移動販売で開業するならタブレットレジがおすすめな理由

家賃が必要なく、営業できる場所があるのならばどこででも営業することができる移動販売という営業形態があります。クレープ店やドーナツ店など、近年ではさまざまなものが移動販売で売られているので、参入を検討している方もいるのではないでしょうか。

移動販売の場合、大きなレジを置くことはできません。すでにレジを設置してあるような移動販売車を利用する以外は、新規にレジを購入しなければならないでしょう。

このとき、移動販売にはどんなレジを導入すれば良いか悩んでいる方もいるかもしれません。こんな方は、タブレットレジの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

今回は、移動販売にはタブレットレジがおすすめできる理由について、お伝えします。

タブレットレジとは

タブレットレジは、名前からも想像できるとおり、タブレット端末を利用するレジです。従来からある単純に金銭のやり取りをするいわゆるレジスターとは異なり、クラウド上で売上管理やデータ分析をすることができます。

さらに、インターネットなどに接続してデータ処理できるレジスターとしていわゆるPOSレジがありますが、タブレットレジは、持ち運びに便利だというメリットが挙げられるのです。

タブレットレジがおすすめな理由

移動販売には、タブレットレジの導入がおすすめできる理由は、以下が挙げられます。

1. 移動が簡単
2. データ分析
3. クレジットカードなどの電子決済に対応

①POSレジよりも軽いから移動が簡単

POSレジは、スーパーマーケットなどで利用されているレジスターを想像してください。このレジの場合、多機能である反面1台がとても重く、持ち運ぶことはかなり大変です。他方、タブレットレジの場合は、タブレットを利用したレジのため、かなり軽いのが特徴になっています。

移動販売の場合、レジ自体も盗難に遭うリスクがあり、自宅などに持ち運ぶ必要もあるでしょう。こうしたとき、タブレットレジは利用するのに便利です。

移動販売をするときだけ、自宅など保管場所から持ち出すだけで利用することができます。一般のレジスターも、POSレジよりは軽いですが、持ち運びには不便な場合が多くなっている形状です。

②データ分析ができる

タブレットレジは、インターネットに接続することで、リアルタイムの売上を記録することができるのが便利になっています。

リアルタイムの売上記録を利用して、データ分析が可能です。ピークタイムや客単価など経営に役立つデータを出すことが可能になるのです。

さらに、1か月など長期的な売上管理も可能になっています。これらの機能は、インターネット回線に接続しないレジスターではすることができません。

③クレジットカード決済なども簡単に対応できる

タブレットレジは、決済について、決済端末を導入するだけでクレジットカード決済が可能になっています。決済端末はタブレットに差し込むだけで利用できるものも多く提供されているからです。

タブレットレジのオプションとして、こういった決済代行サービスも利用することができる場合もありますので、現代のキャッシュレス決済が簡単に導入できます。

移動販売は、現金のやり取りが面倒な場合も多いため、キャッシュレス決済の導入は、経営者側にも便利な機能です。

タブレットレジのデメリット

反対にタブレットレジのデメリットは、以下のものが挙げられます。

1. Wi-Fiの契約
2. バッテリー問題
3. 壊れる場合も

①Wi-Fiの契約をする必要がある

タブレットレジは、データ分析などのためにインターネット接続が必要になります。決済をするためにもインターネット接続をしないと利用できない場合もあるのです。このため、インターネット回線の契約をする必要があるのが、デメリットに挙げられます。

②充電が切れると使えない

タブレットレジは、軽くて持ち運びが簡単なタブレット端末を利用します。これは、移動販売においてはかなりメリットでしょう。

しかし、タブレット端末は電池が切れてしまうと利用できなくなってしまうというデメリットがあります。充電などのバッテリー関係はかなり気を遣う必要があるのです。

③壊れやすい

レジスターなどと比べて持ち運ぶ頻度が高いため当然かもしれませんが、落としたり、衝撃が加えられたりすることなどによって壊れやすいというデメリットがあります。

しかも、タブレット端末自体、高価なため、買い換えるとすると、さらなる出費が必要となってしまうのです。

それでも移動販売にはタブレットレジがおすすめ

タブレットレジには、レジスターやPOSレジと比較してメリットが大きい反面、デメリットもあります。

他方、移動販売は移動販売車を利用して、販売拠点をあちこちに設定して商売をすることができます。特に、移動販売は、ひとりでする場合が多く、仕入れや販売するための仕込みなどもひとりでしています。そうなると、むだな作業などを少しでも少なくする必要があるといえるのです。

そのため、移動するのが簡単で、売上管理やデータ分析をあとから見ることができるというタブレットレジは、まさにマッチするといえるのです。

こうしたことから、新規に移動販売で開業する場合、レジを導入するなら、タブレットレジを強くおすすめします。