最近、街中でよく見かける猫カフェ。起業を考えている猫派の中には「猫カフェの経営にチャレンジしたい!」という人もいるかもしれません。しかし、猫カフェで利益を上げるのは難しいといわれているのはご存じですか?

なかには上手く売上を伸ばして、儲かる猫カフェを経営している人もいますが、全員がそうとは限りません。いったい、どうすれば成功させることができるのでしょうか?また、大成功とまでいわずとも、普通にどれぐらいの利益が期待できるのか等、猫カフェの実態について解説します。

猫カフェの売上を試算してみる

客単価

猫カフェは入場料として1時間1,000円程度取るところがほとんどです。さらに飲食物に1,000円ほど使うとして、平均して客単価は2,000円といわれています。

来店客数

猫カフェのお客様はリピーターよりも新規客がメインです。多くの猫カフェは時間制になっていますが、もし12席程度の猫カフェならば満席率をやや多めに見積もると1時間4名程度を期待できるでしょう。8時間営業ならば回転数は8となり、1日当たりの売上は2,000円×4名×8=64,000円となります。

月の売上

猫カフェを年中無休で営業するならば、月間売上は64,000円×30日=192万円です。立地条件などが著しく悪くない猫カフェならば、この程度の売上は期待できるといわれています。

経費を試算してみる

一方で猫カフェの月間の経費は175万円ほどかかるとか。家賃、材料費、医療費などの内訳を見てみましょう。

猫にかかる費用

エサ代、トイレ代、その他の飼育費を合計すると1匹当たり月に1万円が必要です。もし、猫が10匹いるならば10万円かかります。

猫の治療費

猫には保険がないので、もし骨折などしたら治療費に20万円かかります。緊急事態を想定して、月に10万円は余裕を見ておきましょう。

施設維持費用

猫カフェでは臭いがこもらないように清掃を念入りにしなければいけません。そのため、少し多めの清掃費、水道光熱費などで月に合計20万円ほど必要となるでしょう。

家賃

厨房、手洗い場、トイレなどをあわせて20坪程度は必要です。新宿駅周辺の営業ビルならば坪単価は15,000円となり、一ヶ月の家賃は30万円かかるでしょう。

材料費

どのようなメニューを提供するかにもよりますが、原価率は30%が適正といわれています。飲食物の客単価は1,000円なので、1,000円×30%×32名×30日で、月に30万円ほどかかるでしょう。

人件費

とくに飲食物を提供する猫カフェならば、オーナーの他に少なくとも一人はスタッフが必要です。2人×30日分の労働力のうちオーナーでは足りない分を何人のアルバイトで回すとしても、時給1,200円として月間人件費は約40万円かかります。

備品など

猫が何匹もいると絨毯の消耗も激しく定期的に取り替えなければいけません。また、食器の破損なども合わせて、月々10万円程度必要です。

宣伝広告費

集客のためには宣伝広告も欠かせません。ぐるなび、食べログなどに掲載依頼すると毎月約5万円かかります。

毎月の返済

猫カフェを始めるにあたっては、居抜きでなおかつ隔離された調理場が必要なので内装工事は必須ともいえます。それだけ開業資金もかかるので金融機関からの借入も多くなりがちです。返済額は月々20万円程度になることも少なくありません。

利益はたったの17万円!?

したがって猫カフェの利益は192万円-175万円=17万円程度しかないことになります。猫の販売による利益もありますが、その分、新しい猫を補充するコストもかかるので純利はそれほどありません。所得に対して税金もかかってきますし、普通にやっていても儲かる商売とはいいがたいのも事実です。

たとえば、カフェ営業をメインとして席数を増やし、猫はホステス的な存在として1~2匹にとどめるというのもひとつの方法です。猫カフェを成功させるのはコンセプト次第といったところでしょうか。

まとめ

猫カフェはもし経営に失敗すれば、自分だけではなく猫までも路頭に迷うことになります。まずはユニークなコンセプトを確立し、売上目標を実現するにはどれぐらいの集客が必要なのか、しっかりと試算してからスタートするようにしてください。

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