カレー屋の開業を成功させるためのアイデア

カレー屋の開業を成功させるためのアイデア

目次

  1. 知っておきたい“カレー屋の強み”
    1. 回転率が高い
    2. 実店舗だけでなく移動販売やテイクアウトも可能
  2. “カレー屋の弱み”とは?
    1. 客単価が低い
    2. 競争が激しいジャンル
  3. 利益を出すために必要なこと
    1. 戦略1:原価を下げる
    2. 戦略2:客単価を高くする
  4. どちらを選ぶ? 強みを伸ばすor弱みをカバーする
  5. 客観的にお店の特徴を知り、戦略を練ろう!

カレー屋を開業させようと思ったとき。開店資金を集めたり、物件を決めたりする上でも大切なのが、「どんなカレー屋にし、どう利益を上げるか」という点です。カレー屋に限らず飲食店は、開店にたどり着いたとしても成功できる人はごくわずか。きちんと収益を上げられる店作りの仕組みや戦略を考えておく必要があります。カレー屋は、回転率が高いなどメリットもある一方で、たくさんのお客さんを集めても客単価が低くなかなか収益につながらないというデメリットも。

しっかりメリット・デメリットを整理して、成功させるためのあなただけのアイデアや工夫を盛り込んだお店づくりをしていきましょう。

知っておきたい“カレー屋の強み”

大手チェーン店だけでなく、個人店も含めカレー専門店はたくさんあります。多くの人がカレー屋開業にチャレンジする理由の一つが、カレー屋だからこその強みがあるという点です。もちろん「カレーが大好き!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは経営面にフォーカスを当ててカレー屋の強みについて一緒に考えてみましょう。

回転率が高い

何と言ってもカレー屋の経営上のメリットは、回転率の高さです。
回転率が高い店とは、お客さんの来店から退店までの時間が短く、同じ営業時間でもより多くのお客さんを入店させられるお店です。
カレーは提供までの時間やお客さんが食べる時間が短いため、ラーメン店と比べても客の滞在時間が短く、回転率が高い商材と言えるでしょう。

実店舗だけでなく移動販売やテイクアウトも可能

カレーは、カレールーとご飯(もしくはナン)さえ仕込んでおけば、実店舗ではなく移動販売でも提供できる商材です。そのため、最初から実店舗を持ってカレー屋を開業する資金がなかなかないという方も、移動販売というスタイルを取れば、小規模からでも開業できます。
移動販売で客のニーズや好みをリサーチしながら徐々に知名度を上げ、同時に実店舗出店の資金を貯めることも不可能ではありません。
また、テイクアウトしやすい商材でもありますから、イートインだけでなくテイクアウトのお客さんも捕まえられます。

“カレー屋の弱み”とは?

なんだか良いことずくめのように思えるカレー屋ですが、当然強みがあれば、弱みもあります。

客単価が低い

例えばカレー屋経営で一番のネックとなるのが、客単価の低さです。カレー1杯でせいぜい高くても1000円台。気軽に入れるカレー屋なら800円台からが相場です。
客もサッと食べられるカレーを選んで来店しているため、滞在時間が短く、客単価がなかなか上がりにくくなります。

競争が激しいジャンル

加えて、カレー屋は大手チェーン店をはじめ、店舗数も多いジャンル。改めてカレー屋を開業するとなると、近隣店舗との差別化も考えなければいけません。

利益を出すために必要なこと

ではカレー屋開業にあたって、考えておきたい収益を上げるための戦略は、いったいどんなものがあるのでしょうか。極論を言ってしまえば、カレー屋経営で利益を出すための戦略は、原価を下げるか客単価を上げるかの2つの方法論に集約されます。

戦略1:原価を下げる

回転率の高いカレー屋は、カレー1杯でより多くの利益を上げることが最低限のセオリー。
例えば、カレー1杯の粗利が200円と150円の場合。単純に利益は粗利が200円の方が1.5倍になります。

戦略2:客単価を高くする

もう1つの戦略として検討してみたいのが、客単価を上げるという方法です。カレーのトッピングは、原価も安く利益が乗せやすい要素。
チーズやハンバーグ、フライなどトッピングを多くすればするほど、キッチンの大変さは増しますが、その分利益率は高くなります。
また、ラッシーやアルコールなどのドリンクも、原価率が低いため客単価を押し上げるだけでなく、利益を上げるためにあると嬉しい要素です。

どちらを選ぶ? 強みを伸ばすor弱みをカバーする

もちろん、本格的なインドカレーを提供するお店と定食屋のように気軽にパパッと食べられるカレーを提供するお店では、同じカレー屋といっても経営戦略は大きく異なります。
客単価を上げるための戦略が向いているのか、はたまた客単価は低いままでも原価を限りなく抑える工夫をするのか、理想のお店のスタイルを思い描きながら方針を決めていきましょう。

客観的にお店の特徴を知り、戦略を練ろう!

専門的な簿記や会計の知識がなくても客単価や原価率、回転率などをもとにこれから開業するカレー屋が収益を上げるためにはどうしたら良いかを考えてみましょう。
客単価が100円違うだけで、お店の滞在時間が10分短くなるだけで、カレー屋の収益は大きく変わるもの。客観的な視点で判断し、最適な戦略を見つけてみてください。

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