以下では、職場定着支援助成金(雇用管理制度助成コース、介護福祉機器助成コース、保育労働者雇用管理制度助成コース、介護労働者雇用管理制度助成コース)に関して厚生労働省の公式HPで記載されている情報をまとめております。
目次
【重要なお知らせ】
職場定着支援助成金(雇用管理制度助成コース、介護福祉機器助成コース、保育労 働者雇用管理制度助成コース及び介護労働者雇用管理制度助成コース)については、平成30年度以降、以下のとおりの取り扱いとなります。
※1 平成29年度の職場定着支援助成金の雇用管理制度整備計画の提出については、平成29年度3月末までとなります。平成29年3月末のハローワーク又は労働局の開庁時間については、お近くのハローワーク又は労働局にお尋ねください。
※2 本内容は、平成30年度予算の成立及び雇用保険法施行規則の改正が前提のため、今後、変更される可能性があることにご注意ください。
雇用管理制度助成コースについて
・ 職場定着支援助成金(雇用管理制度助成コース)については、人材確保等支援 助成金(雇用管理制度助成コース)に統合される予定です。
・ 主な要件等の変更点については以下のとおりです。(細かな要件の変更につきましては、平成30年度以降、 お近くのハローワーク又は労働局にお尋ねください。)イ 制度導入助成が廃止されます。
ロ 認定された雇用管理制度整備計画に基づき、「当該計画期間内に評価・遇制度、研修制度、健康づくり制度、メンター制度及び短時間正社員制度(保育事業主のみ)を導入し、全ての対象となる通常の労働者に対して、当該各労働者に1つ以上の雇用管理制度を実施する事業主」であることが要件となります。
介護福祉機器助成コースについて
・ 職場定着支援助成金(介護福祉機器助成コース)については、人材確保等支援助成金(介護福祉機器助成コース)に統合される予定です。
・ また、人材確保等支援助成金(介護福祉機器助成 コース)(旧 職場定着支援助成金(介護福祉機器助成コース))については、平成30年度以降の計画認定申請から、助成対象となる介護福祉機器を以下のとおり 改正いたします。助成の対象となる介護福祉機器は、以下のとおりとなります(変更(追加)部分太字)。
- 移動・昇降用リフト(立位補助機、非装着型移乗介助機器を含む。)
- 装着型移乗介助機器
- 自動車用車いすリフト
- エアーマット
- 特殊浴槽
- ストレッチャー
保育労働者雇用管理制度助成コース及び介護労働者雇用管理制度助成コースについて
・ 職場定着支援助成金(保育労働者雇用管理制度助成コース及び介護労働者雇用管理制度助成コース)については、人材確保等支援助成金(介護・保育労働者雇用管理制度助成コース)に統合される予定です。
・ 人材確保等支援助成金(介護・保育労働者雇用管理制度助成コース)の支給要件及び支給額は職場定着支援助成金(保育労働者雇用管理制度助成コース及び介護労働者雇用管理制度助成コース)から変更はございません。【お知らせ】
・平成29年4月1日以降の計画認定申請から、以下のとおり改正しました。
介護福祉機器等助成の変更について
介護福祉機器の導入及び運用を行った事業主に対する助成を介護福祉機器助成コースと改称し、次のとおり見直しました。(機器導入助成)
介護福祉機器の導入及び運用に要した費用の額の25/100に相当する額(その額が150万円をこえるときは、150万円)
(目標達成助成)
機器導入助成の支給を受けた介護事業主が、介護福祉機器の導入・運用計画の末日から1年経過する日までの期間において、離職率に係る目標を達成した場合、次のとおり目標達成助成を支給します。
介護福祉機器の導入及び運用に要した費用の額の20/100(生産性要件を満たした事業主にあっては、35/100)に相当する額(その額が150万円をこえるときは、150万円)
(助成対象となる介護福祉機器)
助成の対象となる介護福祉機器は以下のとおりとなります(自動排泄処理機及び車いす体重計は、助成対象外となります。)。
- 移動・昇降用リフト
- 自動車用車いすリフト
- エアーマット
- 特殊浴槽
- ストレッチャー
雇用管理制度助成、保育労働者雇用管理制度助成、介護労働者雇用管理制度助成について
それぞれ雇用管理制度助成コース、保育労働者雇用管理制度助成コース、介護労働者雇用管理制度助成コースと改称し、目標達成助成の額を以下のとおり見直しました。
