税理士の顧問契約は必要なのか？起業時に知っておきたい税理士に関するあれこれ

「会社は設立1年で6割が倒産する」と言われていますが、筆者が社会人時代からお付き合いがある某会計コンサルティング会社の方はこんなことを言っていました。「税務がちゃんとできてないから倒産するんです。」
当時は若く、サラリーマンをやっていた筆者も「ナンノコッチャ」という感じだったのですが、独立してこう思います。「真っ先に税務をなんとかしなければならない」

ということで、今回は、税理士の顧問契約が必要な理由についてご紹介していきたいと思います。

税理士はなぜ必要なのか？

税務というものは、法人化しているなら間違いなく税理士事務所に外注してしまったほうが良いです。なぜなら、皆さんが考えているよりも税金の手続きというのは複雑で、シビアだからです。
「インターネットで調べればなんとかなるんじゃない？」と考えている方も確かになんとかできるくらいには情報が溢れかえっていますが、税金の手続きはちょっとした記入ミスから大きく変わってしまうシビアなものなのです。

また、資金繰りのアドバイスや節税や借入の相談をしてくれる税理士もいらっしゃいますので、得られるメリットは非常に多いです。当然、調べればでてくるようなことばかりですが、そもそも検索することができなければ知る由もないようなことがたくさんあるのです。そのため、良い税理士と付き合いを持っておくと資金繰りで他社よりも優位になったりすることができるのです。

また、税務で色々と調べる時間を本業に当てたほうがよいという時間的なコストからも税理士に外注するほうがメリットがあると考えられます。どこかの企業で働いたことがある方なら、決算の時期になって経理担当の方が忙しそうに働いているシーンを見たことがあるのではないでしょうか？それなりに詳しい方でも苦労するのに、素人がすんなりできるはずがないのです。

顧問契約は必要？

事業規模が小さいうちは、顧問契約は必要ないです。だいたい売上が1000万円を超えてきたタイミングで顧問契約が必要になると言われています。なぜなら、売上が1,000万円を超えると節税や消費税の対策が必要になるからです。

ですので、事業規模が小規模な場合は、スポットで依頼することも可能です。スポットでのお付き合いをしている場合でも、最前線のプロから情報を仕入れることはできますし、事業規模が小さいうちから税理士にお願いしておくメリットはあります。

税理士と顧問契約を結ぶメリット3選

以下では、税理士と顧問契約を結ぶメリットについてご紹介していきたいと思います。

1.毎月の収支が手に取るように分かるようになる

税理士と顧問契約をしておくと、収支レポートというものを作成してくれます。この収支レポートがあることで、キャシュフローを把握することができるため、他の外注にどれくらいの費用を使えるのか、投資をどれくらい利用できるのかということが明確にすることができます。

アフィリエイターの方や個人事業主として、一人で仕事をしている方なら把握できますが、従業員が数人いる会社では、だんだん素人では把握しきれなくなってきます。
このあたりもプロの手によって作成されたレポートがあれば非常に役に立ちます。

2.納税のスケジュールが分かる

独立すると「世の中こんなにも税金だらけなのか…」と思い知らされます。この税金には支払いのサイクルがありますが、支払いの管理をやりながら本業にも専念するためには、24時間では時間が圧倒的に足りません。

税理士と顧問契約を結んでいれば、このような支払いのサイクルや支払いの金額をお知らせしてもらうことができますので、基本的に税理士に言われる通りに動くだけでOKという状態をつくれるのです。

3.借入の時に税理士がいると心強い

事業拡大に伴って銀行から借入を行うこともあると思います。これまで借入を行ったことがある方ならお分かりかと思いますが、銀行から決算書や試算表を要求されることがあります。

このような場合に税理士と顧問契約を結んでいれば、試算表の作成や数字の説明を税理士にしてもらうことができるのです。ですので、銀行から要求されたことが分からなければ「税理士に確認させてください」と躱すこともできるのです。

どうやって税理士を選べば良い？

税理士によってどのようなサービスがあるのか、どれくらい丁寧に教えてくれるのかということも異なりますし、さらに顧問契約料やスポットで依頼する場合の金額も異なります。
弊社では、中小企業様向けにピッタリの税理士をご紹介させていただくサービスを提供させていただいております。簡単な6つのステップを踏むだけであなたにピッタリの税理士が見つかりますので、是非一度お問い合わせください！

税理士の窓口