小企業や個人事業主を対象として助成金を活用した経営サポートに従事。現在は年間100社以上をサポートする。