・雇用管理制度助成コース
目標達成助成 57万円(生産性要件を満たした場合は72万円)・保育労働者雇用管理制度助成コース
目標達成助成(第1回) 57万円(生産性要件を満たした場合は72万円)
目標達成助成(第2回)85.5万円(生産性要件を満たした場合は108万円)・介護労働者雇用管理制度助成コース
目標達成助成(第1回) 57万円(生産性要件を満たした場合は72万円)
目標達成助成(第2回)85.5万円(生産性要件を満たした場合は108万円)・平成29年10月20日から、生産性要件について一部変更がございました。
・平成28年10月19日から、保育事業を営む事業主への助成を拡充しました。
・平成28年4月1日から、助成金の支給要件などを変更しました。
・平成27年12月1日から、健康づくり制度のうち「メンタルヘルス相談」が助成対象外となりました。
助成内容
概要
事業主が、雇用管理制度(評価・処遇制度、研修制度、健康づくり制度、メンター制度、短時間正社員制度(保育事業主)のみ)の導入等による雇用管理改善を行い、人材の定着・確保を図る場合に助成するものです。また、介護事業主が介護福祉機器等の導入等を行った場合や、保育事業主または介護事業主が労働者の職場への定着の促進に資する賃金制度の整備を通じて、保育労働者や介護労働者の離職率の低下に取り組んだ場合も助成対象となります。
主な受給要件
受給するためには、事業主(短時間正社員制度を導入する場合・保育労働者雇用管理制度助成コースの場合は保育事業主、介護福祉機器助成コース・介護労働者雇用管理制度助成コースの場合は介護事業主)が、次の措置を実施することが必要です。
1.雇用管理制度助成コース【雇用管理制度助成から改称しました】
【制度導入助成】
(1)雇用管理制度整備計画の認定
次の〔1〕~〔5〕の雇用管理制度の導入を内容とする雇用管理制度整備計画を作成し、管轄の労働局の認定を受けること。
〔1〕評価・処遇制度
〔2〕研修制度
〔3〕健康づくり制度
〔4〕メンター制度
〔5〕短時間正社員制度(保育事業主のみ)
(2)雇用管理制度の導入・実施
(1)の雇用管理制度整備計画に基づき、当該雇用管理制度整備計画の実施期間内に、雇用管理制度を導入・実施すること。
【目標達成助成】
【制度導入助成】(1)、(2)の実施の結果、雇用管理制度整備計画期間の終了から1年経過するまでの期間の離職率を、雇用管理制度整備計画を提出する前1年間の離職率よりも、下表に掲げる目標値(※)以上に低下させること。
※低下させる離職率の目標値は対象事業所における雇用保険一般被保険者数に応じて変わります。
対象事業所における雇用保険一般被保険者の人数区分 1 ~ 9人 10 ~ 29人 30 ~ 99人 100~299人 300人以上 低下させる離職率(目標値) 15% 10% 7% 5% 3% 2.介護福祉機器助成コース【介護福祉機器等助成から改称しました】
【機器導入助成】
(1) 導入・運用計画の認定
介護労働者の労働環境向上のための介護福祉機器の導入・運用計画を作成し、管轄の労働局長の認定を受けること。
(2)介護福祉機器の導入等
(1)の導入を実施し、導入効果を把握すること。
【目標達成助成】
【機器導入助成】(1)、(2)の実施の結果、導入・運用計画期間の終了から1年経過するまでの期間の離職率を、導入・運用計画を提出する前1年間の離職率よりも、下表に掲げる目標値(※)以上に低下させること(ただし、離職率は30%を上限とします。)。
※低下させる離職率の目標値は対象事業所における雇用保険一般被保険者数に応じて変わります。
対象事業所における雇用保険一般被保険者の人数区分 1 ~ 9人 10 ~ 29人 30 ~ 99人 100~299人 300人以上 低下させる離職率(目標値) 15% 10% 7% 5% 3% 3.保育労働者雇用管理制度助成コース【保育雇用管理制度助成から改称しました】
【制度整備助成】
(1)保育賃金制度整備計画の認定保育賃金制度整備計画を作成し、管轄の労働局の認定を受けること。
(2)賃金制度の整備・実施
(1)の保育賃金制度整備計画に基づき、当該保育賃金制度整備計画の実施期間内に、賃金制度を整備・実施すること。【目標達成助成(第1回)】
