観光地・観光産業におけるユニバーサルツーリズム促進事業

令和6年度補正予算

人口減少が進む中で、国内における新たな交流市場を開拓する取組が求められているところ、今後増加が見込まれる高齢者等の旅行需要を喚起するため、そのニーズを的確に把握し、ユニバーサルツーリズム(誰もが気兼ねなく参加できる旅行)の普及・定着を目指すことが期待されています。
 観光施設や宿泊施設のバリアフリー化を一層推進してユニバーサルツーリズムを促進する事業(以下「観光地・観光産業におけるユニバーサルツーリズム促進事業」という。)を行うことで、国内における新たな交流市場を開拓するとともに、観光地・観光産業の収益性の向上を図ることを目的とします。
 本事業は、宿泊施設及び観光施設におけるユニバーサルデザインの導入を促進することにより、当該施設における高齢者、障害者、訪日外国人旅行者等の安心・安全の確保を図る為に要する経費の一部を補助するものです。

エリア
全国
機関
観光庁
種別
補助金・助成金
分野
その他販路・需要開拓設備投資
業種
サービス業卸売・小売業飲食宿泊その他
対象
中小企業者小規模事業者NPO法人その他一般社団法人個人事業主
支援規模
500万〜1000万円未満1000万〜5000万円未満
URL
https://ut-hojo.go.jp/

対象者

宿泊事業者、観光事業者

支援内容

補助対象施設
 ・宿泊施設:ホテル、旅館、ゲストハウス、民宿等
 ・観光施設
  ① 文化施設:博物館、美術館、水族館、植物園、動物園、資料館、公園・庭園、展示場等
  ② 歴史施設:遺跡、名所・旧跡、城郭、歴史的建造物等
  ③ 娯楽施設:テーマパーク・遊園地、観光農園・牧場、レジャーランド、海水浴場、スキー場、スポーツ施設、郷土芸能関連施設、展望台等
  ④ 食事買物施設:お土産店、農産物直売所・食堂、レストラン、道の駅等
  ⑤ 温泉施設 温泉、共同浴場、クアハウス、足湯等
  ⑥ その他施設 体験施設、観光案内施設、その他

補助対象事業
 ① 施設改修
  ・施設共用部における施設改修が対象となります。
  ・整備内容としては、出入口、廊下、傾斜路、エレベーター、トイレ、駐車場、浴室・案内表示等のバリアフリー整備(段差解消・スロープ設置、幅員確保等)、授乳室、キッズルーム、貸し切り浴室、個室あるいは簡易的な仕切りの設置等を想定しております。
  ・また、災害対応に資する整備の導入として、自家発電機の導入や防火シャッターの更新等も対象となります。
 ② 客室改修(宿泊施設のみ)
  ・以下の2つの整備内容のいずれかに該当する客室改修が対象となります。
  【A:車椅子使用者用客室整備】
   ・ バリアフリー法に定められる「車椅子使用者用客室」の水準を満たすための施設整備
  【B:一般客室整備】
   ・ バリアフリー法に定められる「一般客室」の水準を満たすための施設整備
 ③ 備品購入
  ・可搬性のあるもの(設置工事を伴わないもの)が対象となります。(設置工事を伴う内容については「①施設改修」もしくは「②客室改修」にて申請ください。)
  ・品目としては、貸出用車椅子、浴槽用手すり、おむつ交換台、電動ベッド、折り畳み式スロープ等を想定しております。
  ・「③備品購入」単体での申請は不可となり、「①施設改修」もしくは「②客室改修」との併用での申請が必須となります。
  ・備品 1 品あたりの税抜き単価上限は 50 万円未満となります。

補助率・補助上限額
 以下に記載の補助額を上限に、補助対象経費の 1/2 を補助します。また、補助上限額の異なる2つの申請枠を設けています。
 〇グループ A(大規模枠)
  ・自治体と防災協定を締結する宿泊事業者
   補助上限額(1 施設あたり) 3,000 万円(うち、「③備品購入」は 500 万円まで)
  ・上記以外の事業者
   補助上限額(1 施設あたり)1,500 万円(うち、「③備品購入」は 250 万円まで)
 〇グループ B(小規模枠)
   補助上限額(1 施設あたり)750 万円(うち、「③備品購入」は 250 万円まで)

補助対象経費
① 施設改修 建設工事費、設計費等
② 客室改修 建設工事費、設計費等
③ 備品購入 設備導入に係る物品購入費等

対象期間

補助金の交付決定日から令和8年1月30日(金)まで

問い合わせ先

観光地・観光産業におけるユニバーサルツーリズム促進事業 事務局
TEL:050−3528—5772

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