ヒートアイランド対策助成

令和7年度

区は、ヒートアイランド現象を緩和する屋上等緑化や壁面緑化、屋上・壁面に高反射率塗料や熱交換塗料、舗装面に遮熱性塗料や熱交換塗料を塗布する工事、窓ガラスへの日射調整フィルム・コーティング材による遮熱対策、ドライ型ミスト発生装置の設置など、ヒートアイランド対策の費用の一部を助成しています。

敷地内緑化は、都心部における生物多様性に配慮した取り組みとして、緑と一体整備の水辺も、助成対象としています。

令和年7年度から、菜園への助成を追加しました。

対象者

助成の種類
1.屋上等緑化
屋上やベランダに樹木、芝、多年草等を植栽した基盤を新たに設置することをいいます。
 敷地内緑化
敷地の地上部に樹木、芝、多年草等を植栽した基盤を新たに設置することをいいます。

2.菜園 【令和7年度より新規追加】
野菜等(野菜、花きその他これらに類するもの)を植栽した基盤を新たに設置することを
いいます。 ※夏季(7〜9月)に植栽計画があり、成果物の販売を目的としたものでないこと。

3.壁面緑化
つる性植物や植栽基盤を、建物壁面等を覆うように植栽することや、壁面に沿って高木を
3本以上新たに植栽することをいいます。
※ 高木:成木の高さが3m以上の樹木(植栽時はおおむね2m以上)であること。

4.高反射率塗料・熱交換塗料(屋上・壁面)
屋上・壁面に高反射率塗料又は熱交換塗料を新たに塗布することをいいます。
※高反射率塗料については第三者機関において測定した日射反射率(近赤外線領域)が、50%以上であること。
なお、使用色での測定値がない場合には、基準色(第三者機関)・使用色(メーカー発行のカタログ等)の日射反射率が
ともに50%以上であること。

5.日射調整フィルム・窓用コーティング材
窓ガラスに日射調整フィルムや窓用コーティング材の対策を新たに行うことをいいます。
※第三者機関における測定値が、原則、遮蔽係数0.7未満、可視光線透過率65%以上
熱貫流率5.9W/(㎡/K)未満(コーティング材は6.0W/(㎡/K)以下)であること。

6.遮熱性塗料・熱交換塗料(舗装面)
舗装面に遮熱性塗料又は熱交換塗料を新たに塗布することをいいます。

7.ドライ型ミスト発生装置
水を微細な霧状にして噴射し気化熱によって周囲の冷却を行うものをいいます。

8.レインガーデン
新たに敷地の地上部に雨水貯留浸透性の良い緑化(樹木、芝、多年草等)を行うものをいいま
す。※緑化は、敷地面積250㎡以上の場合、千代田区緑化推進要綱第2条第1号に規定する地上部の緑地に該当すること。

助成の対象、条件等
【共通】
・区内の建物等(新築・既築)であり、工事等の実施前の申請であること。
・助成対象者が自ら施工するものでないこと(改修は施工業者が行うこと)。
・国や地方公共団体等が行う類似の助成等(総合設計制度の屋上緑化による容積率の割増など)を受ける予定又は
すでに受けていないこと。
・当該年度に同一の建物等における本助成制度の助成を受けていないこと。
・住民税や固定資産税等を滞納していないこと。
【屋上等緑化・敷地内緑化・壁面緑化・ 〈菜園〉】
・新築の場合、敷地面積が1,000㎡未満の建物であること。
・新築・既築に関わらず、敷地面積が250㎡以上の建物で、「千代田区緑化推進要綱」で計画書提出の対象と
なっている建物は要綱に定める基準を超える部分を助成対象とします。
・プランターによる緑化の場合、容量100?/基以上のものであること。
〈菜園〉 上記要件に追加
・事業計画書により、夏季(7〜9月)に植栽計画(緑)があるものであること。
【高反射率塗料・日射調整フィルム・窓用コーティング材】
・第三者機関の証明書等により性能値を証明できる製品を使用すること。
【ドライ型ミスト発生装置】
・公共もしくはそれに準ずる場で不特定多数へ涼を提供するために設置すること。
・運用見込期間が概ね年間90日以上であること。(レンタルの場合はイベント等で一時的に設置するものであること。)
【レインガーデン】
・周囲から雨水を集水する構造(雨樋の接続等)を有し、砕石層(深さ30cm以上。ただし、個人が所有する住宅は
深さ10cm以上。)又は雨水貯留浸透施設(雨水を一時的に貯留し、地下に浸透させる機能を有する施設をいう。 )
の整備により高い貯留浸透能力を持つ緑地(千代田区緑化推進要綱の「地上部の緑地」を満たすもの)であること。

支援内容

助成メニュー
・屋上等緑化
 助成対象経費の50%(上限200万円)

・敷地内緑化
 助成対象経費の50%(上限200万円)
 
・菜園(注釈1)
 助成対象経費の50%(上限200万円)
 
・壁面緑化
 助成対象経費の50%(上限50万円)

・高反射率塗料・熱交換塗料(屋上・壁面)(注釈2)
 助成対象経費の50%または塗布面積×2,000円/平方メートルのいずれか低い額(上限50万円)

・日射調整フィルム・窓用コーティング材(注釈3)
 助成対象経費の50%または塗布面積×4,500円/平方メートルのいずれか低い額(上限30万円)

・遮熱性舗装・熱交換塗料(舗装面)
 対象経費の50%(上限100万円)

・ドライ型ミスト発生装置(注釈4)
 助成対象経費の50%(上限100万円)

・ドライ型ミスト発生装置(レンタル)
 助成対象経費の50%(上限10万円)

・レインガーデン
 対象経費の50% (上限50万円)

(注釈1) 野菜等(野菜、花きその他これらに類するもの)を植栽した基盤を新たに設置することです。ただし、夏季(7月〜9月)に植栽計画があり、成果物の販売を目的としたものを除きます。
(注釈2) 高反射率塗料とは、屋上・壁面に蓄熱を抑制する塗料を塗布することです。詳細は、高反射率塗料補足事項(PDF:302KB)を確認してください。熱交換塗料とは、屋上や路面に塗布することで太陽光による蓄熱を抑制する塗料をいいます。
(注釈3) 窓ガラスに日射調整フィルムやコーティング材による対策を行うことです。
(注釈4) 水を微細な霧状にして噴射し気化熱によって周囲の冷却を行う装置のことをいいます。
(注釈5) 敷地の地上部に雨水貯留浸透性の良い緑化(樹木、芝、多年草等)を行うことです。ただし、敷地面積250平方メートル以上の場合、千代田区緑化推進要綱第2条第1号に規定する地上部の緑地に該当することが必要です。

対象期間

交付決定後

※完了報告期限は令和8年3月13日(金曜日)です。

問い合わせ先

環境まちづくり部環境政策課エネルギー対策係

〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1
電話番号:03-5211-4256
ファクス:03-3264-8956
メールアドレス:kankyouseisaku@city.chiyoda.lg.jp

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