空前の猫ブームが巻き起こっているなか、家の内外で猫に触れ合う機会を求める人が多くなってきています。

環境省の統計によると、2005年には3店舗だった猫カフェが、2016年にはなんと100倍の300店舗に到達したとされています。まだまだ猫ブームは衰えを知らず、猫に関連するビジネスは伸び続けています。

今回は猫カフェを開きたい、運営してみたいという方に、どのような資格や知識が必要なのか、猫カフェ経営のメリット・デメリットをご説明していきます。

1.流行りの猫カフェ、開業後の気になる年収や利益は?

猫カフェの利益は、1人1時間の利用で1,000円程度のところが多く、1日20人来たら2万円、1月で60万円程度ということになります。また、里親が見つかった場合の譲渡費用も、利益のうちに入ります。ここから家賃・光熱費・餌代・雑費・猫の医療費、そしてアルバイトを雇うなら人件費が引かれ、残った分が利益となります。

2.自宅?賃貸?猫カフェをひらくには

猫カフェを開業するために必要な準備をご紹介します。

店舗

まずは、猫カフェを開業するための場所が必要です。自宅や店舗など、開業をする場所によって、衛生管理の決まりが異なります。

例えば、猫がいるスペースと、飲食を扱うスペースを完全に分けなければいけなかったり、サービスに関わる事柄が細かく決められていたりする場合があります。事前によく確認しておきましょう。

資格

猫カフェの経営形態によって、必要となる資格が異なります。

基本的に猫と過ごせるスペースを提供するだけで、ドリンクは自動販売機やペットボトルで販売するという形式は、飲食店に分類されません。したがって、下記の2つの資格のみで開業が可能です。

  • 「動物取扱責任者」の取得
  • 「動物取扱業」の届け出

このうち「動物取扱責任者」の資格は、下記の3つのうち1つでも当てはまればクリアできます。

  • 第一動物取扱業と関連がある種別の仕事で、半年以上の実務経験があること。
  • 動物の生理生態や看護等について1年以上教育する高等学校・短期大学・大学を卒業していること。
  • 第一動物取扱業と関連のある知識・技術を証明する資格を持っていること。(例:愛玩動物飼養管理士、愛護動物取扱管理士、家庭動物管理士など)

上記に加えて、カフェとして飲食物の提供をする場合は、下記の2つの資格が必要となります。

  • 「食品衛生責任者」の資格
  • 「飲食店営業許可」の取得

「食品衛生責任者」は、調理師や栄養士といった資格を持っていれば、務めることができます。資格がない場合は、食品衛生協会による講習を1日受ければ、務めることができます。

「飲食店営業許可」の資格とは、店舗のある地域で保健所の審査を受けて得られる許認可権です。

こちらについては、食品の安全性を確保するために、衛生面の規定を設けた「食品衛生法」で定められています。店舗の営業条件を満たした上で、営業許可の申請をすることが必要です。

資格取得までの流れとしては、まず店舗の工事が完了する前に必要書類を揃えて、保健所に申請します。

店のオーナーまたは代理人も立ち会いのもと、完成した物件が申請内容および条例で定められた施設基準に合致しているか、保健所が確認します。確認がとどこおりなく済んだら、営業許可書が交付され、営業開始となります。

3.保護猫カフェという選択

通常の猫カフェと保護猫カフェの違いについてご紹介します。

一般的な猫カフェのスタイル

最近は、「保護猫カフェ」と呼ばれるスタイルの猫カフェが増えつつあります。これらは「里親募集型猫カフェ」や「自走型保護猫カフェ」と呼ばれることもあります。猫カフェと保護猫カフェの違いは、カフェにいてお客さまを迎え、おもてなしする猫たちのスタイルにあります。

通常の猫カフェは、オーナーの飼い猫が主となっています。ブリーダーなどから集められたり、元は捨て猫であったり、保護された猫であっても、あくまでオーナーの飼い猫であることが、猫カフェの猫のスタイルです。

カフェで猫と遊びたい、一緒に時間を過ごしたいというユーザーが、一般的な猫カフェのターゲットになります。

保護猫カフェのスタイル

一方、保護猫カフェにいるのは、保護されたり様々な事情で捨てられたりした猫たちです。オーナーの飼い猫ではなく、飼い主がいないというスタイルをとっています。その中には、保健所で殺処分を待っていた猫もいます。

保護猫カフェの猫は、ある程度人慣れする訓練を受け、避妊・去勢手術を終え、予防注射や病気のチェックを受けています。そして、新しい飼い主となる人との出会いを、カフェで待っていることになります。保護猫カフェでは、猫と一緒に時間を過ごすだけではなく、最終的に猫を飼いたいと考えているユーザーがターゲットとなります。

保護猫カフェの利用者から猫を飼いたいという申し出があれば、オーナーが責任を持って、猫の生涯にわたり面倒をみられる人であるかどうか審査を行います。審査が通れば、無事にユーザーの飼い猫となり、また新しい猫が保護猫カフェに入ってくるという仕組みです。

4.経営難の猫カフェがあるのも事実

低資金で人口の少ない地域で一から猫カフェを開業するのは、とてもリスクがあります。低資金で始めると、経営上の変化に対応する融通が利かず、融資も受けにくくなります。

猫は生き物ですから、いやな臭いでお客様を不快にしないためにも、衛生管理面がとても大事です。

他にも、猫カフェ経営にかかる費用には、猫の高齢化や営業による疲労に対処する費用なども含まれ、思わぬ高額となる場合があります。諸々の経費がかさむので、経営難に陥る猫カフェが少なくないのも事実です。

おわりに

猫カフェを経営するのであれば、まず目的意識を持つことが大切です。保護猫カフェで譲渡数を増やしたいのか?カフェ営業で利益を出したいのか?目標をしっかり定めましょう。そして、目的に応じて1日にどれだけの集客が必要となるのかを見極めた上で、開業を検討しましょう。

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