中小企業のセキュリティ対策として有効な手段

中小企業のセキュリティ対策として有効な手段

目次

  1. 情報は資産と捉えよう
  2. 中小企業でも取り組んでおきたいセキュリティ対策
    1. セキュリティソフト
    2. UTM
    3. 情報管理規格の認証取得
  3. まとめ

企業のIT化が進む中で、顧客のデータを管理する方法はますますデジタル機器に依存してきています。このIT化は非常に利便性が高く、生産性の向上に大きく貢献するものでありますが、同時に顧客データの流出やサイバー攻撃によるリスクは高まっています。

そのため、ますます中小企業のセキュリティ対策が必要になってきています。事実、サイバー犯罪者の活動はますます活発化しており、高度なサイバー攻撃の発生頻度は3分に1回というかなり高い頻度で起こっていると言われています。(参考:高度なサイバー攻撃に関するイベントの発生頻度は最大3分に1回)

ということで今回は、中小企業や小規模事業者でもやっておきたいセキュリティ対策の有効な手段についてご紹介していきたいと思います。

情報は資産と捉えよう

現代にとって、情報とは企業にとっての武器であり、資産でもあります。これにいち早く気づき、顧客のデータを活用して集客を上げている企業はコンビニエンスストアやTSUTAYAがありますが、このような会社ほどセキュリティ対策は万全です。
「うちの会社はそんなにデータ活用していないし…」と考えている方でも、例えば、あなたがよく利用しているお店のオーナーが「●●さんはよくカツカレーを注文していて、△△さんとよく来ます。」と公言されたらどう思うでしょうか?怒って二度とそのお店に行かないということはなくても、よく思わないですよね?

この情報化社会において、顧客の情報というのは「守って然るべきもの」なのです。最近では、Pマークのような情報管理に関する認証を取得していない企業とは取引をしないという企業さえ増えてきています。

セキュリティ対策とは、このようなことから、「仕方なく経費を使ってやるもの」と捉えられがちですが、「我が社は情報漏えいのリスクが低いです」ということは、評価のポイントの一つにもなりますし、むしろプラスに働くこともあるのです。

中小企業でも取り組んでおきたいセキュリティ対策

さて、以下では中小企業が取り組んでおきたいセキュリティ対策についてご紹介していきたいと思います。様々なセキュリティ対策の方法がありますので、是非参考にしてみてください!

セキュリティソフト

もしあなたの会社の電子デバイスの数が少ないのであれば、最も簡単に対策できるのがこの方法です。セキュリティソフトを全PCに入れることで、簡単にセキュリティ対策をすることが可能です。
しかし、セキュリティソフトは外部からの攻撃には有効であるのに対して、内部の過失による情報漏えいが発生する可能性があるのが弱点です。

様々な日常業務の中で対策するべきは、実は社内であることが多かったりもします。「社員を信用するな」ということを言いたいのではなく、メールの誤送信のようにちょっとした過失によって情報漏えいになることもあるため、管理できる台数が少ないうちはセキュリティソフトで十分かもしれませんが、さすがに社員10人20人もいる会社では、セキュリティソフトでは足りない可能性も考えられます。

UTM

UTMとは、統合脅威管理(Unified Threat Management)を行うことです。インターネットに接続する前に、専用のセキュリティ機器を挟むことで、不正なアクセスやデータの送信を防止することが可能です。

このセキュリティ対策は、企業のセキュリティ対策として最も有効的な手段です。その理由としては以下のようなものがあります。

  • 人的な過失による情報漏えいが発生しない
  • PCにまでセキュリティソフトが到達しない
  • PCにソフトを入れるわけではないので、負荷がかからない

UTMとは、企業のインターネットLAN環境の外に設置するものなので、社員の1台のPC単位ではなく企業単位で情報を管理することが可能です。
また、セキュリティソフトではPCの中にウイルスが入り込んだ時点で検知され、処理される仕組みになっているのですが、UTMの場合はPCの外部でブロックすることが可能です。

このUTMに関しては、弊社でもご案内させていただいておりますので、是非以下のページからお問い合わせください。

セキュリティラボの公式ページ

情報管理規格の認証取得

情報管理に関する規格には、ISO27001とPマークというものがあります。これらの規格を取得することで、継続的に情報管理体制を整備することが可能です。また、取引開始にあたってPマークや27001の取得を義務付けている企業も数多くありますので、新規顧客開拓をスムーズに進めることができます。

PマークやISO27001の認証取得は、書類を整備したり、体制を整える必要がありますので外部に委託される企業様も多くいらっしゃいます。このようなコンサルティングについても弊社でご案内させていただくことも可能ですので、是非一度お問合わせください。

Pマークに関する詳細はこちら
ISO27001に関する詳細はこちら

まとめ

  • セキュリティ対策は小規模事業者でも必須になってきている
  • セキュリティ対策は内部と外部の両方のリスクを考えた上で行おう
  • 中小企業のセキュリティ対策にはUTMがおすすめ
  • ISO27001やPマークを取得することで外部へのアピールにもなる
新規事業・独立を検討中の方はお気軽にご相談ください。
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