杉並区の助成金と補助金には、何があるのでしょう?

  • 長寿応援ファンド活動助成
  • 地域福祉活動費助成金
  • 次世代育成基金活用事業助成
  • まちづくり助成金
  • 商店街支援事業補助金
  • その他

の6つから見ていきます。

長寿応援ファンド活動助成

「長寿」とありますが、対象は高齢者にとどまりません。

  • 子どもや若者など次世代をサポート
  • 幅広い世代が交流を持てるよう助ける
  • どんな人でも住みやすい
  • 高齢者の健康や日常をサポート

と対象は広いです。

そうした人たちに向けて、

  • 地域全体に貢献する
  • 新たに発足もしくはこれまでの活動に新しい展開を加える
  • 助成が終わっても続くもしくは助成によって目標達成できる

3つすべてを満たす活動をした際に、助成するのが「長寿応援ファンド活動助成」。「次世代そして高齢者、それから街に住むすべての人が心地よくなるための活動」に対しての援助、と考えると分かりやすいでしょうか。

助成金額は、30~200万円以内で、単価2万円未満の消耗品や、印刷、通信などが対象となります。対象と対象外は明確に決まっているので、事前に確認しておきましょう。

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地域福祉活動費助成金

杉並区の中で、

  • すでに地域福祉活動を実施している
  • これから地域福祉活動をしようとしている

そのうえで、営利や宗教、政治的な目的を持たない団体に支給されるものです。

助成金額は、

  • 新しく活動を立ち上げる場合は、1つの事業につき50万円の上限
  • すでに行っている活動をより活発化する場合は、1つの事業につき20万円の上限
Check!

「そもそも助成金って何?」「個人事業主でももらえるものなの?」という疑問をお持ちの方はこちら!助成金の制度や仕組みについてわかりやすく解説しています!

助成金とは?対象者や受給条件・申請の方法まで徹底解説

次世代育成基金活用事業助成

  • 杉並区に済む子どもたちを対象とする事業
  • 助成金を受け取ることで、子どもの参加費が減ったり無料になったりする事業

など、要件は決まっていますが、要件を満たす事業者は誰でも申請できます。

助成金は、1事業につき500万円まで。対象となる経費も、旅費や印刷費、会場使用料やレンタル料など決まっています。

平成30年度に対象となった事業は、

  • 杉並区に住む小学生が、アメリカテキサス州に住む小学生と、ビデオレターや手紙を使って交流する「杉並・テキサス交流プロジェクト」
  • 新潟県糸魚川市で2泊3日過ごし、地元の人や自然とふれあう「小学生わんぱく探検団in糸魚川(ムーミン谷の探検)」

など。子どもたちの未来に、素敵な影響を与えるような事業ばかりが選ばれているのです。

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まちづくり助成金

心地よく住める街をつくろうとする活動を助成するもの。コースは、

  • びぎなーコース(3万円)
  • すてっぷコース

の2つがあります。

平成30年度は、

  • 駅周辺でのイベント企画や地域情報の発信、植栽や街路の現況を調べるといった活動
  • 防災施設の見学、マップの作成、ペットや子どもの避難を考えるなど、災害時を想定した活動
  • 駅周辺に文化資源を伝える案内板を設置

などが申請されました。人を呼び込む施策だけでなく、文化を守る・伝える、そして万が一に備えて…など幅広い面から申請があったのです。

商店街支援事業補助金

商店街に関する助成金はいくつかあります。

商店街チャレンジ戦略支援事業助成

イベント事業の場合、限度額は300万円。

施設を整えたり販売を進めたりする活性化事業の場合は以下の通り。

  • マップをつくる際の補助金 限度額20万円
  • ホームページ作成の場合 限度額50万円
  • その他(アーケード改修や空き店舗を使った事業、デジタルサイネージの設置など)

地域連携型商店街事業助成

商店街と地域の団体、2つによって成り立つ実行委員会に対しての助成です。

イベント事業の場合、限度額は400万円。活性化事業の場合、商店街やNPO法人が実施する活性化事業への補助は、限度額1億円などたくさんあります。

商店街に関する助成金は、他の区でも存在します。古くからある商店街は、商売の活性化だけでなく人のつながりにも大きな力となりますよね。そうした商店街を大切に考えている事業といえるでしょう。

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その他

・「すぎなみ文化芸術活動助成」といった「文化・芸術」を支援するもの、
・「杉並区NPO活動資金助成」といったNPOを助けるもの
などさまざまあります。

特徴は、街そのものそして人に優しい点

杉並区の助成金・補助金が持つ特徴は、街そのものそして人に優しい点。住みやすい街になれば、住み続ける人や移住者の増加が見込めるでしょう。また、子どもや高齢者、言ってしまえばすべての人が豊かになる活動が行われていれば、やはり人も増えますし、街も活性化します。

このように杉並区では、街と人を慈しむ支援制度を行っているのです。

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弊社担当のご紹介
黒沢晃
黒沢晃(助成金コンサルタント)
商社にて新卒採用の人事を担当した後、人材コンサルタントとして企業の人事戦略を支援。2016年から中小企業や個人事業主を対象として助成金を活用した経営サポートに従事。現在は年間100社以上をサポートする。