居酒屋のメニューとして取り入れたい珍しいB級グルメ

居酒屋を開業する際には「他の店では食べられないココだけのメニュー」を、ひとつは作りたいものです。「他店にはない強み」を持てば集客効果も期待できるでしょう。しかし、だからといってむやみやたらとコストをかけるわけにもいきません。

そこでおすすめなのがB級グルメです。珍しさも演出できればSNS映え間違いなし！ツイッターなどで拡散されてあっという間に人気の店となるのも夢ではありません。B級グルメならば素材が安いのも魅力です。コストパフォーマンス抜群の、居酒屋のメニューに取り入れたいB級グルメを紹介します！

グラタンフライ（八戸市）

グラタンを春巻きの皮で包み、パン粉をまぶしてサクサクに揚げればできあがりです。グラタンのホワイトソース、マカロニ、春巻きの皮、パン粉いずれもベースになっているのはじつは全部、小麦粉。コストがかかっていないわりに、満足感は十分です。

うどんぎょうざ（高槻市）

小麦粉を主原料としたメニュー「粉もん」といえば大阪。たこやき、お好み焼きだけではなく「一風変わったB級グルメ」を探しているならば、うどんぎょうざはいかがでしょうか。餃子のタネにみじん切りにしたうどんを混ぜ、小さく丸めて焼くだけ。餃子よりもずっと簡単に作れるのも便利です。

富士宮やきそば（富士見市）

B級グルメという言葉を全国的に広めるきっかけにもなった「元祖B級グルメ」です。普通の焼きそばよりもパスタの食感に近い麺を使用しているのがユニークなところ。具に牛の小腸を油で揚げた「油かす」や魚粉を使用するなど、工夫が光ります。

イタリアン（新潟市）

イタリアンと名乗っていますが、もちろんイタリア料理ではありません。もやしタップリの焼きそばの上にミートソースがかかっている、無国籍料理と呼ぶべき珍しいB級グルメです。

ボルガライス（越前市）

オムライスの上に豚カツ、牛カツをトッピングし、その上からデミグラスソースをかけたものです。和食と洋食のハイブリッドともいうべき逸脱した味を堪能できるのもB級グルメならでは。

トルコライス（長崎市）

スパゲッティ、豚カツ、ピラフを同じお皿に盛り付けて、デミグラスソースをたっぷりをかけたものです。デミグラスソースの手作りは大変なので、できあいの業務用缶詰を使用すれば十分でしょう。もちろんトルコ料理ではなく「大人のお子様ランチ」といったB級グルメです。

漬物ステーキ（飛騨地方）

ジュウジュウと音を立てて運ばれて来たステーキ皿の上に、山盛りの漬物……というのを目にすると、やはり多くの人が驚きます。漬物を鉄板で焼いて、卵でとじた料理です。大根漬け、白菜漬けなど旬の漬物を使っているので、四季を感じることもできるでしょう。

油麩丼（登米市）

油で揚げた仙台麩を甘辛く煮て、卵でとじて、ご飯に乗せた丼物です。カツ丼の豚カツをお麩で代用したようなもので、とてもヘルシーです。あっさりしているので、〆のメニューとして食べるのも良いでしょう。

まとめ

全国各地のB級グルメはどれも、その土地々々で親しまれてきたものばかりです。伝統的な郷土料理や行事食とは少し違いますが、庶民の普段の暮らしぶりがよくわかるといっても良いでしょう。もしかしたら、昭和の子どもを楽しませるために作られたものもあるのかもしれません。

そんな、あたたかさを感じることもできるB級グルメ。「ただいま」と立ち寄りたくなるような居酒屋をやってみたいと考えている人もぜひ、取り入れてみてはいかがでしょうか。大人数の飲み会を盛り上げるのにも、お一人様にそっと寄り添うのにもピッタリのB級グルメなのです。