【制度整備助成】(1)、(2)の実施の結果、保育賃金制度整備計画期間の終了から1年経過するまでの期間の離職率(以下、「評価時離職率(第1回)」という。)を、保育賃金制度整備計画を提出する前1年間の離職率よりも、下表に掲げる目標値(※)以上に低下させること(ただし、離職率は30%を上限とします。)。
※低下させる離職率の目標値は対象事業所における雇用保険一般被保険者数に応じて変わります。
対象事業所における雇用保険一般被保険者の人数区分 1 ~ 9人 10 ~ 29人 30 ~ 99人 100~299人 300人以上 低下させる離職率(目標値) 15% 10% 7% 5% 3% 【目標達成助成(第2回)】
【目標達成助成(第1回)】の実施の結果、保育賃金制度整備計画期間の終了から3年経過するまでの期間の離職率が、
評価時離職率(第1回)を維持していること(ただし、離職率は20%を上限とします。)。
4.介護労働者雇用管理制度助成コース【介護雇用管理制度助成から改称しました】
【制度整備助成】
(1)介護賃金制度整備計画の認定介護賃金制度整備計画を作成し、管轄の労働局の認定を受けること。
(2)賃金制度の整備・実施
(1)の介護賃金制度整備計画に基づき、当該介護賃金制度整備計画の実施期間内に、賃金制度を整備・実施すること。【目標達成助成(第1回)】
【制度整備助成】(1)、(2)の実施の結果、介護賃金制度整備計画期間の終了から1年経過するまでの期間の離職率(以下、「評価時離職率(第1回)」という。)を、介護賃金制度整備計画を提出する前1年間の離職率よりも、下表に掲げる目標値(※)以上に低下させること(ただし、離職率は30%を上限とします。)。
※低下させる離職率の目標値は対象事業所における雇用保険一般被保険者数に応じて変わります。
対象事業所における雇用保険一般被保険者の人数区分 1 ~ 9人 10 ~ 29人 30 ~ 99人 100~299人 300人以上 低下させる離職率(目標値) 15% 10% 7% 5% 3% 【目標達成助成(第2回)】
【目標達成助成(第1回)】の実施の結果、介護賃金制度整備計画期間の終了から3年経過するまでの期間の離職率が、評価時離職率(第1回)を維持していること(ただし、離職率は20%を上限とします。)。
その他 このほかにも、雇用関係助成金共通の要件などいくつかの受給要件がありますので、詳しくは下記の「お問い合わせ先」までお問い合わせください。
受給額
本助成金は、導入した制度等に応じて、下表の額が支給されます。
1.雇用管理制度助成コース
【制度導入助成】
導入した制度等 支給額 評価・処遇制度 10万円 研修制度 10万円 健康づくり制度 10万円 メンター制度 10万円 短時間正社員制度(保育事業主のみ) 10万円
目標達成助成 57万円(生産性要件を満たした場合は72万円) 2.介護福祉機器助成コース
助成対象費用 支給額 介護福祉機器の導入費用(利子を含む) 【機器導入助成】左記の合計額の25%(上限150万円)
【目標達成助成】左記の合計額の20%(生産性要件を満たした場合は35%)
(上限150万円)保守契約費 機器の使用を徹底させるための研修 3.保育労働者雇用管理制度助成コース
制度整備助成 50万円 目標達成助成(第1回) 57万円(生産性要件を満たした場合は72万円) 目標達成助成(第2回) 85.5万円(生産性要件を満たした場合は108万円) 4.介護労働者雇用管理制度助成コース
制度整備助成 50万円 目標達成助成(第1回) 57万円(生産性要件を満たした場合は72万円) 目標達成助成(第2回) 85.5万円(生産性要件を満たした場合は108万円)
「そもそも助成金って何?」「個人事業主でももらえるものなの?」という疑問をお持ちの方はこちら!助成金の制度や仕組みについてわかりやすく解説しています!
助成金とは?対象者や受給条件・申請の方法まで徹底解説職場定着支援助成金の活用事例
平成28年度以前に職場定着支援助成金を活用した事業主の取組事例について、助成金を活用して導入した制度毎に掲載しています。
その他 評価・処遇制度(18事例) ※準備中
その他 研修制度(11事例) ※準備中
その他 健康づくり制度(14事例) ※準備中
その他 メンター制度(6事例) ※準備中
※掲載している事例は、制度導入を計画した時点での職場定着支援助成金の制度に基づいたものであり、現在の職場定着支援助成金の制度と内容が異なる場合があります。