ショットバーとはどんなところ?開業する難易度は?

目次

  1. ショットバーとは?
  2. ショットバーにはどのようなお客様が集まるか?
  3. ショットバーの開業のコツは?
  4. ショットバーの開業の難易度は?
  5. まとめ

バーにはさまざまな種類がありますが、その中でもショットバーと呼ばれるところはどのようなところなのでしょうか? 今回は、ショットバーとはどんなところなのか? どのようなお客様が来店するのか? 集客や開業の難易度はどれくらいなのか? また、収益性はあるのかということについてご紹介していきたいと思います。

ショットバーとは?

ショットバーとは、お酒を一杯ずつ注文していただく形式のバーのことを指します。ショットバーの「ショット」とは、「ワンショット」を意味しています。

純粋なショットバーというのはあまり見かけませんが、有名なお店だとHUBがショットバーに当てはまります。お酒を注文するたびに料金の支払いを行うため、気軽にお酒を楽しむことができるという魅力があります。

一杯あたりの値段は安いところであれば500円、高いところであれば2,000円前後の料金設定にしているところもあります。お客様の滞在時間は比較的短く、「一杯軽く引っ掛ける」くらいのお客様も少なくないため、客単価は低く、回転率が高いという特徴があります。

ショットバーにはどのようなお客様が集まるか?

ショットバーは、前述の通りあまり滞在時間は長くないですし、一杯ごとに料金の支払いが発生するため、お客様からすれば「安く、気軽にお酒を飲むことができる」という印象を受けるでしょう。このため、比較的若い層に好まれる傾向があります。

オーセンティックバーやダイニングバーに比べればやはり若い世代をターゲットにしている分、客単価は低く、どちらかといえば薄利多売の営業スタイルになっていくでしょう。

ショットバーの開業のコツは?

お店のコンセプト次第ではありますが、やはり客単価は低くなってしまいますので、いかに回転率を高めて集客力を上げるかということが経営の鍵になってきます。

少人数の2〜3名のお客様の来店が多くなりますから、お店の収容人数を最大限活用し、週末には常に席が埋まっているくらいの集客力が必要になってきます。このため、どうしても競合店とは価格競争になりがちで、薄利多売のスタイルになってしまいがちなのです。

最近は集客の方法にはさまざまなものがあります。チラシやビラ配りのようなアナログな方法もありますし、WEBを活かしてデジタルで集客を行う方法もあります。そして、現代の日本はまさにデジタルの時代。誰もがスマートフォンを持っている時代です。

このため、WEB上でいかにうまく集客することができるかということが成功の鍵になるのです。例えばお店のホームページを作り込んでみたり、Googleマップで上位表示させるための対策(MEO対策)を行ったりする必要があるでしょう。

さらに、そのWEB上での集客にあまりお金をかけすぎてはいけません。なぜなら、客単価が低いからです。客単価が高く、集客をすることで莫大な利益を生むことができるのであれば、高額な広告費を支払う価値はありますが、ショットバーのような営業形態ではやはりお金をかけずにやりくりする必要があります。

ですので、例えばホームページを自作するためにHTMLやCSSの知識を身につけるだとか、WEB上でどのように集客をすれば良いのかを正しく判断するノウハウというものが必要になってくるのです。

ショットバーの開業の難易度は?

ショットバーの開業はダイニングバーやオーセンティックバーに比べればそれほど難しくありません。なぜなら、お客様はオシャレな内装やおいしい料理を求めて来店するわけではなく、「気軽にお酒を飲みたい」と思って来店するからです。このため、内装費に数千万円の費用をかける必要はありませんし、調理器具や厨房設備に投資をする必要もありません。(もちろん、お店のコンセプトにもよっては設備投資をする必要がありますが…。)

このため開業資金は比較的安くおさまるでしょう。——もちろん、前述した通りショットバーの鍵を握るのは集客力ですから、立地の良い店舗を探す必要があります。このため、物件を探すのには苦労するかもしれませんし、その物件は高額な賃料がかかるかもしれません。しかし、ショットバーの開業で苦労するのは物件探しくらいのものでしょう。

とにもかくにも、ショットバーは最低限の設備で最低限のものだけで開業することができます。ただ、他のバーと同じように、深夜営業をする場合は警察署に深夜酒類提供飲食店の届け出を出す必要があります。もし届け出を行わなかった場合は無許可営業となりますので、注意してください。また、飲食店ですからもちろん保健所に飲食店営業許可の届け出を行う必要があります。

まとめ

ショットバーはお客様も気軽に来店することができて、さらに開業も気軽に行うことができるというメリットがある一方で、集客のノウハウが必要であるため運営をしていくのには難易度が高い店舗です。

しかし、集客のノウハウやWEBのスキルを持っているなら他店と差をつけることができるはずです。

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