スモールスタートで農業を始める方法

スモールスタートで農業を始める方法

目次

  1. 農地を借りる
  2. 家庭菜園から始める
  3. レンタル農園を利用する
    1. 市民農園タイプ
    2. 農業体験農園タイプ
    3. 民間企業農園タイプ
  4. まとめ

農業をするためには、当然のことながら農地が必要です。それでは、土地を持っていない人、土地を借りたり購入したりする資金が乏しい人は、農業を始めることができないのでしょうか?

じつは、たとえ十分な資金があったとしても、いきなり大規模農場を営むというのは法律の規制があって難しいのです。それよりもおすすめなのが、誰でもトライできるスモールスタート。スモールスタートで就農する方法を紹介します。

農地を借りる

「農家一軒分の農地を借りるだけの資金がない……」という人でも「農地の一部を借りる」という方法があるのはご存じでしたか?場合によっては農機具もすべて借りることができるので、初期費用をかなり抑えることができます。

農地の一部を借りるには、農地中間管理機構、別名・農地バンクを利用するのもひとつの方法です。農地中間管理機構とは農林水産省が管轄する、農地を借りたい方、貸したい方をつなぐ組織になります。各都道府県に設置されていますが、随時、ホームページから最新情報をチェックできるので便利です。

ただし、たとえ一部であっても農地を借りる際には、法律によって農業委員会の許可を受けるよう定められている点に注意しましょう。必ず市町村に配置されている農業委員会に許可申請をするようにしてください。

家庭菜園から始める

家庭菜園と農家を区別するのは「年間売上が15万円以上あるかどうか」という点になります。つまり、毎月1~2万円の売上があれば農家と見なされるのです。単価の高い作物を消費者に直販すれば、達成できる売上ではありますが、初めて農業にチャレンジしようという人には難しいかもしれません。

注意したいのは売上から経費を引いたものが利益であるという点です。家庭菜園では利益度外視でより良い肥料、機械などを投入しがちですが、それではいつまでたっても趣味の域を出ないでしょう。農家として利益を上げるためには、今一度、経費をしっかりと見直し、できるだけコストカットする必要があります。

コストの中でも気をつけたいのが人件費です。家庭菜園では家族に無給で手伝ってもらっていたかもしれませんが、農家を営むならば、たとえ家族でもきちんと報酬を支払うようにしましょう。

レンタル農園を利用する

ここ数年、全国各地にレンタル農園が増えています。年会費を納めることで、小さく区切られた農園を自由に利用できることが特徴です。レンタル農園には大きく分けて次の3タイプがあります。

市民農園タイプ

地方公共団体、農業協同組合、農家が開設しています。年会費1万円前後とリーズナブルなお値段で15~30㎡ほどの農地を借りられますが、農機具貸し出し等のサービスはありません。

農業体験農園タイプ

農家が開設し、年会費3~5万円ほどで約30㎡を借りることができます。栽培法講習会、農機具貸し出し、種苗の用意などがあり、気軽に農業にトライしたい人に最適です。

民間企業農園タイプ

2010年ごろから屋上菜園など、民間企業によるレンタル農園が急増しています。草取り、害虫駆除、水やり代行、収穫野菜の宅配などもしてくれますが、5㎡で年会費10万円とコストは高めです。

まとめ

農家にでも生まれない限り就農するのは難しいと考えている人も多いかもしれません。しかし、レンタル農園などを賢く活用してスモールスタートを目指すならば、これまでサラリーマンだった人でも農家になるのは難しいことではないのです。

なかでもおすすめは農家が開設している農業体験農園タイプのレンタル農園です。栽培法講習会の参加費なども年会費に含まれているので、お金をかけずに農業の知識と技術をレベルアップできるでしょう。ぜひ、利用してみてはいかがでしょうか。

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