MEOとSEOの違いは何？どっちが効果的なの？方法についても知りたい！

MEOとSEO、どちらもWEBマーケティングに関する用語で、言葉としても似ています。しかし、その違いについて知っている人は少ないでしょう。MEOとSEO、2つの違いは何でしょうか？

• MEOの効果や方法
• MEOとSEOの根底にあるもの

について、お伝えします。

MEO、SEOは別物と考えよう

MEOとは、「マップエンジン最適化」のことです。たとえば、Googleマップで「カフェ　近場」と検索したとしましょう。すると、皆さんの現在位置に基づいた店舗の情報が出てきますよね。しかしその際、大きく情報が表示されるのは3店舗のみなのです。

この「マップ枠」と呼ばれる上位の位置に店舗情報を表示できれば、より多くの来店が見込めるでしょう。その場で来店しなくとも、知名度アップにつながります。

つまりMEOとは、Googleマップに対して行われる施策のことなのです。対してSEOは、「検索エンジン最適化」。通常の検索時、サイトを検索ページの上位に表示させるための施策。地図か検索か、表示される位置が違うと考えると分かりやすいですね。

MEOのほうが簡単で効果が高い

MEOとSEO、どちらがより簡単で効果的なのでしょう？答えは、MEOです。

MEOの効果やメリット

MEOはプラットフォームが決まっているため、専門的な知識がなくても簡単にできます。また、きちんと施策を採っていけば、1～2週間ほどで結果が出るといわれているのです。

また、MEOの結果となって現れるのは「マップ枠」です。マップ枠は通常のWEBサイトよりも上位に表示されます。このため、ユーザーの目に止まる可能性が高く興味を持ってもらいやすいのです。

たとえば飲食店の場合、MEOのほうがお客さんを呼び込みやすいといえます。お客さんが飲食店情報に求めるものは、メニューだけではありませんよね。

• スタッフを含めたお店の雰囲気
• 開店時間
• どんな人が集まるのか

など、さまざまな情報を求めています。

Googleマップ上なら、店舗の位置とともにそういった情報を分かりやすくお客さんに伝えることができますし、「知らない」ことによる不安も取りのぞけるのです。結果、来客数の増加や知名度アップにつながるでしょう。

企業も同様です。どんな企業がいつ営業しているのか、知ってもらうことができます。

SEOの効果やメリット

対してSEOの場合、競合サイトの分析やキーワード選び、そしてコンテンツ作成とやることはとても多いです。また、結果が出るまで時間がかかることもありますし、手をかけたのに結果につながらないことも多々。

もちろんSEOでも、お客さんに分かりやすい情報を伝えることはできます。しかし、お客さんの目に止まるまで時間がかかれば、「知ってもらえる可能性」は低くなるでしょう。

これらから考えると、MEOのほうが簡単で効果が高いといえるのです。

MEOとSEOは別物だが、根底にあるものは同じ

MEOとSEO、それぞれ違いはありますが、どちらも「Google」というプラットフォームに基づいて行われるもの。つまり、Googleが考える理念を理解し、ガイドラインに準拠する必要があるのです。

それは、「検索するお客さんの立場に立って考える」こと。Googleマップの枠に入りたいからと、適当に情報を掲載するのではなく、

• どうしたらお客さんの不安を取りのぞけるか
• お客さんが知りたいことは何か
• お客さんに楽しんでもらうにはどうしたらよいか

といった「お客さんの目線」から考えて、掲載する情報を決めたり、コンテンツを用意したりするのです。

きちんと「お客さんの目線」から考えられていれば、お客さんに喜んでもらえます。MEOもSEOも別物ですが、こうした根底にあるものは同じですので、必ず覚えておきましょう。

分かりやすく例えると、水泳競技でいうとSEOは自由形、MEOは定められたルールの中で行う「平泳ぎ100m」みたいなものだと考えましょう。SEOは平泳ぎでも背泳ぎでもクロールでもいろいろなものを使いこなしてとにかく高得点を出すもので、MEOは平泳ぎをとことん極めればOKというわけです。

MEOはGoogleマップ、SEOは検索ページ

MEOとSEO、言葉は似ていますが、それぞれ方法は異なります。MEOは、Googleマップに対しての施策、SEOは検索結果に対する施策なのです。

また、MEOをきちんと行えば、Googleマップ上でもよりお客さんの目に止まりやすい位置に情報が掲載されます。これにより、来客数の増加や知名度アップが見込めるでしょう。

しかし、MEOとSEO、2つとも「お客さんの目線から考える必要がある」という点は共通しています。「お客さんに来て欲しいから」だけにとどめず、「どうしたらお客さんに喜んでもらえるか」まで考えて、施策を行いましょう。