確定申告は税理士に丸投げするべき?自分でやるべき?

確定申告は税理士に丸投げするべき?自分でやるべき?

目次

  1. そもそも確定申告は必要?
  2. 確定申告は税理士に頼むとどれくらいかかるのか?
  3. 自分で記帳した場合
  4. 税理士に依頼すると節税のアドバイスをもらえることも
  5. まとめ

新しく事業を始めた人にとって、税金関係のことはとても難解なことが多いと思います。

その中でも代表的なものが確定申告ではないでしょうか。

この確定申告は、税理士に丸投げすることもできますし、1から自分で行うこともできます。開業してから1年目は収支も安定せず、できることは自分でやりたいと考えておられる方も多いとは思います。

果たして、確定申告は、税理士に丸投げするべきなのか?それとも自分でやるべきなのか?それぞれのメリット・デメリットについて解説していきたいと思います。

そもそも確定申告は必要?

そもそもですが、どのような場合に確定申告が必要になるのでしょうか?事業を開始した人以外でも、以下のような場合には確定申告を行う必要があります。

  • 給与の年間収入金額が2,000万円を超える方
  • 給与を1か所から受けていて、かつ、その給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)の合計額が20万円を超える方
  • 給与を2か所以上から受けていて、かつ、その給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において、年末調整をされなかった給与の収入金額と、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)との合計額が20万円を超える方
  • 同族会社の役員やその親族などで、その同族会社から給与のほかに、貸付金の利子や資産の賃貸料などを受け取っている方
  • 災害減免法により所得税等の源泉徴収税額の徴収猶予や還付を受けた方
  • 在日の外国公館に勤務する方や家事使用人の方などで、給与の支払を受ける際に所得税等を源泉徴収されないこととなっている方

引用:確定申告特集

個人事業主の場合は、所得が38万円を超えないような場合、確定申告は不要となります。この場合、収入が38万円を超えない場合、例えば300万円の収入があったとしても、290万円は経費に費やしたという場合は確定申告は不要となります。

また、事業を行っていない場合でも競馬や競輪で50万円以上の利益を得た場合、ふるさと納税をした場合なども確定申告が必要になります。

確定申告は税理士に頼むとどれくらいかかるのか?

さて、それでは確定申告を税理士に依頼するとどれくらいかかるのかということですが、どこまでを税理士にやってもらうかということによっても異なります。

皆さんが雇用されながら事業を行っており、事業の収入が20万円を超えなかった場合は、雑所得に分類されるため3万円程度で開始することができます。

例えば、ブログやアフィリエイトを片手間で行って得た収入やFXなどによって得た収入なんかは3万円程度で可能です。

――とはいえ、アフィリエイターの方で成功されているような方は1年目から月収が20万円を超えることもあるかと思います。その場合は事業所得に分類され、5万円程度の相場となったりもします。

また、本格的に事業を行い、1000万円を超えてくると、税理士に支払う費用は20万円程度になってきます。

依頼するだけでOKな分、こういった費用が発生することが税理士に依頼するデメリットです。

自分で記帳した場合

さて、税理士に依頼せずに自分で記帳を行う場合はどうでしょうか。

この場合、費用は必要ありませんが、時間がかかりますし、非常に面倒です。

収益をまとめたり、経費を割り出したり普段からキッチリ管理をしていない人は遡って「これは何に使ったんだっけ?誰との食事だっけ?」などと思い出しながらすることになります。

このようなことをしていると、まず初めてで手順がわからない場合は丸一日潰れることになると考えておきましょう。

――事業を立ち上げた皆様なら、いかに時間が貴重なのかということをご存知かと思います。Time is moneyですからね。

作業の面倒くささももちろんですが、丸一日潰して、本業なり副業に全く手をつけないとなったときに、税理士に支払うお金とどちらのほうが貴重なのか…考えてみましょう。

税理士に依頼すると節税のアドバイスをもらえることも

税理士に依頼して、確定申告を丸投げすると、節税に対するアドバイスをもらえたりもします。

――年間たくさんの確定申告を行っている税理士ですから、皆さんの収支のバランスを見て何か問題がないのか、どこか削減できるところはないのかということが手に取るように分かってしまうんですね。

そうすると、次年度からはこういったところに気をつけると節税ができるなどのアドバイスをもらえることもあります。

依頼する税理士がどれくらい親切かということによっても違いますが、こういった情報の価値という点でも税理士に依頼するメリットがあると言えるのではないでしょうか。

まとめ

確定申告を税理士に依頼するかしないかは、メリット・デメリットを考慮した上で、皆さんの環境に合わせて決めるのが一番だと思います。

そのため、開業の達人としては、「税理士に依頼したほうが楽だしメリットが多いけど、時と場合によっては3万円、5万円の価値があるわけではない」――と回答させていただきたい。

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